魂の歌声は、 誰にも止められない。
伝説の《衝撃作》が鮮やかに4Kで甦る。
最後の劇場ロードショー!
セルマは踊る 暗闇の中で
セルマは歌う 心の底から
セルマは祈る 息子ジーンのために
第73回アカデミー賞 主題歌賞ノミネート 第53回カンヌ国際映画祭 パルムドール(最高賞)&主演女優賞(ビョーク)受賞 第58回ゴールデングローブ賞 最優秀主演女優賞&最優秀主題歌賞ノミネート

映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク4Kデジタルリマスター版』

2000年/デンマーク/英語・チェコ語/カラー/スコープ/140分/ドルビーデジタル、原題:Dancer in the Dark 日本語字幕:石田泰子 配給:松竹
12/10(金)より新宿ピカデリー、12/24(金)よりBunkamuraル・シネマにて《限定上映》ほか全国順次公開

イントロダクション

INTRODUCTION

映画史に残る賛否両論の衝撃作が、21年の時を経て4Kで甦る。

“映像の革命児”ラース・フォン・トリアーד世界の歌姫”ビョーク

ふたつの斬新な才能が生み出した感動大作が、ついに最後の劇場上映

2000年のカンヌ国際映画祭で1本の映画が全世界を震撼させた。ラース・フォン・トリアー監督とビョークという驚異のコラボレーションが生み出した『ダンサー・イン・ザ・ダーク』だ。 その衝撃は世界中の観客を驚きと熱狂、感動のるつぼへと巻き込んだ。日本でも瞬く間に評判が広まり、興行収入24.2億円という大ヒットを記録。 未だ嘗てないエモーショナルな感動作が今回、21年の時を経て最新の技術で修正された。劇場に響き渡るビョークの魂の歌声は色褪せることなく、当時の衝撃が脳裏によみがえる。 2022年6月に国内上映権が終了するため、今回が最後の劇場ロードショーとなる。

ストーリー

STORY

チェコからアメリカにやってきたセルマは女手一つで息子を育てながら、工場で働いている。 セルマを母のように見守る年上の親友キャシー、何かにつけ息子の面倒をみてくれる隣人のビルとその妻リンダ、セルマに静かに思いを寄せるジェフ。 様々な愛に支えられながらもセルマには誰にも言えない悲しい秘密があった。病のために視力を失いつつあり、手術を受けない限りは息子も同じ運命を辿るのだ。 愛する息子に手術を受けさせたいと懸命に働くセルマ。しかしある日、大事な手術代が盗まれ、運命は思いもかけないフィナーレへと彼女を導いていく…。

スタッフ

STAFF PROFILE

監督・脚本・カメラオペレーター

1956年4月30日生まれ。1996年『奇跡の海』で、カンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞した他、全米批評家協会最優秀作品賞、セザール賞最優秀外国映画賞、ヨーロッパ・フィルム・アカデミー賞(フェリックス賞)最優秀監督賞など多数の賞を受賞。 ヨーロッパのみならず世界で最も才能豊かな監督の一人として広く認められた。そして記念すべき2000年のカンヌ国際映画祭で『ダンサー・イン・ザ・ダーク』がパルムドール(最高賞)とビョークの主演女優賞という栄えある2冠に輝き、その地位を不動のものとした。 2003年には主演のニコール・キッドマンを筆頭に新旧の豪華キャストが集結した悲喜劇『ドッグヴィル』を公開。 数々の輝かしい受賞歴を誇る一方、『アンチクライスト』(09)や『ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2』(13)などあらゆるタブーに大胆に切り込み、観る者を挑発するかのような過激な作風で常に物議を醸し、映画ファンを魅了し続けている。 最新作は第71回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に出品し、その賛否両論な内容が話題を呼んだ『ハウス・ジャック・ビルト』(18)。

FILMOGRAPHY

1984
エレメント・オブ・クライム
1987
エピデミック~伝染病
1991
ヨーロッパ
1996
奇跡の海
1998
イディオッツ
2000
ダンサー・イン・ザ・ダーク
2003
ドッグヴィル
2005
マンダレイ
2006
ボス・オブ・イット・オール
2009
アンチクライスト
2011
メランコリア
2013
ニンフォマニアックVol.1/Vol.2
2018
ハウス・ジャック・ビルト

撮影監督

1940年オランダ領キュラソー島生まれ。アムステルダムのダッチ・フィルム・アカデミーで学び、ジュラルド・バンデンバーグのアシスタントを経て、著名な撮影監督として知られている。 ヴィム・ヴェンダース監督と組んだ1969年の『都市の夏』に始まり、『都会のアリス』(74)、『さすらい』(76)、『アメリカの友人』(77)、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『パリ・テキサス』(84)、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(99)(アムステルダム部分)で国際的な名声を確立する。 その他にも、サリー・ポッター監督『タンゴレッスン』(97)、バル・シュレデール監督『バーフライ』(87)、アレックス・コックス監督『レポマン』(84)、ウィリアム・フリードキン監督『LA大捜査線 狼たちの街』(85)、 アンジェイ・ワイダ監督『コルチャック先生』(90)、ジョン・マクノートン監督『恋に落ちたら・・・』(93)、ミケランジェロ・アントニオーニ監督『愛のめぐりあい』(95)など、名だたる監督作品の撮影監督を務めた。 ジム・ジャームッシュ監督とは『ダウン・バイ・ロー』(86)、『ミステリー・トレイン』(89)、『デッドマン』(95)、『ゴースト・ドッグ』(99)、『コーヒー&シガレッツ』(03)と多くの作品を一緒に手がけている。 ラース・フォン・トリアー監督と初めて組んだ『奇跡の海』で、1996年ニューヨーク映画批評家協会及び全米映画批評家協会撮影賞を受賞した。

振付

マイケル・ジャクソンの「Blood on the Dance Floor」(監督・振付)、「The Way You Make Me Feel」(共同監督)、「Black or White」(振付)、「Smooth Criminal」(振付)、 マドンナの「ホリデー」「エクスプレス・ユアセルフ」「ライク・ア・ヴァージン」など数多くのミュージック・クリップの振付を担当する、 有名振付師。マドンナの“ブロンド・アンビション”ツアー、アカデミー賞授賞式、MTVミュージック・アワード授賞式の際の振付、マイケル・ジャクソンの“バッド”ツアーやMTV10周年記念式の際の振付、 1988年グラミー賞授賞式の振付も担当した。映画では『エビータ』(96)、『バードケージ』(96)、『クローサー』(04)などの振り付けを担当。 舞台では、トニー賞にノミネートされたミュージカル「蜘蛛女のキス」(ハロルド・プリンス演出)の振付を担当。自身が演出した舞台「Gangsta Love」でドラマローグ・アワード最優秀監督賞を受賞している。 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』では7つのミュージカル・シーンの振付とダンス監督を担当するほかに、地方劇団の演出家・サミュエル役として出演している。

美術

ノルウェー出身。『奇跡の海』でダニッシュ・フィルム・アカデミー・アワードに輝いた。北欧映画・テレビにおいて美術および衣装デザイナーとして活躍。 ミュージック・ビデオやコマーシャルも手掛けている。 映画では『ジャンク・メール』(96)、『K19』(02)、『ハート・ロッカー』(08)、『アンチクライスト』(09)、『コン・ティキ』(12)などの美術を手掛けている。

製作

1975年から映画製作に携わる。ペア・キケルビーやアスガー・ヨルンなどの短編映画やドキュメンタリーを製作する。 1998年からはヨーロピアン・フィルム・アカデミーで委員を務めている。ラース・フォン・トリアー監督作品『奇跡の海』(96)、『イディオッツ』(98)を製作。その他、ビル・アウグスト監督“In My Life”(英題・78), ガブリエル・アクセル監督“Christian”(英題・89), ヨルゲン・レス監督“Haiti Express”(英題・83)と“Notes of Love”(英題・89)、スサンネ・ビア監督“Family Matters”(英題・93)を手掛ける。 近年手掛けた作品はクリスチャン・レヴリング監督『キング・イズ・アライヴ』(00)がある。

衣装デザイン

ラース・フォン・トリアー監督とは彼の短編映画“Befrielsesbilleder”(原題・82)で初めてタッグを組む。 以来、『エレメント・オブ・クライム』(84)、『ヨーロッパ』(91)、『奇跡の海』(96)、『ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2』(13)など、多数のラース・フォン・トリアー監督作品で衣装デザインを担当。 その他にも多くの北欧映画で衣装デザインを担当している。近年の作品には『偽りなきもの』(12)、『コールド・アンド・ファイヤー 凍土を覆う戦火』(14)、『ハウス・ジャック・ビルト』(18)、『アナザー・ラウンド』(20)がある。

キャスト

CAST PROFILE

BJÖRK

セルマ

1965年11月21日アイスランドのレイキャビック生まれ。77年、11歳の時にレコード契約し、アルバム「ビョーク」を発売。 カバー曲やアイスランドの童謡を収めたこのアルバムはアイスランドでプラチナ・アルバムとなった。86年にシュガーキューブスを結成。 3枚のアルバムを発表し、300万枚以上のアルバム・セールスを記録する国際的成功をおさめたが、91年U2とのワールド・ツアーを最後に解散。 92年には惜しまれながら完全に活動を停止した。93年に発表したソロ・アルバム「デビュー」は全世界で絶賛され、250万枚のセールスを記録した。 95年に「ポスト」、97年に「ホモジェニック」、2000年代に入っても01年に「ヴェスパタイン」、04年に「メダラ」、07年に「ヴォルタ」、11年に「バイオフィリア」、 15年に「ヴァルニキュラ」、17年に「ユートピア」と唯一無二なアルバムを発表し続け、独創的で革新的な国際派アーティストとしての地位をゆるぎないものにした。
ビョークの類希な存在感は世界中の才能から熱い注目を集め、ミシェル・ゴンドリー監督、スパイク・ジョーンズ監督、クリス・カニングハム監督らと手掛けたビデオクリップはビジュアル・アートとして高い評価を獲得。 2004年にはアテネオリンピックの閉会式で圧巻のパフォーマンスをみせて世界的に話題に。また2015年にはニューヨーク近代美術館でビョークの回顧展が開催された。

2021年10月から、コロナ禍で延期になっていたアイスランドの女性や移民支援のチャリティーを目的としたコンサート“Björk Orkestral”をオンライン配信で実施。 ロバート・エガース監督の最新作“THE NORTHMAN”(原題)に15年ぶりに映画出演することも発表されている。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』では当初音楽の作曲・プロデュースのみを担当する予定だったが、ラース・フォン・トリアー監督の熱烈な申し出により、主人公・セルマ役を演じることを引き受けた。

CATHERINE DENEUVE

キャシー

1943年10月22日、フランス・パリ生まれ。両親と姉フランソワーズ・ドルレアックも俳優という芸能一家に育つ。 10代の頃から端役で映画に出演。64年にジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』で一躍大スターに。 その後ロマン・ポランスキー監督の『反撥』(65)ルイス・ブニュエル監督の『昼顔』(67)、『哀しみのトリスターナ』(70)などで独特の妖艶な魅力を発揮。数々の名作に出演してフランスを代表する大女優となる。 『終電車』(80)、『インドシナ』(92)でセザール賞主演女優賞を2度受賞。98年に『ヴァンドーム広場』でベネチア国際映画祭主演女優賞を獲得した。 2002年のフランソワ・オゾン監督の『8人のおんなたち』ではベルリン国際映画祭の銀熊賞とヨーロッパ映画賞女優賞を受賞。その後も『しあわせの雨傘』(10)、『ルージュの手紙』(17)などに出演。 近年では、主演を務めた是枝裕和監督の『真実』(19)が第71回カンヌ国際映画祭にて最高賞にあたるパルムドールを受賞。これまでの出演作は100本以上に及び、名実ともに世界的大女優として君臨する。
本作にはラース・フォン・トリアー監督に自ら手紙で出演の申し入れをした。この申し入れに監督は黒人のアメリカ人女性という設定だったキャシー役をフランス人女優にあうように書き直し、二つ返事でキャストに迎え入れた。

DAVID MORSE

ビル

1953年10月11日、アメリカ・マサチューセッツ州ハミルトン生まれ。71年からボストン・レパートリー・シアターで6年間演技を学んだ後、拠点をニューヨークに移して舞台・TVに出演。 82年からTVシリーズ「セント・エルスウェア」に6シーズンレギュラー出演、87年にはTVシリーズ「Friday the 13th」で自ら演出も手掛けている。 映画デビューは80年の『サンフランシスコ物語』。90年の『逃亡者』以降は映画を中心に活躍している。主な出演作に『交渉人』(98)、『グリーンマイル』(99)、『パッセンジャーズ』(08)、 『ハート・ロッカー』(08)、『ワールド・ウォー Z』(12)、『コンカッション』(15)などがある。

PETER STORMARE

ジェフ

1953年8月27日、スウェーデン・ハルシングランドのアルブラ生まれ。スウェーデンの王立劇場に11年間所属。 イングマール・ベルイマン演出の「リア王」「ハムレット」など数多くの舞台に出演。 1990年には東京グローブ座の芸術監督補に就任し、上杉祥三主演の「ハムレット」など多数のシェイクスピア作品の演出も手掛けている。 1990年『レナードの朝』に出演以来ハリウッドでのキャリアを順調に伸ばし、『ファーゴ』(96)、『ロストワールド/ジュラシックパーク2』(97)、『マイノリティ・リポート』(02)、 『ブラザーズ・グリム』(05)、『ラストスタンド』(13)、『ジョン・ウィック チャプター2』(17)、などで個性派のバイプレイヤーとして活躍する。 現在はハリウッドと母国スウェーデンの両方で活動している。

JOEL GREY

オールドリッチ・ノヴィ

1932年4月11日、アメリカのオハイオ州出身。ミュージシャンの父を持ち、幼少期には子供の演劇クラブに所属、9歳で初舞台に立つ。 映画『キャバレー』(72・ボブ・フォッシー監督)での演技が高く評価され、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞した。 ガイ・ハミルトン監督『レモ 第1の挑戦』(85)で再びゴールデングローブ賞にノミネート。 他の出演作にロバート・アルトマン監督『ビッグ・アメリカン』(76)、ハーバート・ロス監督『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』(76) デビッド・ジョーンズ監督『クリスマス・キャロル』(93)など。 映画の他に舞台やテレビ番組にも多数出演。ミュージカル「シカゴ」(原題)ではドラマ・デスク・アワード、アウター・クリティクス・サークル賞を受賞。 「キャバレー 20周年記念」と「ノ-マル・ハート」でドラマ・デスク・アワードにノミネート、また「グランド・ツアー」、“Goodtime Charley”(原題)、“George M!”(原題)でトニー賞にノミネートされ、 「キャバレー」でトニー賞を受賞している。娘のジェニファー・グレイも女優として活躍。

JEAN-MARC BARR

ノーマン

1960年9月27日、ドイツのラインラント=プファルツ州ビットブルク出身。フランスとアメリカ国籍を持つ。 ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で学び、ピーター・ホール演出“Orpheus Descending”でヴァネッサ・レッドグレーヴと共演し、ウェスト・エンドデビューを果たす。 リュック・ベッソン監督『グラン・ブルー』の主人公ジャック・マイヨール役で一躍有名になり、国際的俳優の仲間入りを果たす。 主な出演作にジョン・ブアマン監督『戦場の小さな天使たち』(87)、ルイス・プエンソ監督『プレイグ』(92)、ニコール・ガルシア監督“Le Fils préféré”(原題・94)、 セミフ・カプランオール監督『グレイン』(17)がある。ラース・フォン・トリアー監督作品には『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00)以前に『ヨーロッパ』(91)、『奇跡の海』(96)に出演しており、 その後も『ドッグヴィル』(03)、『マンダレイ』(05)、『ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2』(13)に出演。 監督としても活躍しており、代表作に『ラヴァーズ』(99)、『SEX:EL』(00)、『アメリカン・トランスレーション 二十歳の共犯』(11)、『告白 ファミリーレポート』(12)などがある。

CARA SEYMOUR

リンダ

1964年1月6日、イギリス・エセックス生まれ。映画出演作品はノーラ・エフロン監督『ユー・ガット・メール』(98)、クリスチャン・ベール主演の『アメリカン・サイコ』(00)、 スパイク・ジョーンズ監督『アダプテーション』(02) 、マーティン・スコセッシ監督『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)、ロネ・シェルフィグ監督『17歳の肖像』(09)など。

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