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2月2日(日) 映画『366日』大ヒット御礼舞台挨拶 イベントレポート

2月2日(日)に、主演の赤楚衛二、ヒロインを演じた上白石萌歌が登壇する大ヒット御礼舞台挨拶を開催いたしました!満員の会場に登壇した赤楚衛二と上白石萌歌。この日、動員数100万人、興行収入が13億円を突破したことが司会より発表されると会場からは拍手や「おめでとう!」とう声が上がりました。

口コミをきっかけに大ヒットに繋がったこの現象について赤楚は「地元の友達からも色々な連絡が来ました。『すごい良かった』という連絡や5回観てくれたという友達もいて、広がりを肌でビシバシ感じています」と明かし、上白石も「疎遠になりがちだった高校時代の友達が観たよって連絡をくれたり、ついでに結婚の報告をもらったりとかして、すごくいろんな愛の連鎖みたいなものを感じて嬉しいですし、私の父は昨日4回目を観たそうです。愛ですね。」と話しました。

トークでは、SNSで多く上がっている“号泣ポイント”が発表され、2人は当時のエピソードなどを語りました。
1つめのセリフ「自分の好きなものを、忘れたら駄目だよ」について、赤楚は祖母役のきゃんひとみとの共演に触れ「このセリフがすごいいいよねって盛り上がった記憶があります。『なんて良いセリフなの』とテンション爆上がりなきゃんさんを見て、いいおばあちゃんだなと思いました。」とほっこりエピソードを明かしました。

2つめのセリフ「あんまり泣くと、干からびるぞー!」は、沖縄の海中道路を封鎖して撮影された上白石演じる美海と、中島裕翔演じる琉晴のシーンで登場するセリフ。上白石は自身のお気に入りでもあるこのシーンについて「数時間、沖縄の海中道路を封鎖してくださって。なかなかそんな経験ないじゃないですか、海と空の境目がほとんどないような場所をバイクに乗って風を切るという。台本を読んだ時に感情が追いつくだろうかと思っていたシーンだったんですが、景色の中に自分の身を置いただけでなんか泣けてくるような感じがあって、とても好きなシーンです。」と沖縄ロケーションの素晴らしさについて語りました。

赤楚も同じ海中道路で撮影された、ひとり自転車を漕ぐシーンが撮影最終日だったことを明かし「(自転車を漕ぐシーンを)何回戦もやったので、最終日だけスポコン映画を撮ってるのかなっていうくらい、必死に汗をかいて。血と汗と涙の結晶がこのシーンになっています」と話し、上白石から「血も流れたんだ」とツッコミを入れられる微笑ましい一面も。

3つめのポイントは「あなたを愛しています。365日じゃ足りないくらい。」という美海がMDに書き込んだ言葉。
上白石は「『366日』という映画を一言で表すならこの言葉だなと思いました。」と話しつつ、赤楚と上白石の誕生日が閏日の前後であることを、本作のオファーがあった際にプロデューサーにこの奇跡を伝えたと明かしました。
赤楚はプロデューサーからこのことを聞いたと言い「萌歌ちゃんのネタだったのか!」と驚きつつ、HYの『366日』が主題歌として使用されている映画『赤い糸』に出演した南沢奈央と溝端淳平の誕生日が366日違いだというダブルの奇跡があったことを披露しました。

最後の4つめのポイントは、美海が湊へ送ったMDに込められたメッセージ。このシーンはあえて台本を読まずに撮影に挑んだという赤楚。「本読みの段階で少し読んでしまってはいるんですが、絶対に生身一発で美海の言葉を感覚的に聞いてお芝居したいなと思いまして。撮影も東京編の終わりの時期で、湊としての思い出が積み重なった状態で撮影できたので、言葉のひとつひとつが刺さって泣いちゃいました。(陽葵役の)稲垣来泉ちゃんもすごい良い表情をしていて、2人に号泣でしたね。」と撮影時のエピソードを振り返りました。
このシーンを声録りの際に観たという上白石は「なんて素晴らしい表情なんだろう。果たして自分はそれに見合うお芝居ができたんだろうかと帰り道に落ち込むくらい、素晴らしい表情をされていて、きっとこの映画は大丈夫だなと確信しました。」と話すと赤楚も「(美海と)琉晴との病院のシーンは僕も落ち込むくらい素晴らしかったです。」と、互いに賛辞を贈り合いました。

イベントの最後には
上白石「皆さんと目を合わせ、気持ちを感じながら時間を過ごすことができてとっても嬉しかったです。公開からあと少しで1ヶ月経つんですが、公開当時には想像できなかったことが日々起こっていて、チームが一丸となって作った作品が皆様の心に届くという幸せを噛み締めています。先日、家の片付けをしていた時に『366日』の準備稿が出てきたんです。私は台本に色々書き込みながら読むのが好きなのですが、最後のページに「この映画、どんな映画になるのかな」という風に書いてあって、私はこの言葉を見た時に、この時の自分に感謝したいな、自分を誇れる感想を持ってもらっているよって、当時の自分に声をかけたくなるような気持ちになりました。それは本当に皆さんのおかげですし、皆様が素敵な心でキャッチしていただいているからこその今だなと思います。私は映画が大好きなので、この映画が長く長く皆さんの心に残って、沢山の方に観ていただけるような映画に、これからもなるといいなと思っています。

赤楚「本当に皆さんがこうやって何度も足を運んでくださったり、SNSや口コミで広がっていったというのが、僕の中では割と初めての感覚で不思議な気持ちにはなるんですが、HYさんの「366日」から始まって、その思いが繋がって、僕らもその「366日」の世界観で温かい優しい気持ちになれるような映画にしたいなという気持ちはすごくあったので、本当に皆様に観ていただいて温かい気持ちでいてくれたらすごく嬉しいです。とにかく皆さんに愛していただいて感謝だなと思っています。」と感謝を伝え、大盛況の中舞台挨拶は幕を閉じました。

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