フランスで260万人動員 驚異の大ヒット!
第77回カンヌ映画祭 カンヌ・プレミア部門正式出品、第72回サン・セバスチャン国際映画祭 観客賞受賞、第50回セザール賞 主要7部門ノミネート
3週連続No.1(仏公開時 実写映画として)
さあ、はじめよう
バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・ロタン、サラ・スコ
生き別れた弟と出会った、スター指揮者のティボ。
弟の隠れた才能に気づいたティボは、彼の人生を何がなんでも応援しようと決める―
最高の二人の出会いに笑い泣き!拍手喝采の感動作最高の二人の出会いに笑い泣き!拍手喝采の感動作
文部科学省選定 一般劇映画 高等学校生徒向き、青年向き、成人向き 文部科学省選定 一般劇映画 高等学校生徒向き、青年向き、成人向き
監督・脚本:エマニュエル・クールコル『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』共同脚本:イレーヌ・ミュスカリ 出演:バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・ロタン、サラ・スコ フランス/2024年/103分/仏語/カラー/5.1ch/原題:En Fanfare /英題:THE MARCHING BAND/日本語字幕:星加久実/字幕監修:前島秀国 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ 配給:松竹 © 2024 – AGAT Films & Cie – France 2 Cinéma
監督・脚本:エマニュエル・クールコル『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』共同脚本:イレーヌ・ミュスカリ 出演:バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・ロタン、サラ・スコ フランス/2024年/103分/仏語/カラー/5.1ch/原題:En Fanfare /英題:THE MARCHING BAND/日本語字幕:星加久実/字幕監修:前島秀国 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ 配給:松竹 © 2024 – AGAT Films & Cie – France 2 Cinéma
2025.9.19 Fri ROADSHOW 2025.9.19 Fri ROADSHOW

INTRODUCTION

イントロダクション
生き別れた弟と出会った、
スター指揮者のティボ。
弟の隠れた才能に気づいたティボは、 不器用な彼の未来を全力で
応援しようと決める──

フランスで260万人動員、3週連続No.1(仏映画興収/実写映画において)を記録、セザール賞主要7 部門ノミネート、各国の映画祭で観客賞をはじめ数々の賞を受賞――世界中を笑いと、熱い涙で包みこんだ注目作が、ついに日本にも最高の感動を届けてくれる。

舞台は北フランスの田舎町。世界的指揮者のティボは、存在すら知らなかった弟ジミーと出会う。学食で働きながら、小さな吹奏楽団でトロンボーンを吹く弟の音楽の才能を知ったティボは、ジミーを何がなんでも応援しようと決意。二人の人生は思わぬ方向へと動き出す──

撮影はフランス北部ドゥエ近郊の町、ラレンで行われ、ラレン市営炭鉱労働者楽団のメンバーが、ジミー の所属する「ワランクール炭鉱楽団」の人々を演じた。ベートーヴェン、モーツァルト、ドビュッシーからラヴェルの「ボレロ」、シャルル・アズナブールにダリダと、クラシックの名曲から現代のヒット曲までが鳴り響く。運命の再会をした兄弟が未来へと歩き出す中、仲間たちの絆から生まれた奇跡の演奏。 その音楽は、ファンファーレとなって観る者の人生を励ます!

STORY

ストーリー
ある日突然、弟ができた。 二人のただ一つの共通点は
“音楽”だった──

世界を飛び回るスター指揮者のティボ(バンジャマン・ラヴェルネ)は、ある日突然、白血病と診断される。ドナーを探す中で、自分が養子であること、そして生き別れた弟ジミー(ピエール・ロタン)の存在を知る。かつては炭鉱で栄えた町は今は寂れ、仲間との吹奏楽団が唯一の楽しみであるジミー。すべてが正反対の二人だが、ティボはジミーに類まれな音楽の才能を見出す。これまでの運命の不公平を正そうと、ティボはジミーを何がなんでも応援することを決意する。やがてその決意は、二人の未来、楽団、そして町の人々の運命をも思いがけない方向へ動かしていく──

REVIEW

レビュー
★★★★★ Ouest France
★★★★★ Tele Loisirs
★★★★★ Abus de Cine
★★★★ Le Figaro
★★★★ Paris Match
★★★★ Telerama
笑顔と感動に満ちた人間ドラマ La Voix du Nord
最高傑作 Telerama
素晴らしい脚本と、天才的な2人の俳優たち Paris Match

PROFILE

プロフィール
監督、脚本
Emmanuel Courcol

俳優としてのキャリアのほかに、2000年代から徐々に脚本執筆を始め、2012年に初の短編作品「Géraldine jet’aime」を監督。その後、初の長編作品『アルゴンヌ戦の落としもの』(2016)を、ロマン・デュリス、グレゴリー・ガドゥボワ、セリーヌ・サレット出演で、『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』(2020)を、カド・メラッド、マリナ・ハンズ、ロラン・ストケル出演で監督した。『君を想って海をゆく』(2009/フィリップ・リオレ監督)では脚本を担当し、セザール賞にノミネートされたほか、ジャック・プリヴェ―ル脚本賞を受賞している。
『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』は、2020年のカンヌ映画祭に公式出品され、アングレーム・フランス語映画祭で観客賞、第33回ヨーロッパ映画賞最優秀コメディ作品賞を受賞した。本作は第77回カンヌ映画祭公式出品され、サン・セバスチャン国際映画祭で観客賞を受賞。第50回セザール賞では7部門ノミネート(作品賞、主演男優賞(バンジャマン・ラヴェルネ)、助演女優賞(サラ・スコ)、新星男優賞(ピエール・ロタン)、脚本賞、音響賞、編集賞)を果たした。

監督コメント

本作には、過去の作品でも扱ったことがあり、私が大切にしているテーマである友愛、絆、機会、社会決定論などを一つの物語に盛り込みました。始まりは、結局制作されなかったのですが、トゥルコアン(フランス北部リール近郊の町)のバトンガールたちの世界を描いた物語です。かなり昔ですが、吹奏楽団とバトンガール隊に会いに、トゥルコアンを訪ねました。その楽団では誰も楽譜を読めず、彼らのレパートリーはすべて指揮者が耳で聴いて覚えたものでした。彼が曲をパートごとに分けて、各パートが耳で聴いたものをその通りに再現し、リハーサルが終わると皆で指揮者の家に集まって飲む。そうやって様々な世代の人々が楽しく一緒にいるのを見て、音楽と吹奏楽団が社会的、感情的な結びつきとして重要であることに気づきました。それは、家族であり人生であると同時に、孤立や物質化された世界に対する救済策でもあります。
彼らのリーダーを見ていて、もし彼がもっと恵まれた環境に生まれていたら、彼の運命はどうなっただろうかと思いを巡らせました。この時、偉大な指揮者が吹奏楽団で演奏する弟の存在を知るというイメージが浮かびました。これは文化的、感情的、社会的、音楽的ショックになるぞ、と。

共同脚本
Irène Muscari

モー刑務所の文化コーディネーターとして、クールコル監督の前作『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』(2020)に参加。本作ではじめて脚本に参加し、第50回セザール賞で脚本賞にノミネートされた。

Benjamin Lavernhe(de la Comédie Française)

フランス出身。2008年にフランス国立高等演劇学校に入り、キャリアをスタートする。2012年よりコメディ・フランセーズで活躍。映画では、『セラヴィ!』(2017/オリヴィエ・ナカシュ監督、エリック・トレダノ監督)は、セザール賞主演男優賞にノミネート、『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(2019/ユーゴ・ジェラン監督)は、セザール賞助演男優賞にノミネートされた。『デリシュ!』(2020/エリック・ベナール監督)、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021/ウェス・アンダーソン監督)などに出演している。
本作で、2025年セザール賞主演男優賞にノミネーションされた。

Pierre Lottin

オリヴィエ・バルー監督『les tusche』で長編映画デビュー。クールコル監督作品では『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』につづいて本作に出演。2025年セザール賞新星男優賞にノミネートされた。近作に、ドミニク・モル監督『12日の殺人』(2022)、フランソワ・オゾン監督の『秋が来るとき』(2024)がある。

Sarah Suco

2019年『Les Éblouis』で初の長編映画を監督。出演作に『言葉にならない』(2020)、『フレンチアルプスの少女 15歳の欲望』(2021/TVM)などがある。
本作で、2025年セザール賞助演女優賞にノミネート。