第81回ゴールデングローブ賞歌曲賞 ノミネート 第73回ベルリン国際映画祭 オープニング作品

ピーター・ディンクレイジ マリサ・トメイ ヨアンナ・クーリク ブライアン・ダーシー・ジェームズ and アン・ハサウェイ

ニューヨーク。幸せそうな夫婦に訪れた、青天の霹靂!?愛犬の散歩から始まる、驚きと感動のハッピー・ストーリー!ニューヨーク。幸せそうな夫婦に訪れた、青天の霹靂!?愛犬の散歩から始まる、驚きと感動のハッピー・ストーリー!
著名人から絶賛コメント!
4.5(Fri)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
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INTRODUCTION

イントロダクション

ニューヨーク、幸せそうな夫婦に訪れた、青天の霹靂!?
すべては愛犬の散歩から始まった──
驚きと感動のハッピー・ストーリー!
ニューヨーク、幸せそうな夫婦に訪れた、青天の霹靂!?すべては愛犬の散歩から始まった──驚きと感動のハッピー・ストーリー!

ニューヨーク、ブルックリンに暮らす夫婦、パトリシアとスティーブン。人気精神科医の妻パトリシアは過剰なほど掃除が大好きな潔癖症。一方、著名な現代オペラ作曲家の夫スティーブンは、5年前から1曲も書けないという人生最大のスランプに陥っていた。ある日、妻兼主治医から、精神療法の一環として愛犬と行く当てのない散歩に送り出されたスティーブンは、とあるバーで船長をしているという、何から何までユニークな存在のカトリーナと出会う。彼女に誘われて船に乗り込んでみると、予想だにしない出来事に襲われ!? その想定外の出会いが、やがて夫婦の人生を劇的に変えてゆく──

アン・ハサウェイがプロデュース!
ロマコメの名匠と唯一無二のコラボレーション
アン・ハサウェイがプロデュース!ロマコメの名匠と唯一無二のコラボレーション

パトリシアを演じるのは、『プラダを着た悪魔』で全世界にその名を知られる大スターとなり、『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞®︎に輝いた実力と名声を兼ね備えた俳優、アン・ハサウェイ。本作の脚本に惚れ込み、出演すると共にプロデューサーも務めている。セレブな暮らしを送りながら修道女に憧れるアンビバレントなパトリシアの心情を、ユーモアをきかせて演じきった。

数々の作品を大ヒットへと導いてきたアン・ハサウェイがタッグを組んだ監督は、『50歳の恋愛白書』などを手掛けたロマコメの名匠レベッカ・ミラー。ピュリッツァー賞、トニー賞など栄えある賞を受賞したアメリカを代表する劇作家アーサー・ミラーを父に持ち、俳優、小説家、監督として才能を発揮してきた。そんなレベッカ・ミラーを深くリスペクトするアン・ハサウェイは、20年前にミラーの別の映画でオーディションを受けて採用されなかったという過去があり、本作で遂に夢を叶えた。

作曲家としての才能以外は欠点だらけだが、人間味あふれる言動を愛さずにはいられないスティーブンには、大旋風を巻き起こした大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」でゴールデングローブ賞と4度のエミー賞を受賞したピーター・ディンクレイジ。謎だらけだが不思議な魅力を放つカトリーナには、アカデミー賞®︎受賞俳優のマリサ・トメイ。近年では『スパイダーマン』の最新シリーズで、ピーター・パーカーのおばであるメイ・パーカーを演じて注目された。さらに、パトリシアの息子の恋人役で、オスカー俳優パトリシア・アークエットの娘ハーロウ・ジェーンが出演しているのも見逃せない。

楽界の天才により生まれた劇中歌
ブルックリンに鳴り響く、新感覚オペラ!
楽界の天才により生まれた劇中歌 ブルックリンに鳴り響く、新感覚オペラ!

本作の重要なモチーフとなる現代オペラなどの音楽を手掛けたのはグラミー賞を2度受賞した偉才、ブライス・デスナー。そしてロック界の重鎮、ブルース・スプリングスティーンが、この物語にインスパイアされて書き下ろした主題歌「Addicted to Romance」が、本年度ゴールデングローブ賞歌曲賞にノミネートされた。

舞台はアートとカルチャーの最先端の街、ニューヨーク、ブルックリン。レッドフックのウォーターフロント、高級住宅街として知られるブルックリン・ハイツのブラウンストーン、オペラシアターのユナイテッド・パレスなど、ブルックリンの素顔を『フランシス・ハ』や『レディ・バード』で絶賛された撮影監督のサム・レヴィが映し出す。

一見幸せそうな夫婦に訪れた突然の出会いが、それぞれの未来にもたらす、〈想定外の愛〉とは!? 時にドラマティックすぎるサプライズをくれる人生。その豊かさと可能性に胸が躍る、ハッピーな超話題作!

STORY

ストーリー

ニューヨーク、ブルックリンに暮らす夫婦、パトリシアとスティーブン。人気精神科医の妻パトリシアは掃除が大好きな潔癖症。一方、人気の現代オペラ作曲家の夫スティーブンは人生最大のスランプに陥っていた。ある日、愛犬と行く当てのない散歩に送り出されたスティーブンは、とあるバーでユニークな船長のカトリーナと出会う。彼女に誘われて船に乗り込んでみると、予想だにしない出来事に襲われ!?その想定外の出会いが、やがて夫婦の人生を劇的に変えてゆく──

STAFF

スタッフ

監督・脚本・プロデューサー

© Leo Veira

1962年9月15日、米コネチカット州ロックスベリー生まれ。アメリカを代表する劇作家アーサー・ミラーを父に持ち、夫は元俳優のダニエル・デイ=ルイス。イェール大学で絵画と文学を専攻。ドイツで数年を過ごした後、1987年にニューヨークのニュースクール大学で映画を専攻。卒業後は女優として舞台や映画で活躍していたが、1995年に監督デビューした『アンジェラ』で、サンダンス映画祭においてフィルムメーカーズ・トロフィーと撮影賞、ゴッサム賞でオープンパーム賞を受賞。その後『Personal Velocity:Three Portraits』(02・原題)でサンダンス映画祭審査委員大賞、撮影賞と、インディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞に輝いた。その他の監督作には『50歳の恋愛白書』(10)、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(15)、ドキュメンタリー映画『Arthur Miller: Writer』(17・原題)など。小説家としても活躍しており、本作の原案となった短編小説「She Came to Me」が収録されている「Total」を含む5冊の本を執筆している。

撮影監督

ブラウン大学で映画を専攻。パリのソルボンヌ大学に留学中、エリック・ロメール監督のレクチャーを受け、彼の映画撮影法に感銘を受けた。伝説的な撮影監督ハリス・サヴィデスの弟子としてキャリアをスタート。ニューヨーク・タイムズ紙で「21世紀のベスト25作品」のひとつに選ばれた、ケリー・ライカート監督の『ウェンディ&ルーシー』(08)で、撮影監督としての評価を得る。その後、ノア・バームバック監督の『フランシス・ハ』(12)、『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(14)、『ミストレス・アメリカ』(15)、レベッカ・ミラー監督の『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(15)、そしてアカデミー賞作品賞を含む5部門にノミネートされ、ゴールデングローブ賞作品賞を受賞したグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』(17)の撮影を手掛けた。プロデューサーと撮影監督を務めた『MAYDAY』(21・原題)は、ロンドンのレインダンス映画祭で最優秀撮影賞を受賞。また、スパイク・ジョーンズやジョナ・ヒル、カニエ・ウェスト、マーク・ロマネクなどのミュージックビデオやCMの撮影など活躍の場を広げている。

音楽

© Jens Koch

1976年米オハイオ州生まれ。クラシックの作曲家であり、ロックバンドのザ・ナショナルの創設メンバー。クラシック曲”Filament”とザ・ナショナルのアルバム”Sleep Well Beast”でグラミー賞を2度受賞している。映画音楽を手掛けた主な作品は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』(15)、『バルド、偽りの記録と一握りの真実』(22)、ワールド・サウンドトラック・アワードでディスカバリー・オブ・ザ・イヤーを受賞した『2人のローマ教皇』(19)、マイク・ミルズ監督の『カモン カモン』(21)、ジョー・ライト監督の『シラノ』(21)など。手掛けるクラシック楽曲はロンドンのフィルハーモニア管弦楽団、パリ管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団など世界中の楽団に演奏され、エサ=ペッカ・サロネン、グスターボ・ドゥダメルなど、一流指揮者から作品を委嘱、初演されている。作曲家のフィリップ・グラス、ポール・サイモン、トム・ヨーク、テイラー・スウィフトなど幅広いアーティストともコラボレーション。サンフランシスコ交響楽団の8人のコラボレーティブ・パートナーの一人であるほか、ロンドンのサウスバンク・センターとフランクフルト放送交響楽団のアーティスト・イン・レジデンスに参加している。ガーディアン誌に“ロックとクラシックの間を流動的に行き来する”と絶賛された、今日の音楽界で最も稀有な作曲家の一人。

主題歌「Addicted to Romance」

1949年9月23日、米ニュージャージー州ロングブランチ生まれ。米国のロック界を代表する重鎮、通称“ボス”として世界的な知名度を誇るシンガーソングライター。既発アルバムの全米トータル・セールス6400万枚は歴代15位、全世界トータル・アルバムセールスは1億2000万枚を突破するなど、数々の驚異的な記録を打ち立ててきた。1999年にロックの殿堂入り。映画音楽に関しては、1994年にジョナサン・デミ監督の『フィラデルフィア』(93)に主題歌として書き下ろした「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」で米アカデミー主題歌賞を受賞。2009年、ミッキー・ローク主演の『レスラー』に書き下ろした主題歌「ザ・レスラー」はゴールデングローブ賞歌曲賞を受賞。その他にも、グラミー賞20回、トニー賞特別賞、ケネディ・センター名誉賞を受賞、2013年ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤーに選出、2016年アメリカ文民最高位の勲章となる大統領自由勲章も受勲している。米国音楽界の最重要アーティストの一人。2023年にデビュー50周年を迎えた。

サウンドトラック情報

アーティスト:BRYCE DESSNER/ブライス・デスナー
タイトル:SHE CAME TO ME (ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK)/ブルックリンでオペラを(オリジナル・サウンドトラック)
品番:輸入盤 5419.768933
発売元:(株)ワーナーミュージック・ジャパン

CAST

キャスト

  • パトリシア/プロデューサー

    1982年11月12日、米ニューヨーク・ブルックリン生まれ。2008年、ジョナサン・デミ監督の『レイチェルの結婚』に出演し、米アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞にノミネート。さらに、米映画批評家協会賞、シカゴ映画批評家協会賞、放送映画批評家協会賞を受賞した。2012年、トム・フーパ―監督による『レ・ミゼラブル』で米アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞、英アカデミー賞の最優秀助演女優賞に輝いた。その他の出演作は『プラダを着た悪魔』(06)、『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(11)、『ダークナイト ライジング』(12)、『ブルックリンの恋人たち』(14)、『インターステラー』(14)、『マイ・インターン』(15)、『オーシャンズ8』(18) 、「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」(19)、『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』(20)など。女優だけでなく、近年はプロデューサーとしても多才ぶりを発揮している。2016年から国連女性機関の親善大使や、慢性疾患や生命に関わる病気に苦しむ小児患者のために、病院で映画上映を行う団体ロリポップ・シアター・ネットワークの訪問委員会のメンバーを務めている。
    20年前にレベッカ・ミラーの作品のオーディションに参加したが役を得られず、ミラー監督とは本作で念願叶っての初タッグとなった。

  • スティーブン

    1969年6月11日、米ニュージャージー州生まれ。ベニントン・カレッジで演技を学び、舞台俳優として活動を始める。トム・ディチロ監督の『リビング・イン・オブリビオン 悪夢の撮影日誌』(94)でスクリーンデビューを果たし、『The Station Agent』(03・原題)で全米映画俳優組合賞とインディペンデント・スピリット賞の主演男優賞にノミネートされる。人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(11-19)のティリオン・ラニスター役で大ブレイク。エミー賞助演男優賞4度受賞に加え、第69回ゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門で助演男優賞を受賞した。その他の出演作は『ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛』(08)、『X-MEN:フューチャー&パスト』(14)、『スリー・ビルボード』(17)、『パーフェクト・ケア』(20)、『シラノ』(21)、『ハンガー・ゲーム0』(23)など。

  • カトリーナ

    1964年12月4日、米ニューヨーク・ブルックリン生まれ。ボストン大学在学中に俳優デビュー。1984年、『フラミンゴキッド』で映画に初出演する。『いとこのビニー』(92)で主人公の恋人を熱演し、第65回米アカデミー助演女優賞を受賞。『忘れられない人』(93)で初主演、『サロメ』(03)ではタイトルロールを演じ、『イン・ザ・ベッドルーム』(01)、『レスラー』(08)では米アカデミー助演女優賞にノミネートされた。その他の出演映画は『ザ・ペーパー』(94)、『ミルドレッド』(96)、『ウェルカム・トゥ・サラエボ』(97)、『ハート・オブ・ウーマン』(00)、『その土曜日、7時58分』(07)、『ラブ・アゲイン』(11)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)、など。トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ホームカミング』(17)でピーター・パーカーの保護者であるメイおばさん役を演じ、以降も多数のマーベル作品で同役を演じる。舞台女優としても輝かしいキャリアを積んでおり、数多くのブロードウェイの舞台に出演。ニューヨークの劇団“ネイキッド・エンジェルズ”の創立メンバーでもある。

  • トレイ

    1968年6月29日、米ミシガン州生まれ。ノースウェスタン大学で演劇を学び、卒業後は舞台俳優として演劇やミュージカルの世界で活躍。「サムシング・ロッテン!」「シュレック・ザ・ミュージカル」「成功の甘き香り」の3作品でトニー賞にノミネートされた実績を持つ舞台俳優であり、映画とTVドラマにも多数出演している。米アカデミー作品賞受賞作『スポットライト 世紀のスクープ』(15)でメインキャストのひとりを演じ、全米映画俳優組合賞のキャスト賞を受賞。2023年には『The Cathedral』(原題)でインディペンデント・スピリット賞の助演俳優賞にノミネート。主な映画出演作は、『モリーズ・ゲーム』(17)や『ファースト・マン』(18)、『X-MEN:ダーク・フェニックス』(19)、スティーヴン・スピルバーグ監督によるリメイク版『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)など。

  • マグダレナ

    1982年6月24日、ポーランド・マウォポルスカ生まれ。子どもの頃から歌唱とピアノを学び、16歳のときにポーランドのアイドルオーディション番組に出演して注目を集める。クラクフのショパン音楽院初等科からルドウィク・ソルスキ演劇学校に進み、卒業後は女優や歌手としてマルチに活動。スクリーンデビュー作となったポーランド映画『Wednesday, Thursday Morning』(07・英題)の演技で高く評価され、パヴェウ・パヴリコフスキ監督の『イリュージョン』(11)、米アカデミー外国語映画賞受賞作『イーダ』(13)へ出演。米アカデミー賞3部門にノミネートされた同監督の『COLD WAR あの歌、2つの心』(18)ではヒロインを演じ歌唱も披露、ヨーロッパ映画賞女優賞等、多くの賞を受賞した。その他、アニエスカ・ホランド監督の『バンディット』(09)、アンヌ・フォンテーヌ監督の『夜明けの祈り』(16)など多数のヨーロッパ映画に出演。本作が本格的なハリウッド進出作となる。

第81回ゴールデングローブ賞歌曲賞 ノミネート 第73回ベルリン国際映画祭 オープニング作品
第31回エネルガ・カメリマージュ国際映画祭 クロージング作品 第47回サンパウロ国際映画祭 正式出品
第49回ドーヴィル・アメリカ映画祭 正式出品 第61回ウィーン国際映画祭 正式出品 第44回アスペン映画祭 オープニング作品
‟愛”で人がどう変わるかを描く、全く新しい作品 - IndieWire
アン・ハサウェイがリアルで、楽しくて、素晴らしい! - In Their Own League

簡単に捨てられないものばかりの大人だって、「変わる」と決めれば人生はどんどん変化していく。分岐点はいつも私たちの目の前にある。あとは、選ぶか選ばないかだけ。

ジェーン・スー (コラムニスト/ラジオパーソナリティー)

家族の形だって無限に変わって然るべきだ 非常識にも愛が宿れば物語になる
人生は観客のないミュージカルだもの

YOU (タレント)

ピーター・ディンクレイジの眼差しと仕草が、作品にリアリティーもたらし、ブルックリンが『愛』を包み込む!
エンドロールの余韻もめちゃくちゃ良かった!

光石研 (俳優)

先入観を持たないで、ぶつかり稽古のように対峙して、そう来たかとワクワクする、そんな映画の楽しみを存分に味わうことができた作品でした。

大九明子 (映画監督)

大人は自分の人生をコントロールできない!とばかりに右往左往する連中を絶妙な距離感で愛でる102分。確かにわれわれは昔思ったような大人になれなかったし、そこに若者が冷水を浴びせてくれる希望があるのも(大人の勝手だけど)正直ありがたいよ。

村山章 (映画ライター)

まるでスクリューボール・コメディの思考実験。呆気に取られるほど突飛なドタバタ劇は、複雑な今の世界像の圧縮を目指したものだろう。
ジョルジュ・ビゼーのオペラ「ハバネラ」(『カルメン』のアリア)から、ブルース・スプリングスティーンの新曲まで。音楽の使用領域がそのままこの映画の奇妙な幅だ。

森直人 (映画評論家)

かつて王道ロマコメで名を馳せたアン・ハサウェイがまさかそんなことに!?
培われてきた恋愛映画の作法や紋切型の展開をどこ吹く風と飛び超えていく奇想天外なシン・ロマコメ。愛の多様さは王道なんかじゃ収まらない。

ISO (ライター)

この映画を通してレベッカ・ミラー監督が試みようとしているのは「ロマンスの復権」であると考える。物語の推進力を担うのはマリサ・トメイ演じるカトリーナ。彼女が恋愛依存症をこじらせた曳船の船長であることは実に示唆的だ。

高橋芳朗 (音楽ジャーナリスト)

*順不同・敬称略