HYの仲宗根泉による恋愛お悩み相談室付き映画『366日』試写会が12月27日、都内映画館で実施されました!
大みそかに行われる第75回NHK紅白歌合戦に出場予定のHY。12年ぶり3度目の紅白出場が控えているだけに、仲宗根は「紅白だけでも緊張で大変なのに…今日も仕事!」と苦笑いするも「でも私は相談に乗るのは好きなので、今日は仕事だとは思っていません」とやる気十分だった。
叶わぬ恋を歌った失恋ソング『366日』をはじめ、そのアンサーソングとしても話題の本作の主題歌『恋をして』の作詞作曲を手掛けた仲宗根。その『恋をして』について「自分の感情を大事にして私の気持ちそのままで書いたら、映像に合っていて良く出来過ぎていた。最初の歌詞も物語とリンクし過ぎていて…。自分、天才だ!と思った」と自画自賛し、観客の笑いを誘う場面も。
『恋をして』の曲想については「別れた人が大好きで、私を置いていかないでというのが『366日』という曲。そこから16年、時が経ったからこそ言えるありがとうの気持ちを書きました。別れてしまった二人だけれど、それでもよかったという曲にしたかった。『恋をして』は『366日』のアンサーソングでもあるので、その繋がりもスパイスとして残しました」と明かしていた。
参加者からの恋愛お悩み相談の一つ目は、「好きな人が出来たことがない」というもの。しかしその理由をよくよく聞いていくと、本作の主演・赤楚衛二の“推し活”に夢中だからという事が判明。「充実していて幸せ!」と言う相談者に仲宗根は「なんだ、この時間は!?」と笑い飛ばしながら「今は多様性の時代。一人で生きていったって良い。自分が良いと思う人生を生きたらいい」と背中を押していた。
また次の「望みが高くていい出会いがない」という相談には、「自分が60点の人間だと思うならば同じような60点の人間を探すべき。自分に自信がない60点人間なのに、相手に100点を求めるのはおかしい。たとえ最初の点数が低かったとしても、好きにさえなれば勝手に自分自身が相手のレベルを上げていく。30点、40点の中に原石があるかもしれないのに、その出会いを自分で潰している」と的確に指南し、場内からは感嘆の声が上がる。
家庭があるのに不倫に走りそうな女友達がいて、という相談には「子育てに一生懸命であれば他の男性に行く感情の隙間はないはず。それでも他の男性に行こうとする人は母親としての気持ちよりも女としての気持ちが強いから、不倫はダメだと言ってもする人はする」と分析しながら「そんな人にこの純愛映画を100回くらい観て欲しい!」と本作をPRしていた。
一方「好きな人と両想いになれないのではないか?」という不安で恋人を作れないという最後のお悩みには、「相手もいないのに心配するのは無意味。『愛されるのかな私…』と思う人は愛されない人間になる。『私ならば愛される!』という自信を持つ人は、そのキラキラを彼氏に見せる事が出来る。愛されたいのであれば、どう愛されるのかを逆算して考える。そのためにはいい女になれるよう日々努力するのが必要。まずは自分磨きをして、自分は100点だと思えるように頑張るのが良い」とアドバイスを送った。
恋愛相談を終えた仲宗根は「人を好きになれない、相手が欲しいのにいないという現代風な悩みが多いと感じた」と感想。改めて映画公開に向けて「この映画は楽曲からインスパイアされた映画ですが、制作の方々が『366日』の曲が出来るまでのエピソードや感情の細かい部分まで聞いて作ってくれました。恋愛や家族愛など私が皆さんに聴かせたかった想い以上のものが濃く映像にされているので、多くの方々に観ていただきたいです。そして主題歌『恋をして』も皆さんの力のお陰で素晴らしい曲に仕上がったので、映画と併せて観て聴いていただければ嬉しいです」とPRしていた。