この度、7月24日(木) 丸の内ピカデリーで公開前夜祭イベントが実施され、主演の渡辺翔太、共演の畑芽育、吉田鋼太郎、原作者の松原タニシ、監督の中田秀夫が登壇した。
本作のメインビジュアルの象徴的な空の色に合わせて、青をあしらった衣装に身を包んだキャスト陣。爽やかな青のセットアップを着た渡辺の登場に会場からは黄色い声援響き渡った。これに対し、渡辺は「今日は、歓声が少しだけありましたね」とコメントし、会場の笑いを誘うと、「明日から公開ですので皆さん一緒に盛り上がっていけたらなと思うのでよろしくお願いします!」と挨拶した。
つづけて、畑も「はじめてのホラー映画への挑戦で何もわからない状態で現場に入ったんですけど、たくさんのスタッフの方々、キャストのみなさんにたくさん支えていただきながら無事撮り終えられて、今日を迎えることができて本当に幸せです」と感謝の気持ちとともに、公開前日の気持ちの高ぶりをみせた。吉田は、「前作の大ヒットを受けてのゾクということで、嬉しいと不安の両方の気持ちですが、みなさん楽しんでいただけたら…」といよいよ明日に公開を迎え、少し緊張した様子で挨拶。
原作者であり、現在24軒目の事故物件に住む松原は、監督、キャスト、スタッフへの感謝の気持ちを述べた後、「無事今日を迎えることができてよかったと思う事があった」と、イベントのリハーサル中に映写機トラブルがあり、ぎりぎりまでこの前夜祭の映画上映が危ぶまれたことをスタッフから聞いたことを明かすと、畑から「松原さんのせいですよ!」と指摘があり、タジタジしながらも「幽霊さんも喜んで盛り上げてくれてるのかなと思いますので、皆さんも幽霊さんと一緒に楽しんでいただければと思います」と会場にいるかもしれない幽霊を気遣いコメント。そして、中田監督は「映写機トラブルにドキッとしたが無事皆さんに届けられてよかったです」と、映写機トラブルを無事乗り越え、イベントも実施できたことに安堵した様子をみせた。
優しすぎるがゆえに幽霊に憑りつかれやすい主人公“事故物件住みますタレント”桑田ヤヒロ。演じた渡辺本人にとってはどのような人物像だと思うか聞かれると、「僕が演じるヤヒロは、とにかくピュアで優しい人。普段の僕そのものに近いかな」と答える渡辺に会場からはクスクスと笑い声が。「なんでみなさん笑ってるかわからない」と不思議そうにしつつ、「ヤヒロのキャラクターと僕自身がリンクしている」とさらに被せて会場の笑いを誘った。「役作りはあまりされていないんですかね?」というMCからの問いかけには否定しつつ、「撮影前に何度もリハを重ね、監督の演技指導のもとたくさんラリーさせていただいた」と明かした。
ホラー映画でありながら、ほっこりするシーンも多くちりばめられた本作。撮影現場での楽しかったことを聞かれると渡辺は「鋼太郎さんと初めて会ったときに『おはよう、翔太』と笑顔で言ってくれた時に、かっこいい~~と思ってきゅんとしました」と、大先輩である吉田から、初対面で呼び捨てで挨拶してもらったことを自慢げに話した。これに対し吉田は「人によって呼び方は考えてるんですけど、呼び捨てにしてよかった」と答えると、渡辺から「いきなり好きになっちゃいました」と愛の告白が。
畑は渡辺の意外な一面が見れて楽しかったそうで、「現場の差し入れでみかんをいただいたときにスタッフさんに皮をむいてもらっていて、本当に王子様なんだなと思った」と現場での衝撃エピソードを披露すると、渡辺は「汗が急に出てきた」と言いつつ、「みかんて自分で剥くんですか?」ととぼけた様子をみせると、会場からは「えぇ〜」とブーイング。「やってくださる方がいるならそれは、ねえ」と共感を誘おうとするも畑は「えぇ〜、やだ〜、こわい」と怯えるような素振りを見せ、吉田からも「スタッフさんにそんな仕事させちゃだめだよ!」と注意を受け、、「でも、お礼に一粒あげましたよ」と弁解し、タジタジの渡辺に会場からはまたも笑いが起こった。つづいて、 “ヤバい”事故物件を“めぐる”恐い映画である本作にちなみ、渡辺にまつわる“恐い”“ヤバい”エピソードについて聞かれると、渡辺は「完全に今の話でしょ!」と鋭くツッコミ。
松原著『事故物件怪談 恐い間取り』シリーズ(二見書房)が原作であり、松原が実際に体験した事故物件での出来事を追体験できる本作にちなみ、SNSで事前募集した「本当にあった家での恐い話」が紹介されると、会場からは悲鳴が起こった。渡辺、畑は「えぇ、こわ…」と怯える中、松原は「映画にしましょうよそれ」と興奮した様子を見せた。
さらに、原作者で“事故物件住みます芸人”の松原からキャストと観客へ、暑い夏にちょっとゾクッとするプレゼントとして、松原の自宅である事故物件での心霊映像がスクリーンに投影された。7軒同時に借りている事故物件のうちのひとつで天才マジシャンがかつて住んでいたという部屋らしく、「マジックがみたくて、マジックしてください!とお願いしてたらとんでもない映像が撮れたんです!」と松原からの合図で映像がスクリーンに投影。画面の手前に写るウイスキーの瓶がひとりでに動く様子が映し出されており、一瞬の出来事だが、はっきりとうつった心霊映像に、会場からはまたまた悲鳴が響き渡り、渡辺も思わず悲鳴を上げていた。松原は「ぜひ、『事故物件ゾクゾク 恐い間取り』ではこのシーンをつかってください」とコメントし、次回作制作への期待をのぞかせた。
イベント最後には、会場だけでなく、ライブビューイングで参加している全国のファンに向けて、渡辺は「公開前夜祭という事で一足お先に皆さんに盛り上がっていただいて、明日から公開ですので、僕も夏の始まりを実感しながら頑張って盛り上がっていけたらなともいます」といよいよ明日に公開を迎えた気持ちの高ぶりを改めて言葉にした。畑は、「前作よりも大ヒットしたらいいな~なんてことも思いながらたくさんの方が劇場に足を運んでいただければなと思っております」と、期待も込めつつコメント。
さらに、吉田「是非劇場の方のゾクッと、ホロッとしにきてください」松原「映画見終わったら事故物件のイメージが変わるんじゃないかなと思えるほど、深みもある映画なので是非いろんな方と語り合って楽しんでいただけたら」とコメントし、中田監督は「映画はどんどん口コミで成長していくものなので是非周りの方に広めていただければ幸いです。4DX上映と絶叫上映にも足を運んでみてください」とアピールし、イベントを締めくくった。