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主題歌をフィーチャーした「主題歌特別映像」が解禁!

この作品をエモーショナルに彩るサザンオールスターズの主題歌「暮れゆく街のふたり」。映画のエンドロールでのみ流れる予定だったが、この楽曲をめぐる新展開が明らかになった。

なんと、桑田佳祐が本作のために“口笛バージョン”を新たに録音!この映画だけの特別バージョンが本編の重要なシーンに劇中曲として流れることが決定!
桑田佳祐が主題歌を映画の劇中曲として特別アレンジすることは、今回が初!また、主題歌「暮れゆく街のふたり」をフィーチャーした「主題歌特別映像」もこのたび解禁となる。

昨年、映画『盤上の向日葵』の製作陣は「切なさや哀しさ、愚かさも含め、必死に生きていく人間たちへの応援歌がほしい」と、この物語の主題歌をサザンオールスターズに依頼。完成直前の本編を見た桑田佳祐は楽曲提供を快諾し、最新オリジナル・アルバム「THANK YOU SO MUCH」のために制作を進めていた楽曲のひとつ「暮れゆく街のふたり」を「主題歌にしていただくのはどうか?」と提案。人間の情念を支える力強い声と、ドラマ性に満ちた楽曲の世界は、物語のラストシーンからエンドロールに寄り添い、映画の内容と余韻を深める印象的な主題歌として本編の締めにピッタリとはまった。

だが、熊澤尚人監督やプロデューサー陣の仕事は、ここで終わりではなかった。
「暮れゆく街のふたり」の作詞・作曲をした桑田佳祐が、楽曲制作に着手した当初、“仮歌”として歌ではなく口笛を吹き込んでいた、という裏話を聞いた製作陣は、主題歌チームと相談しつつ、「口笛を本編に活かすことは出来ないか?」と、完成させたばかりの映画を編集し直すことを決断する。

物語の中盤、生き方を模索していた主人公・桂介が、故郷にも通ずるような向日葵畑で亡くなった母を思い出す。ふと現実に立ち戻ると、そこには別の女性の姿が。
それが農園で働く奈津子(土屋太鳳)との、そして新しい生き方との出会いだった・・・という大事なシーンを再編集。
当初は無かった映像を織り交ぜ、“口笛バージョン”を流すという構成を相談したところ、桑田もこの再編集版に賛同。全国ツアー中に“口笛バージョン”を改めて録音し、新たに映画のためだけの特別バージョンを完成させた。

桑田佳祐はかつて、自身が監督した作品である『稲村ジェーン』(90/監督:桑田佳祐)で映画の劇伴を手掛けたことがあるが、今回の“口笛バージョン”のように主題歌として提供した楽曲を、映画の劇中曲として特別にアレンジすることは初となる。
桑田と映画製作チームの“セッション”ともいうべき異例の展開が、スペシャルな<映画用オリジナルバージョン>を生むこととなった。

桑田佳祐は「仮歌を口笛でやっていて、これがいいという話になりまして、ツアー中に口笛を入れ直しましたんですよ。それが向日葵畑のシーンで使われることになりました」と、自身のラジオ番組で経緯を語りつつ「またあらためて、劇場で観ようと思います」と自らの言葉でリスナーたちに向けて、完成版への大きな期待をにじませた。

熊澤尚人監督は「このように別バージョンの楽曲を特別に作っていただけることは、普通はないとのこと。映画の中でポイントになる、主人公の決断をこの曲で盛り上げることができたのは、大変嬉しいことでした」と感激を隠さない。
桑田佳祐による“口笛バージョン”の映画用オリジナル楽曲が流れる「向日葵畑」の場面にぜひご期待ください。

劇中曲の発表と共に解禁となったのは「主題歌特別劇映像」。サザンオールスターズによる主題歌はもちろん、実力派の豪華俳優陣が集結した本作。解禁された「主題歌特別映像」には初公開となる場面が印象的に盛り込まれている。

貧しいながらも優しかったころの父との思い出、辛く孤独な少年時代に、将棋だけではなく人のぬくもりを教えてくれた恩師との日々。そして東明に連れて行かれた雪深い東北地方への旅打ち。盤上に現金が飛び交う真剣師たちの息詰まる戦いに引き込まれる桂介。死体とともに発掘された将棋の駒「菊水月」の謎を追う刑事たちの姿。桂介を案じ、思い悩む奈津子の姿ー。

さまざまな出会いと別れを経た桂介が、人生を賭けたタイトル戦へと踏み出していく決意の眼差し。桂介をめぐる光と闇の物語を、切なさと温かさに満ちた桑田佳祐の歌声が包み込み、「何があっても生き切るんだ!」というメッセージを力強く伝える2分間の映像となっている。

また、解禁となった「主題歌特別映像」を60秒にカットダウンしたものが、10月3日(金)から 10月30日(金)まで、全国のSMT系映画館で全スクリーンの幕間映像として流れることになっている。

熊澤監督のコメント
主題歌をサザンオールスターズさんにお願いできるかも?という事になり、映画を観ていただいたところ大変気に入っていただけ、桑田さんが主題歌と、その口笛バージョンを作ってくれました。こんな素晴らしい口笛バージョンがあるなら、映画に生かそうと編集をやり直し、桂介が向日葵畑を通り、昔を懐かしみ、母を思い出す箇所に、口笛バージョンが流れる構成でお見せしたら、桑田さんにも大変喜んでいただけました。このように別バージョンの楽曲を特別に作っていただけることは、普通はないとのこと。
映画の中でポイントになる、主人公の決断をこの曲で盛り上げることができたのは、大変嬉しいことでした。

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