2024年の夏、1本の映画が全世界の注目を集めた。新人FBI捜査官が、30年間未解決の連続殺人事件に挑む──。その未知なる恐怖と衝撃が話題となり、2024年の独立系映画の全米興収NO.1、過去10年における独立系ホラーの全米最高興収、北米配給NEON史上最高興収を樹立。「2024年ベストホラー第一位」(VARIETY)に選出されるなど絶賛評が続出した話題作がついに日本解禁。
主演はスクリーム・クイーンとして不動の地位を築いた『イット・フォローズ』のマイカ・モンロー。そして製作を兼任したニコラス・ケイジが、40年以上のキャリアで初めてシリアルキラー役に挑戦。異様な風貌と常軌を逸した怪演も大きな反響を呼んだ。監督は、長編4作目となるオズグッド・パーキンス。革新的なオリジナリティーに満ちあふれた本作で、恐怖映画の新たな巨匠として躍り出た。
どう言えばいいのだろうこの物凄い緊張感を。
何か恐ろしいものが出てくるというのではなく、こちらの常識が終始ひっくり返りそうになるのだ。
黒沢清 (映画監督)
研ぎ澄まされたビジュアルとサウンド、荒唐無稽な厨二病じみた狂気!
本作が孕んだ狂気は、日本の観客の多くを迷宮の闇へと誘うだろう。
『羊たちの沈黙』×『シャイニング』×『セブン』×『ゾディアック』...
明らかに影響を感じる映画はたくさんあるが、
この妙に映画偏差値の高そうなホラーを印象のままに受け止めてはいけない。
陰鬱とした空気に宿る闇の正体は厨二病のそれに似ている...
その意味では『ゲットアウト』なども入ってくるかもしれない。
T.Rex の“Get It On”が本作で初めての方は一生この印象に囚われるかもしれない。
難解に捉える必要は無い...厨二病から始まる逃れようのない自我の嵐、
人の心と身体に宿る正体不明の闇そのものが化け物であり、恐怖なのだ。
清水崇 (映画監督)
子どもの頃通っていたレンタルビデオ屋に「こわい棚」があった。サイコスリラー、オカルト、心霊。
全部まとめて異様な障気を放つそのコーナーを恐れつつ惹かれていた。あの一角まるごとが一本の映画になったような映画が『ロングレッグス』だった。
濃縮された悪意であり恐怖を描くジャンル横断型映画。好きです。
近藤亮太 (映画監督)
おぞまし過ぎるロングレッグス(あしながおじさん)の不快な魅力に憑りつかれました
背筋 (作家)
これほど謎に満ちていて、不気味で陰惨で救いがないのに、なぜかお洒落で軽快で美しくて、
それが最高に気持ち悪い。
尾崎世界観 (クリープハイプ)
異様な静寂。引き攣った記憶。不吉な兆候。連鎖。
『ロングレッグス』は、観る者を深淵へと引きずり込む。
そしてその呪詛は、不思議と詩的な美しさがある。それが怖い。
大森時生 (テレビ東京 プロデューサー)
好きな映画は開始5秒で胸を掴まれる。
ホラー映画は開始5秒でもう怖い。
まさにそれ。
開始5秒で怖くて好きな映画だと思った。
BGMは昔ながらのホラーな音をあえて使っている感じ。
カット割や色も懐かしい感じなんだけど新しくもある。
芝居している後ろで流れているテレビも不気味。
最後まで引っ張られるストーリーも最高でした。
品川ヒロシ (映画監督)
良質ホラー三原則とは!!90年代アメリカ!!FBI捜査官!!殺人鬼!!
これはUSホラー黄金期のDNAを引き継いだ新時代のホラー作家による正拳突きのようなA級ホラー映画だ。
そして生き生きとした不穏さを垂れ流しながらスクリーン内を支配するニコラス・ケイジを見れるのは「ロングレッグス」だけ!!もういい!?
おミュータンツ 宮戸フィルム (お笑い芸人)
僕は、特に映画に詳しいとか造詣が深い訳ではありません。
ただそんな僕でも、この映画のヤバさだけはわかりました。
不気味すぎて、観た後「なんでこの仕事を引き受けたんだろう」と若干後悔しました。
ミルクボーイ 駒場 (お笑い芸人)
え!?あれニコラス・ケイジだったの...!?って気付かないくらい殺人鬼にドハマりした"怪演"ニコラス・ケイジが凄まじい!
"怪演"て言葉じゃ足りないほどキモ恐ろしい...!
FBIが謎を追う本格スリラー!
シネマンガ おざき映画館 (お笑い芸人)
こんな足長おじさん(ロングレッグス)は恐ろし過ぎる!!
広角レンズの映像はとにかく不穏でスタイリッシュ、耳に貼り付く音響が恐怖を掻き立てる!
ヒトコワか否か断定させぬまま終盤にもつれ込むストーリーの上手さ、答え合わせの鮮やかさには舌を巻いてしまった!!
飛び交う前情報を頭から排除し、真っさらな状態で臨むべき快作!
2025年コガデミー助演男優賞はニコラス・ケイジに決定!!
こがけん (お笑い芸人)