クリスマス目前の本日12月12日(木)に、主演の赤楚衛二、ヒロイン上白石萌歌による『366日』仕様のオリジナルクリスマスツリー点灯式と、赤楚・上白石に加え、中島裕翔(琉晴役)、玉城ティナ(香澄役)、新城毅彦監督の5名が登壇した完成披露舞台挨拶を開催いたしました。
点灯式では”湊と美海が同棲した東京の部屋”をモチーフに装飾されたオリジナルクリスマスツリーの前に赤楚と上白石が登場し、純愛を描いた本作ならではのロマンチックな世界観の中ツリーを点灯させ会場をさらに煌めかせました。さらに完成披露舞台挨拶では「大切な人と過ごす理想のクリスマス」についてのお話や、撮影現場エピソードなどについて明かし、華やかなイベントとなりました。
大勢の通行人が見守る中で行われたクリスマスツリー点灯式。ここ川崎は湊(赤楚)と美海(上白石)にとって印象的なシーンの撮影が行われた場所だけに「二人で手を繋いで歩くシーンを撮ったのを思い出した」と懐かしそうな赤楚は「周りに一般の方もいたので『不仲ごっこしない?』と話して、カットがかかった瞬間に手を離して『やめてよ』みたいな事をやっていました」と思い出し笑い。上白石も飲食店が多い事から「誰がコーヒーを買うのかを決めるコーヒーじゃんけんをしました」と楽しそうに報告し「で、私が負けて皆さんに奢ったという…」と苦笑だった。
二人の後ろにそびえるのは、劇中の湊と美海が一緒に暮らしていた部屋をモチーフにした『366』仕様のオリジナルクリスマスツリー。意外にも点灯式初体験という赤楚は上白石から「初の点灯式という事で緊張されている」と暴露されるも、二人でしっかりと点灯ボタンをスイッチオン!
ツリーの電飾に加えて、『366日』と書かれたロゴか可愛くピンクに輝く中で、赤楚は「今年初めてクリスマスを感じた!本当に幸せです!」とニッコニコで、上白石も「とても可愛い!素敵!」と声を弾ませて「私も今年で一番クリスマスを感じた瞬間でした」とうっとり目を細めていた。
会場を映画館に移して行われた完成披露舞台挨拶は満員御礼。主演の赤楚が「皆さんに楽しいトークをお届けしたい」と上映前の観客に呼び掛けると、上白石も「皆さんに作品を一層楽しんでいただけるよう我々もぽかぽかトークをしていきたい」と可愛い意気込み。すると赤楚は上白石のワードチョイスにハマったのか「公開まで一ヵ月切っていることもあり、胸がぽかぽかしています」とぽかぽかの心境を明かして、上白石から「ぽかぽかの使いまわしが!」と突っ込まれていた。
しかしそんな上白石も「本作はうるう年がキーワードですが、偶然にも赤楚さんの誕生日が3月1日で、私の誕生日が2月28日。我々の間に366日があるということで、御縁を感じています」と運命的な偶然を明かして「そんな作品をいち早く皆さんに観ていただけるということで…私も胸がぽかぽかしています」と早速使いまわしていた。
美海に恋心を抱きつつも優しく見守る幼馴染・嘉陽田琉晴役の中島は、赤楚との共演に「数少ない同年代の一人だった赤楚君とのお芝居は楽しかった。恋のライバル役なのに…複雑な気持ちだった」と笑うと、赤楚も「僕も同年代との芝居がなかなかないので、貴重でした。ただ共演シーンが少なかったので、最後の日はとてもお話をした」と嬉しそうで、中島は「時間を取り戻すかのように話しまくって、男同士の時間を楽しみました」と二人ともすっかり仲良しだった。
湊に想いを寄せながらも美海との恋を応援する大学の友人・望月香役の玉城は、物語の舞台の一つである沖縄出身!「映画のモチーフになっているHYさんの曲だったり、海の景色だったりを見て学生時代を思い出すような感覚がありました」と故郷を懐かしんでいた。
一方、新城監督は「湊が月で、美海が太陽でいて欲しい」というイメージで二人の恋模様を捉えていったという。すると赤楚は「太陽はあくまで湊の事。僕はむしろ火星くらいの存在」と謎の自己分析。中島から「どういう立ち位置!?」と問われると、赤楚は「太陽と月があって、よくわからないところに火星がある」と説明するも、謎は深まるばかりだった。
本作出演が縁で、赤楚と中島は一緒にHYのライブに足を運んだという。赤楚が「泣けるし笑えるところもあるしでグッと来た。温かい気持ちになりました。手を挙げるところがあって、二人して『はい!はい!』と手を挙げた」と振り返ると、中島は「大人気ない盛り上がり方をしていました」とライブ満喫を報告した。
一方、上白石は主題歌HY『恋をして』について「みんなの気持ちを代弁している曲で、聴いたときはこの曲に見合うお芝居をしなければと背筋が伸びる思いでした。この映画のアンサーソングだと思った」と感激。玉城も「上白石さんに完全に同意!映画を観た後に包み込んでくれるような曲です」とすっかりお気に入りの様子。
また、今回の完成披露試写会の応募の際に一般人から公募した「クリスマスや冬の恋」にまつわるエピソードを紹介するパートでは「意中の人にかわいいと褒めてもらえた」「クリスマスの日にやっと手を握ってくれ、嬉しさでイルミネーションが更に輝いて見えた」「イルミネーションを見ながらプロポーズされた」などの高レベルキュンキュン話に赤楚がキュン死。悶々としてうろつく赤楚に中島が「そんなにキュン少ないの、日常?」と心配すると、赤楚は「普段仕事をしていてキュンなんてあります!?ううう…苦しい」と笑わせた。
そんな中、目前に迫ったクリスマスにちなんで「大切な人と過ごす理想のクリスマス」をそれぞれ発表。赤楚は「バラ100本」といい「デートはどこでもいい。帰り際に忘れ物があると取りに戻って、バラ100本を取り出してのメリークリスマス!」と解説すると、中島からは「おお、これはドラマの見すぎかもしれないぞ!」とのツッコミが。他方、上白石は「あえてインドアゲーム三昧」といい、玉城も偶然「おうちでまったりクリスマスパーティー」と似た者同士だった。
一方、中島は「プレゼント交換」といい「毎年Hey! Say! JUMPでプレゼント交換する。今年は年末の自分たちのライブでのタイミングになりそう。今プレゼントを選んでいます」とワクワク顔。プレゼント交換はくじ引き形式だそうで「デビュー間もない頃はゲーム機やゲーム機の予備バッテリー、それから徐々にカタログや枕になった。ちなみに当たって一番嬉しくなかったのは八乙女(光)からもらった小さな置物!でも今思うとそれも面白い」と振り返っていた。
最後に新城監督は「HYさんの『366日』からインスパイアされた映画ですが、その曲を聴いたときと同じような気持ちになれるような作品になっていると自負しています。湊と美海のラブストーリーが軸ではありますが、様々な愛の形もあって人を愛する事の素敵さなどが描かれています。最終的にぽかぽかな温かい気持ちを持って帰っていただけたら嬉しいです」とアピール。
主演の赤楚も「登場人物全員が優しくて、その優しさゆえの切なさ苦しさ温かさを感じてもらいたいです。人を愛すること、想うことの素晴らしさが詰まっている作品です。366日と聴いたらHYさんの楽曲を思い出すと思いますが、また新たに心の中に映画『366日』が思い出として残ってもらえたら嬉しいです」と期待を込めていた。