ムビチケ
ムビチケ
ムビチケ

INTRODUCTION

窪田正孝
安藤サクラ
妻夫木聡
平野啓一郎のベストセラー小説×世界が注目する鬼才・石川慶監督×日本映画界屈指のオールスターキャスト集結 芥川賞作家・平野啓一郎による、人間存在の根源を描き読売文学賞を受賞した小説「ある男」が、ついに映画化。監督を務めるのは、『愚行録』『蜜蜂と遠雷』などで数々の映画賞を受賞し、国内外から高い評価を得る石川慶。“ある男”の正体を追う主人公の弁護士・城戸を妻夫木聡が演じる。城戸に亡き夫の身元調査を依頼する里枝役に安藤サクラ。里枝の夫であり「大祐」として生きた“ある男”役に窪田正孝。さらに、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、そして柄本明ら日本を代表する豪華俳優陣が顔を揃えた。日本映画史に残る「愛」と「過去」をめぐる珠玉の感動ヒューマンミステリー誕生。

STORY

愛したはずの夫は、まったくの別人でした―― 弁護士の城戸は、依頼者の里枝から、亡くなった夫「大祐」の身元調査という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経て、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日彼が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。愛したはずの夫は、名前もわからないまったくの別人だったのだ‥‥。「大祐」として生きた「ある男」は、いったい誰だったのか。「ある男」の正体を追い“真実”に近づくにつれて、いつしか城戸の心に別人として生きた男への複雑な思いが生まれていく―――。なぜその男は、別人として生きたのか。弁護士・城戸がその真実に辿り着いたとき、必ず涙するあなたの亡くなったご主人をXと呼ぶことにします。

CAST

妻夫木聡
妻夫木聡
1980年生まれ、福岡県出身。『ウォーターボーイズ』(01/監督:矢口史靖)で映画初主演。同作で第25回日本アカデミー賞新人俳優賞と優秀主演男優賞を受賞。その後『悪人』(10/監督:李相日)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、李監督作『怒り』(16)で同賞最優秀助演男優賞、『浅田家!』(20/監督:中野量太)で同賞優秀助演男優賞など、数々の賞に輝く。2009年にはNHK 大河ドラマ「天地人」に主演。近年の主な映画出演作に『Red』(20/監督:三島有紀子)、『唐人街探偵 東京MISSION』(21/監督:チェン・スーチェン)など。石川慶監督作の映画作品は『愚行録』(17)に続いての参加。
安藤サクラ
安藤サクラ
1986年生まれ、東京都出身。2007年、奥田瑛二監督作『風の外側』で俳優デビュー。14年公開『百円の恋』(監督:武正晴)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞ほか数々の賞を受賞。18年にはカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得した『万引き家族』(18/監督:是枝裕和)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を再び受賞した。また、18~19年放送のNHK連続テレビ小説「まんぷく」ではヒロイン・福子役を務めた。ほか主な映画出演作に『0.5ミリ』(14/監督:安藤桃子)、『白河夜船』(15/監督:若木信吾)、『追憶』(17/監督:降旗康男)など。
窪田正孝
窪田正孝
1988年生まれ、神奈川県出身。2006年に俳優デビュー。12年に『ふがいない僕は空を見た』(監督:タナダユキ)などでヨコハマ映画祭最優秀新人賞、高崎映画祭最優秀助演男優賞を受賞。19年には、主演を務めた『初恋』(監督:三池崇史)がカンヌ国際映画祭監督週間に正式出品される快挙を果たした。20年にはNHK連続テレビ小説「エール」で主演を務めた。ほか主な映画出演作に『東京喰種 トーキョーグール』シリーズ(17、19/監督:萩原健太郎、川崎拓也、平牧和彦)、『映画 えんとつ町のプペル』(声の出演・20/監督:廣田裕介)、『決戦は日曜日』(22/監督:坂下雄一郎)TVドラマの映画化『劇場版ラジエーションハウス』(22/監督:鈴木雅之)など。
清野菜名
清野菜名
1994年生まれ、愛知県出身。2014年、映画『TOKYO TRIBE』(監督:園子温)でヒロインを演じ、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。15年には映画『東京無国籍少女』(監督:押井守)で長編映画初主演を務め、ジャパンアクションアワードのベストアクション女優賞を獲得。ほか主な映画出演作に『今日から俺は!!劇場版』(20/監督:福田雄一)、『キングダム2 遥かなる大地へ』(22/監督:佐藤信介)、『耳をすませば』(22/監督:平川雄一朗)など。
眞島秀和
眞島秀和
1976年生まれ、山形県出身。1999年、李相日監督作『青〜chong〜』の主演としてデビュー。映画・ドラマ・舞台などで活躍。NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(10)、TVドラマ「隣の家族は青く見える」(18)など多数の作品に出演。主な出演作に『愚行録』(17/監督:石川慶)、NHKTVドラマ「海の見える理髪店」(22)、『破戒』(22/監督:前田和男)など。
小籔千豊
小籔千豊
1973年生まれ、大阪府出身。2006年から吉本新喜劇の座長就任し、本年8月まで務めた。また、バンド「ジェニーハイ」のドラマーとして参加するなど、お笑い芸人としての活躍は多岐にわたる。2004年放送のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」にレギュラー出演するなど俳優として多数の話題作に出演。ほか主な出演作に『FLY!~平凡なキセキ~』(12/監督:近藤真広)、TVドラマ「陸王」(17)、「テセウスの船」(20)、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(20~21)など。
坂元愛登
坂元愛登
2009年生まれ、東京都出身。数百人のオーディションの中から大抜擢され、本作で映画デビュー。本作では里枝の息子という重要な役どころを演じた。今後の活躍が期待される新人俳優。
山口美也子
山口美也子
1952年生まれ、大阪府出身。82年には『さらば愛しき大地』(監督:柳町光男)でブルーリボン賞助演女優賞を受賞。ほか映画出演作に『サッド ヴァケイション』(07/監督:青山真治)、『しあわせのかおり』(08/監督:三原光尋)、『トルソ』(10/監督:山崎裕)、『デンデラ』(11/監督:天願大介)、『朱花の月』(11/監督:河瀨直美)、『くらげとあの娘』(14/監督:宮田宗吉)、『羊の木』(18/監督:吉田大八)など。
仲野太賀
仲野太賀
1993年生まれ、東京都出身。2006年に俳優デビュー。08年、『那須少年記』(監督:初山恭洋)で初主演を務める。21年公開の西川美和監督作『すばらしき世界』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。22年にはエランドール新人賞を獲得した。ほか主な映画出演作に『南瓜とマヨネーズ』(17/監督:冨永昌敬)、『泣く子はいねぇが』(20/監督:佐藤快磨)、『あの頃。』(21/監督:今泉力哉)など。
真木よう子
真木よう子
1982年生まれ、千葉県出身。2001年、『DRUG』(監督:菅原浩志)でデビュー。06年には『ベロニカは死ぬことにした』(監督:堀江慶)で初主演。『さよなら渓谷』(13/監督:大森立嗣)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『そして父になる』(13/監督:是枝裕和)で同賞最優秀助演女優賞をダブル受賞した。ほか主な映画出演作に『SP』シリーズ(10~11/監督:波多野貴文)、『孤狼の血』(18/監督:白石和彌)、『焼肉ドラゴン』(18/監督:鄭義信)など。
柄本明
柄本明
1948年生まれ、東京都出身。1976年、劇団東京乾電池を結成。座長を務める。98年公開『カンゾー先生』(監督:今村昌平)にて日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。以降、『悪人』(10/監督:李相日)で同賞最優秀助演男優賞を受賞するなど、数々の映画賞を受賞。近年の主な映画出演作に『ある船頭の話』(19/監督:オダギリジョー)、『燃えよ剣』(21/監督:原田眞人)、『流浪の月』(22/監督:李相日)など。
きたろう
きたろう
1948年生まれ、千葉県出身。
<主な出演作>
『南極料理人』(09/監督:沖田修一)、『忍びの国』(17/監督:中村義洋)、『ロマンスドール』(20/監督:タナダユキ)、『水曜日が消えた』(20/監督:吉野耕平)など。
カトウシンスケ
カトウシンスケ
1981年生まれ、東京都出身。
<主な出演作>
『ケンとカズ』(16/監督:小路紘史)、『誰かの花』(21/監督:奥田裕介)、『ツーアウトフルベース』(22/監督:藤澤浩和)など。
河合優実
河合優実
2000年生まれ、東京都出身。
<主な出演作>
『愛なのに』『女子高生に殺されたい』(22/監督:城定秀夫)、『PLAN 75』(22/監督:早川千絵)など。
でんでん
でんでん
1950年生まれ、福岡県出身。
<主な出演作>
『冷たい熱帯魚』(11/監督:園子温)、『あゝ、荒野 前篇・後篇』(17/監督:岸善幸)、『星屑の町』(20/監督:杉山泰一)など。

STAFF

監督・編集:石川 慶
監督・編集:石川 慶
1977年生まれ、愛知県出身。ポーランド国立映画大学で演出を学ぶ。2017年に公開した『愚行録』では、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたほか、新藤兼人賞銀賞、ヨコハマ映画祭、日本映画プロフェッショナル大賞では新人監督賞も受賞。恩田陸の傑作ベストセラーを実写映画化した音楽青春ドラマ『蜜蜂と遠雷』(19)では、毎日映画コンクール日本映画大賞、日本アカデミー賞優秀作品賞などを受賞。また、世界的SF作家ケン・リュウの原作を映画化した『Arc アーク』(21)や短編『点』(17)がある。
脚本
向井康介
1977年生まれ、徳島県出身。大阪芸術大学映像学科の卒業制作として作られた『どんてん生活』(01/監督:山下敦弘)に参加。その後も山下作品に参加し『ばかのハコ船』(03)『リアリズムの宿』(04)『リンダリンダリンダ』(05)『マイ・バック・ページ』(11)『もらとりあむタマ子』(13)『超能力研究部の3人』(14・共同執筆)『ハード・コア』(18)などを発表し、『松ヶ根乱射事件』(07)で菊島隆三賞を受賞。近年の主な脚本担当作は『聖の青春』(16/監督:森義隆)、『君が世界のはじまり』(20/監督:ふくだももこ)、『マイ・ブロークン・マリコ』(22/監督:タナダユキ)など。石川慶監督とは『愚行録』(17)以来のタッグ。
撮影
近藤龍人
1976年生まれ、愛知県出身。是枝裕和監督作『万引き家族』(18)で日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞。毎日映画コンクール撮影賞を受賞した『海炭市叙景』(11)や『私の男』(14)『武曲 MUKOKU』(17)などの熊切和嘉監督作品、『天然コケッコー』(07)『マイ・バック・ページ』(11)『オーバー・フェンス』(16)などの山下敦弘監督作品で知られる。近年の作品に『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19/監督:蜷川実花)、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(19/監督:箱田優子)、『おらおらでひとりいぐも』(20/監督:沖田修一)、『名も無き世界のエンドロール』(21/監督:佐藤祐市)などがある。
照明
宗賢次郎
<主な担当作品>
『散り椿』(18/監督:木村大作)、『蜜蜂と遠雷』(19/監督:石川慶)、『すばらしき世界』(21/監督:西川美和)など。
美術
我妻弘之
<主な担当作品>
『舟を編む』(13/監督:石井裕也)、『蜜蜂と遠雷』(19/監督:石川慶)、『ミッドナイトスワン』(20/監督:内田英治)など。
録音
小川武
<主な担当作品>
『松ヶ根乱射事件』(07/監督:山下敦弘)、『恋人たち』(15/監督:橋口亮輔)、『マイ・ブロークン・マリコ』(22/監督:タナダユキ)など。
装飾
森公美
<主な担当作品>
『いなくなれ、群青』(19/監督:柳明菜)、『見えない目撃者』(19/監督:森淳一)、『くれなずめ』(21/監督:松居大悟)など。
スタイリスト
高橋さやか
<主な担当作品>
『彼女がその名を知らない鳥たち』(17/白石和彌)、『蜜蜂と遠雷』(19/監督:石川慶)、『母性』(22/監督:廣木隆一)など。
ヘアメイク
酒井夢月
<主な担当作品>
『万引き家族』(18/監督:是枝裕和)、『蜜蜂と遠雷』(19/監督:石川慶)、『すばらしき世界』(21/監督:西川美和)など。
音響効果
中村佳央
<主な担当作品>
『四十九日のレシピ』(13/監督:タナダユキ)、『かぞくわり』(19/監督:塩崎祥平)、『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』(19/監督:小林聖太郎)など。

ORIGINAL

原作:平野啓一郎
©ogata_photo
原作:平野啓一郎
1975年生まれ、愛知県出身。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2019年には『マチネの終わりに』が映画化。『ある男』は『マチネの終わりに』の後継作品として発表された作品であり、読売文学賞を受賞するなど平野啓一郎の新たな代表作との呼び声が高く、現在は累計28万部を超えるベストセラーとなっている。

MUSIC

音楽:Cicada
音楽:Cicada
Cicadaは、 2009年結成のヴァイオリン、チェロ、ギター、ピアノから成る台湾の室内楽アンサンブル。姿は見えなくとも、その音で存在が意識される蝉が、グループ名の由来である。台湾の海岸などの自然や、海の生物、山をテーマにアルバムをリリースし、2022年リリースのシングル「Seeking the sources of Streams」は、台湾の中央山脈を彼らが実際に旅をして制作されている。