劇伴は、監督の希望で、ソウル・ファンク系のテーマ曲をグランド・ファンクチームの後関好宏と會田茂一に、二宮の心情につけるための弦パートを、きだしゅんすけに依頼した。また、原作で桑原がカラオケで英語の歌を歌う描写を踏まえ、小林監督は桑原が好きな歌を、脚本を作りながら聞いていたManhattansの「There's no me without you」に設定した。その理由を、「夜がないと星は見えない、悪がないと善は存在しないという歌詞の内容が、この映画全体を示すことになっているから」と説明する。実はカラオケにほとんど行ったことがない佐々木は、カラオケで歌う特訓をしてから撮影に挑んだそうだ。これもまた注目シーンの一つとなっている。