FESTIVAL SELECTIONS

映画賞・映画評

ヴェネチア国際映画祭
Venice International Film Festival
— ワールドプレミア
釜山国際映画祭
Busan International Film Festival
— アジアプレミア
AFI Fest
— 北米プレミア
東京国際映画祭
Tokyo International Film Festival
— ジャパンプレミア
リオデジャネイロ国際映画祭
Rio de Janeiro International Film Festival
— 南米プレミア
台北金馬映画祭
Taipei Golden Horse Film Festival
— 台湾プレミア
To Save and Project:
MoMA International Festival of Film Preservation
— NYプレミア
Sant Jordi Barcelona Film Festival
— スペインプレミア
など18か国30都市にて上映
CRITICAL PRAISE

海外評論家コメント

“圧倒的な深みと、息をのむほどの優しさに満ちたポートレート”

Josh Siegel, Curator, MoMA 
ジョシュ・シーゲル(MoMAキュレーター)

“『The Ozu Diaries』は、小津安二郎の生涯と作品を描いた
ドキュメンタリーの“決定版”と言えるだろう。
ついに私たちは、この巨匠にふさわしい、
すべてを網羅しながらも詩情にあふれた、至高の映画を手に入れたのだ。”

Ritter Fan, Plano Crítico 
リッター・ファン(「Plano Crítico」誌)

“小津自身の名作たちと同じように、
じっくりと時間をかけて、
心ゆくまで味わいたい映画だ。”

Marco Fialho, Cinefialho 
マルコ・フィアルホ(「Cinefialho」)

“『The Ozu Diaries』には、作り手たりの愛が詰まっている。
『編集とは、生命を蘇らせることである』というジャン=リュック・ゴダールの言葉を、
この作品は見事に体現している。”

Marcella Leonardi, Nubi Fluttuanti 
マルチェッラ・レオナルディ(「Nubi Fluttuanti」)

“小津の思想とインスピレーションの源泉を丹念に見つめ、
その作品にまつわる根深い誤解を解いている。”

Richard Brody, The New Yorker 
リチャード・ブロディ(「ザ・ニューヨーカー」)

“慎ましくありながら、芸術的に巨大な足跡を残した
映画作家の親密なポートレート。”

John Anderson, The Wall Street Journal 
ジョン・アンダーソン(「ウォール・ストリート・ジャーナル」)

“かつてないほどに、小津安二郎という人間の核心に迫ったドキュメンタリー。”

Jim Hemphill, IndieWire ジム・ヘンフィル(「IndieWire」)

“壮大な映画体験――
『The Ozu Diaries』は、小津安二郎の生涯と作品を60年間にわたる列車の旅として描き出す。
その道中で私たちは、日本文化の激動を目にし、
あの傑作の数々がいかにして生まれたのかを知ることになる。”

Topi E. Timonen, Midnight Sun Film Festival 
トピ・E・ティモネン(Midnight Sun Film Festival)

“『The Ozu Diaries』は、単なる伝記にとどまる作品ではない。
「シネマとは何か」という問いをめぐる瞑想であり、時を越えて小津の傍らに座り、
その生涯とまなざしを理解しようとする試みである。”

JO Ji-hoon, Busan International Film Festival 
チョ・ジフン(釜山国際映画祭)

ABOUT THE FILM

作品説明

世界はなぜ“OZU”に魅了されるのか ——
「小津の言葉」を紐解き、現代の映画監督の考察と時代をともにした映画人の回想から
知られざる素顔と名作の原点に迫るドキュメンタリー

アカデミー賞®ノミネート歴を持つ映画監督ダニエル・レイムが贈る『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』は、映画史上、唯一無二のスタイルを持ち、今なお愛され続ける日本の巨匠・小津安二郎の素顔に迫る伝記であり、その精神世界の奥深くへと迫るドキュメンタリーである。

小津自身の言葉をナビゲーターに、日記やノート、書簡、写真、インタビュー、これまで広く世に出ることのなかったホームムービーなどの貴重なアーカイブに加え、黒沢清、ヴィム・ヴェンダース、リュック・ダルデンヌ、ツァイ・ミンリャンといった映画監督たちの考察や、俳優の香川京子や城澤勇夫、プロデューサーの山内静夫ら小津と時代をともにした映画人の回想を織り交ぜながら、小津がいかにして個人的な喪失や戦争のトラウマを『晩春』『麥秋』『東京物語』『秋刀魚の味』といった不朽の名作へと昇華させていったのかを辿っていく。

計算し尽くされ、一見するとシンプルに思えるその物語と、独自の映像スタイル。それは、家族や愛、そして「無常観」を詩的かつ人間味あふれる視点から探求するための表現手法であった。日本文化に深く根ざしながらも、世界中の人々の心に響く小津の作品は、映画という芸術にどれほどの可能性があるかを、今も私たちに教えてくれている。

ABOUT
OZU YASUJIRO

小津安二郎について

1903年、東京・深川生まれ。少年期に観たハリウッド映画の影響で映画の道を志し、1923年に松竹キネマ蒲田撮影所へ入社。1927年『懺悔の刃』で監督デビューを果たし、1932年の『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』で高い評価を獲得する。

戦後、脚本家・野田高梧と茅ヶ崎館や蓼科高原で執筆を重ねながら『晩春』『麥秋』『東京物語』といった歴史的名作を次々と発表。中流家庭を舞台に親子の関係や人生の機微を細やかに描き出し、カメラを低く構える独自の「ローポジション」手法を確立した。端正な構図と静けさの中に深い情感を漂わせるそのスタイルは“小津調”と称され、日本映画の黄金期を築き上げる。

1958年の『東京物語』ロンドン国際映画祭サザーランド賞受賞を機に海外でも脚光を浴び、映画人として初の日本芸術院会員に選出されるなど、内外で不滅の足跡を残した。1963年12月12日、60歳の誕生日に逝去。北鎌倉の円覚寺に眠る。

死後もその評価は高まり、ヴィム・ヴェンダース(『東京画』)、ジム・ジャームッシュ、アキ・カウリスマキ、ホウ・シャオシェンら国内外の映画人たちに影響を与え続けている。2012年には英国映画協会「Sight & Sound」誌の監督投票にて『東京物語』が世界第1位(批評家投票第3位)に選出。いまもなお、その作品は世界の人々に愛され続けている。

PRODUCTION NOTES

プロダクションノート

『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』の原点は、米クライテリオン・コレクションと監督ダニエル・レイムが制作した2本の短編作品にある。2018年には、小津作品を象徴する小道具や脚本への考察に加え、小津組のプロデューサー山内静夫氏、小津の甥 長井秀行氏へのインタビューを通して小津の創作世界に迫る『In Search of Ozu』を制作。翌2019年には、小津と脚本家・野田高梧による唯一無二のコラボレーションを紐解く『Ozu & Noda』を制作した。この過程で、小津ゆかりの人々との出会いや、小津が遺した貴重な日記や言葉に深く触れたことが、本作の着想へとつながり、2020年に長編映画としての企画が始動した。

レイムは、短編2作品でタッグを組んだプロデューサー 町田雪とともに、多数の文献や資料を調査し、関係者への取材を重ねながら、それぞれが抱く小津作品への想いと日米双方の視点を交えつつ、本作の構想を紡いでいった。2022年夏には蓼科、松阪、鎌倉で、2025年春には再び蓼科に加え、京都、茅ケ崎、東京で、小津ゆかりの地を巡りながら撮影を行った。

2025年春の訪日時、レイムは、小津と野田が『東京物語』をはじめとする数々の名作を執筆した茅ケ崎館の二番の部屋に滞在。同じ部屋で編集作業を進めながら『父ありき』をあらためて鑑賞し、小津との精神的な共鳴を強く実感した経験は、本作を完成へ導く大きなインスピレーションとなった。

企画当初から、小津作品のホームである松竹、小津家、野田家、国立映画アーカイブ、川喜多記念映画文化財団、鎌倉文学館の協力を得たことで、貴重なアーカイブ素材の収録が実現。また、小津を敬愛する世界中のシネフィルと想いを共有するとともに、まだ小津作品に触れたことのない観客にとっても、その世界への入口となる作品を目指し、現代映画界を代表するフィルムメイカーへのインタビューも行った。黒沢清、ヴィム・ヴェンダース、リュック・ダルデンヌ、ツァイ・ミンリャンが語る多彩な視点と洞察が、小津作品を新たな角度から読み解く手がかりとなっている。

小津安二郎監督生誕120年を記念して製作された本作は、2025年初夏に完成。同年9月、ヴェネチア国際映画祭クラシックス部門でワールドプレミア上映。その後、釜山、ロサンゼルス、リオデジャネイロ、東京など世界各地の映画祭をはじめ、18か国30都市で上映され、北米、フランス、スペイン、韓国での配給も決定している。

FEATURING

インタビュー出演

Kiyoshi Kurosawa

1997年の『CURE』で世界的な注目を集め、その後『回路』(2001)でカンヌ国際映画祭の国際批評家連盟賞、『トウキョウソナタ』(2008)で同映画祭の「ある視点」部門審査員賞を受賞。さらに『スパイの妻』(2020)ではヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)に輝いた。2021年に紫綬褒章受章。2024年ヴェネチア国際映画祭に出品された『Cloud クラウド』はアカデミー賞国際長編映画賞日本代表に、2026年『黒牢城』はカンヌ・プレミア部門にて上映。緻密なサスペンス演出と、現代社会に潜む不穏な空気や人間の心の闇をあぶり出す独自の映像世界で知られる。世界中の映画史への深い造詣を持ち、日本映画界における小津安二郎の系譜に深い知見を持つ映画作家の一人として、本作では、サイレント期から戦前・戦後へといたる小津作品の変遷をたどりながら、その特異な演出に宿る思想をひもとく。自身が若き日に受けた小津作品の衝撃と魅力を、ユーモアを交えながらパーソナルに語る。

Wim Wenders

ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として登場し、世界中に熱狂的なファンを持つ巨匠。『ことの次第』(1982)でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、『パリ、テキサス』(1984)でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、『ベルリン・天使の詩』(1987)で同映画祭監督賞を受賞。日本との縁も深く、近年では東京・渋谷の公共トイレを舞台にした『PERFECT DAYS』(2023)が世界中で大ヒットを記録し、アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた。筋金入りの小津安二郎信奉者として知られ、1985年には小津の足跡をたどるドキュメンタリー映画『東京画』を監督。熱烈なリスペクトを捧げ続けてきた彼ならではの視点で、小津の映像に宿る美学や、映画という芸術における「時間」と「眼差し」の尊さについて、深い愛に満ちた言葉で語りかける。

Luc Dardenne

兄のジャン=ピエールとともに「ダルデンヌ兄弟」として知られ、ドキュメンタリー出身ならではの圧倒的なリアリズムで世界を震撼させてきた巨匠。『ロゼッタ』(1999)と『ある子供』(2005)で、カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを2度受賞する快挙を成し遂げている。手持ちカメラを多用した生々しい映像と、社会の片隅で生きる人々を冷徹かつ極めて人間味あふれる視点で捉える作風は、現代のヒューマニズム映画の最高峰と評される。一見、小津の固定カメラによる様式美とは対極にあるように思えるが、その根底にある「人間の本質や尊厳への深いまなざし」には共通通底するものがある。本作では、小津の「あえて語らない」演出に宿るもの、小津が描く時の流れと命の儚さを分析し、自身が受けた深い影響について静かに語る。

Tsai Ming-liang

台湾を拠点に活動。台湾ニューウェーブの次世代を担う旗手として台頭し、独自の映画美学を確立した世界的巨匠。長編第2作『愛情萬歳』(1994)でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。『河』(1997)ではベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた。極端に少ない台詞、長回し(ロングテイク)の多用、そして固定カメラによって現代人の孤独や都市の虚無感をじっと見つめる独創的なスタイルは、世界中の映画人に衝撃を与え続けている。小津作品が持つ「映画の静寂」や「引き算の美学」を現代において最も過激に、そして純粋に引き継いでいる監督の一人と言える。本作では、小津のカメラワークがもたらす映画的な時間や、画面に漂う「無常観」の美しさについて、同じアジアの映像作家としての共感を交えながら、詩的で深い洞察を語る。

Kyoko Kagawa

日本映画の黄金期を支え、今なお現役で活躍し続ける伝説的名女優。成瀬巳喜男、溝口健二、黒澤明といった名だたる巨匠たちの名作に出演。1953年、映画史に燦然と輝く小津安二郎監督の傑作『東京物語』において、尾道の実家で両親を健気に迎える次女・京子役に抜擢された。小津監督から直接演技指導を受けた、現在では極めて貴重な「生きる証人」の一人である。2011年には、映画界への多大な貢献が認められ、国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)賞を日本人として初めて受賞した。本作では、小津が求めた独特なセリフ回しの秘密、秒刻みの演技を指導する演出家としての姿について、当時の貴重な記憶を鮮やかに振り返る。

Isao Shirosawa

映画『麥秋』(1951)において、笠智衆と三宅邦子が演じる夫婦のやんちゃな次男・勇(いさむ)役を演じた元子役。映画に瑞々しい活力を与える姿は、今なお多くのファンに愛されている。当時、小津安二郎監督は子どもたちの自然な表情を引き出すため、現場で非常に優しく接したという。本作では、巨匠・小津組の撮影現場をリアルに体験した数少ない「子どもたちの視点」から、スクリーン越しには見えない小津監督の温かみあふれる素顔について、貴重な思い出を語る。

Shizuo Yamanouchi

松竹の黄金期を支え、小津安二郎監督の後半期を伴走したプロデューサー。松竹に入社後、『早春』(1956)から、小津監督の遺作となった『秋刀魚の味』(1962)まで、プロデューサーを務めた。徹底したこだわりを持つ小津監督から絶大な信頼を寄せられ、撮影の現場だけでなく、プライベートでも深く親交を結んだ。監督の逝去後は、顕彰活動や作品のデジタル修復にも貢献した。本作では、小津映画を支えた映画人の視点から、小津監督の完璧主義の裏側や撮影現場でのリアルな息遣い、そして「大船撮影所と小津安二郎」を語る、極めて貴重な証言者である。

Kiyoshi Kurosawa
映画監督
Wim Wenders
映画監督
Luc Dardenne
映画監督
Tsai Ming-liang
映画監督
Kyoko Kagawa
女優『東京物語』出演
Isao Shirosawa
元子役『麥秋』出演
Michiko Yamanouchi
野田高梧 孫
Akiko Ozu
小津安二郎 姪
Shizuo Yamanouchi
小津組プロデューサー
(出演順)
VOICES

声の出演

Koi Ohori
- 小津安二郎、野田高梧 ほか

大学卒業後、劇団「大人計画」の演出助手募集を機に演劇の世界へ。1997年のウーマンリブ Vol.2『ずぶぬれの女』(作・演出/宮藤官九郎)で演出助手デビュー。以降、同劇団の全作品を支え続けてきた。現在は劇団「おなかポンポンショー」で作・演出・出演の全てを手がけるほか、数々の舞台で脚本、演出としても活躍している。本作では、小津安二郎が遺した日記やノート、インタビューに綴られた言葉を読み上げる「声の出演」を担当。長年培ってきた表現者・演出家としての確かな解釈力を活かし、単なる朗読にとどまらず、小津のユーモアや葛藤、創作への凄まじい情熱を、深みのある声で臨場感たっぷりに体現した。彼の声がナビゲーターとなることで、観客はあたかも小津監督の精神世界を一緒に旅しているかのような、贅沢で親密な映画体験を味わうことになる。

Kie Nakai
- 田中絹代、小津あさゑ

1978年の映画『女王蜂』のヒロイン役で鮮烈なデビューを飾り、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以降、数々の映画やドラマで活躍。近年は絵本の朗読を行う「大人と子供のための読みきかせの会」や、小津映画を朗読公演にした「音語り」を上演する活動を精力的に行っている。父は戦後のスターで、松竹三羽烏と言われた俳優・佐田啓二であり、幼少期に小津監督から直接可愛がられたという特別な縁を持つ。本作では、小津映画のミューズであった大女優・田中絹代の言葉と、小津の生涯を支え続けた母・あさゑの手紙を読み上げる「声の出演」を担当。小津を誰よりも近くで見つめた二人の女性の想いを、慈愛に満ちた気品ある声で情緒豊かに表現した。その語りは、本作に深い温もりと切なさを添え、巨匠の人間味あふれる実像を鮮やかに描き出している。

小津安二郎・野田高梧ほか ―
Yasujiro Ozu, Kogo Noda & others — Koi Ohori
城戸四郎・厚田雄春ほか ―
Shiro Kido, Yuharu Atsuta & others — Rin Takagi
田中絹代・小津あさゑ ―
Kinuyo Tanaka & Asae Ozu — Kie Nakai
STAFF

スタッフ

Daniel Raim
脚本・監督・編集

AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)の卒業後、アメリカ ロサンゼルスを拠点に活動しているドキュメンタリー映画監督。彼のドキュメンタリー作品は、映画界における偉大な巨匠たち、そして歴史に埋もれた影の立役者たちの背後にある芸術性に光を当てている。感情の深みと、貴重なアーカイブ資料の発見に定評がある彼の映画は、米「Filmmaker Magazine」誌から「豊かで奥深く、そして力強く心を揺さぶる」と絶賛された。
レイム監督が最初に注目を集めたのは、伝説的なプロダクション・デザイナー(美術監督)であるロバート・F・ボイルの姿を描き、アカデミー賞®にノミネートされた『The Man on Lincoln's Nose』であった。その後、クラシック・ハリウッドの視覚的言語を築き上げた美術監督や撮影監督たちにオマージュを捧げ、高い評価を得た『Something's Gonna Live』を監督。2015年には、ドキュメンタリー『ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー』がカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、最優秀ドキュメンタリー賞(ルイユ・ドール)にノミネートされた。『ニューヨーク・タイムズ』誌のクリティクス・ピック(批評家選出作品)にも選ばれた同作は、世界中で劇場公開され、のちに映画専門チャンネル「TCM」やNetflixでも放送。現在はブロードウェイでのミュージカル化が進行中である。
また、映画レーベル「クライテリオン・コレクション」のために30本以上のドキュメンタリーを制作・監督しており、長編作品には『Image Makers: The Adventures of America's Pioneer Cinematographers』(2019)や『屋根の上のバイオリン弾き物語』(2022)などがある。
最新作となる本作は、ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された。

Koichi Furuya
撮影監督

慶應義塾大学総合政策学部卒業後、電通九州を経て撮影の道へ。映画、ドラマ、MV、ドキュメンタリーなど幅広く手がける実力派。文化庁海外芸術家派遣制度により米国ロサンゼルスで研修を積んだ経験を持ち、 SABU監督『Mr.Long ミスター・ロン』(2017)や金子雅和監督『リング・ワンダリング』(2022)、団塚唯我監督『見はらし世代』(2025)、ウェイン・ワン監督『Diary of Mad Old Man』など国内外で評価の高い映画を撮影。黒沢清監督の『彼を信じていた十三日間』(2022)や『Chime』(2024)でも撮影を担当した。本作では、確かなライティングと被写体の機微を捉える精緻なカメラワークで、巨匠・小津安二郎の足跡をたどる本作の格調高い映像世界を見事に構築している。

Dave Lebolt
音楽

ニューヨーク出身の作曲家、プロデューサー。かつてキーボード奏者としてデヴィッド・ボウイやビリー・ジョエル、ローリー・アンダーソンなど数々の世界的トップアーティストのツアーやレコーディングに参加。また、名匠ジョン・バリーらの映画音楽にも携わった。その後、オーディオ業界に革命をもたらし、 米国アカデミー科学技術賞 を受賞した音響ソフト「Pro Tools」の開発・進化を15年にわたり牽引した異色の経歴を持つ。音楽家としての感性と技術的な深みはフィルムメイカーの信頼を集めており、ダニエル・レイムとは長編作品4本(『ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー』『Image Makers: The Adventures of America's Pioneer Cinematographers』『屋根の上のバイオリン弾き物語』『The Ozu Diaries』)でコラボレーション。伝統的なオーケストレーションと最先端のデジタル技術を融合させた、情感豊かで奥深いサウンドを生み出している。

脚本・監督・編集:
Written, Directed & Edited by: Daniel Raim
プロデューサー:
Produced by: Yuki Machida, Daniel Raim
撮影監督:
Director of Photography: Koichi Furuya
音楽:
Original Music: Dave Lebolt
エグゼクティブプロデューサー:
Executive Producers: Matthew & Natalie Bernstein,
Hiromi Fujii, Charlie Tabesh, Eric Nyari
ARCHIVISTS
Yukiko Wachi, Kazuhiro Odashima, Hidenori Okada
With support from
Kawakita Memorial Film Institute ·Kamakura Museum of Literature · National Film Archive of Japan
MADE IN ASSOCIATION WITH
Turner Classic Movies (TCM) · Shochiku · Office OZU
THEATERS

上映情報

© 2025 Adama Films; Photo: Shochiku Co., Ltd.