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8/2(日)完成披露試写会イベント レポート

8月2日(日)丸の内ピカデリーにて映画『白鳥とコウモリ』完成披露試写会が開催!

W主演を務める松村北斗さん今田美桜さんをはじめ、柄本佑さん前原滉さん中村芝翫さん井川遥さん三浦友和さん、そして岸善幸監督が登壇。本作を初めて観客へ届ける喜びや撮影時のエピソード、作品に込めた思いをたっぷりと語っていただきました。

完成披露試写会に先駆けて、本作の世界観を表現したオープニングセレモニーを実施。松村北斗さんを筆頭に、エスカレーターからキャストと監督がドラマチックに登場。
観客の皆さんへ一人ずつご挨拶したあとは、映画の完成を記念した特別演出も。白鳥とコウモリの羽ばたきの音を合図に、黒と白の羽が一斉に舞い上がり、黒い舞台が光とともに白く染まると、会場は“白と黒”のコントラストで包まれました。
そしてオープニングセレモニーの最後には岸監督と主演の松村さん、今田さんから本作の完成を迎えた思いとともに原作者・東野圭吾さんへの思いが語られました。

岸善幸監督:
「東野先生が『白鳥とコウモリ』で描かれたのは、人間の複雑な感情や、生きることの悲しさ、厳しさ、そして生きるために必要な希望だと思います。ミステリーとして斬新な設定がありながら、その本質は人間ドラマを描くことにある。その思いを大切に、スタッフ、キャストの皆さんと話し合いながら作ってきました」

今田美桜さん:
「拭いきれない疑問を前に、様々な思いと葛藤を抱えながらも、強く真実を追い求める姿に、とても心を動かされました。東野圭吾先生の極上のミステリーを、『白鳥とコウモリ』出演者の一人として、大切に届けてまいりたいと思います」

松村北斗さん:
「登場人物や、読者の心に、深く寄り添ってくださる方という印象があります。事件や真実には白黒がついても、人の心は完全に100と0で白黒をつけられるものではない。そのことが、僕にとっては救いでもありました。東野先生の思いを受け取り、受け継いで、多くの方へ届けていけたらと思います」

納豆トークで大盛り上がり!?
オープニングセレモニーの余韻を残したまま、続いては完成披露試写会。タイトルやポスタービジュアルでも象徴的に描かれている“白と黒”“光と闇”にちなみ「身近に感じている、白黒はっきりさせたいこと」をテーマにトークセッションがスタート!

松村北斗さん:
「納豆は混ぜてからタレを入れるのか、タレを入れてから混ぜるのか。毎朝どちらが正しいのか分からず、間抜けな気持ちになっています」
松村さんの悩みに対し、共演者の皆さんも各々“納豆の食べ方やこだわり”を回答。予想外に広がっていく納豆トークに対して岸監督がまとめに入るなど、和気あいあいとした掛け合いが繰り広げられました。

そして、作品の見どころや撮影時の共演者とのエピソード、岸監督ならではの演出、物語の舞台となった愛知県常滑市での撮影についてもトーク。

映画の見どころについて

松村北斗さん:(容疑者の息子・倉木和真 役)
「二人が父親についての言葉をこぼし合い、バディというものを超えて、純粋に言葉をこぼせる相手になる瞬間の温度感が、この作品の中で特殊だと思います」
松村さん演じる<容疑者の息子・和真>と今田さん演じる<被害者の娘・美令>がカフェで語り合う場面を挙げ…
「そこだけ時間の流れ方が変わるように感じる。そういう感覚的な見方をしても面白いと思います」

今田美桜さん:(被害者の娘・白石美令 役)
「ミステリーとして見逃せない部分がたくさんあり、本当にあっという間。登場人物たちの思いや、今考えていることが交差し、一つの真実にたどり着く過程が見応え抜群です」
松村さんが挙げたカフェでの場面について…
「和真と美令が“禁断のバディ”として一歩を踏み出し、打ち解ける瞬間は、私も好きなシーンです」

三浦友和さん:(殺人事件の容疑者・倉木達郎 役)
「被害者と加害者、それぞれの親を持つ二人が、ミステリーの謎を解いていく。通常であれば刑事が謎を解いていくところを、そうではない二人が追っていくところが見どころです」

柄本佑さん:(警視庁捜査一課の刑事・五代努 役)
「五代と中町は、仕事の部分とパーソナルな部分を非常に分けた芝居を、お互いにしていたと思います。そこも裏の楽しみの一つです」

前原滉さん:(所轄刑事・中町 役)
「中町として、五代さんを通して事件を見ている感覚がありました。五代さんが五代さんとして存在しているから中町も中町としてそこにいられた」

井川遥さん:(小料理屋「あすなろ」の店主の娘・浅羽織恵 役)
「親の世代と若い二人の時間が交差し、人の思いは白か黒かでは分けられない。どの役にもつらさや切ない動機がありますが、最後には少し希望をもたらしてくれる作品だと思います」

中村芝翫さん:(殺人事件の被害者・白石健介 役)
「東野先生の頭の構造はどうなっているのだろうと思うほど、台本を読むうちに物語がどんどん立体的に浮かび上がり、加害者と被害者の娘と息子が手を組むという、通常ならあってはいけないような関係の中に、人間の心のひだや、それを超えた深いものが描かれている」

岸監督との撮影について

松村北斗さん:
「岸さんはご自身のやるべきことにはすごくストイックですが、それを周囲に強いることはなく、常に周りを気にかけてくださる方。お芝居について直接指示されていないのに、話しているうちに『次はこうしてみよう』と自然に湧き出てくる。深い解釈に導いてくださる方で、大好きです」

今田美桜さん:
「カットがかかった後、岸監督が駆け寄ってきて、にこっと笑いながら『よかったです』と言ってくださる。その笑顔が見たくて、美令を頑張っていました」

岸善幸監督:
「皆さん本当に力のある俳優さんで、現場でお芝居を見ることが楽しかった。これだけ楽しい現場はなかったと思います」

松村さんの告白に対し、岸監督は「僕も大好きです」と即答。松村さんが「成立です」と笑顔を見せ、会場からは笑いが巻き起こる場面も。
また、役作りでは原作に描かれていない人物の背景まで想像し、和真と達郎、美令と健介が、それまでどのような親子の時間を過ごしてきたのか、細かな設定をキャストへ伝えたことを明かすと…

三浦友和さん:
「撮影前に、達郎がどのように生まれ育ち、どんな人生を歩んできたのか、原作にはない部分までA4用紙3枚ほどにまとめていただきました。僕にとってはとてもありがたかった」

中村芝翫さん:
「とても優しく、こちらが恐縮するほど。でも、その優しさがかえって役者へのプレッシャーになる。優しいながらも、現場をぴしっと引き締める監督だと思います」

井川遥さん:
「今の織恵が置かれた状況を一つひとつ確認し、不安がないように導いてくださったことに感謝しています」

物語の重要な舞台・愛知県常滑市での撮影について
現地の人々がエキストラとして参加した常滑市での撮影を振り返り…

松村北斗さん:
「皆さんのお芝居が本当に上手で、今田さんと『仕込みなんじゃないか』と話していたくらい圧倒されました。現地へ行き、その土地のものや人々と撮影することが、映画に特別な力を注ぐのだと感じさせてくれた街でした」

今田美桜さん:
「皆さん常滑の方言で自然に話してくださり、『常滑ってすごすぎない?』と松村さんと驚いていました。とても印象深いです」

公開を楽しみに待つ人々へメッセージ
イベントの最後には、岸監督とW主演の松村さん、今田さんから会場の観客と全国で公開を楽しみに待つ人々へ向けてメッセージが送られました。

岸善幸監督:
「人間ドラマを大切にするため、光や影にもさまざまな工夫を施し、とても繊細で美しい映像を撮っていただきました。そこにも注目していただけたらと思います」

今田美桜さん:
「映像も最初から最後までとにかく美しく、いろいろな角度から感情移入できる、最高のエンターテインメント作品になっています」

松村北斗さん:
「事件の真相をめぐるミステリーとしての面白さと、人間関係が移り変わっていく面白さ。そのバランスがとても素晴らしい映画が完成しました。事件や真相には白と黒がついても、それによって人がどんな感情や考えを抱くのかは、必ずしも真っ白、真っ黒ではないと思います。そのグレーのあり方は、きっと誰とも重ならないものだと思います。そんなことも頭の片隅に置きながら、一つのエンターテインメント作品として純粋に楽しんでいただけたらと思います」

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