1978年生まれ、福岡県出身。96年「夏と花火と私の死体」で第6回ジャンプ小説大賞を受賞し小説家デビュー。その後、「きみにしか聞こえない」(01年刊/07年映画化)、「死にぞこないの青」(01年刊/08年映画化)、「暗いところで待ち合わせ」(02年刊/06年映画化)、「GOTH リストカット事件」(02年刊/08年映画化)、「くちびるに歌を」(中田永一名義、11年刊/15年映画化)など、様々なジャンルの小説を発表、映画化を重ねて注目を浴びてきた。またアニメーション映画『ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~』(09/佐藤信介監督)に共同脚本家として参加。大学時代に自主映画を撮り始め、07年以降、『立体東京』、『一周忌物語』、『Good Night Caf feine』、『リビング・オブ・ザ・リビングデッド』を監督・製作。本作が長編監督デビューとなる。乙一名義で執筆する原作小説「小説シライサン(仮題)」が角川文庫より11月に発売予定。
こんにちは、安達寛高監督の初長編映画「シライサン」の主題歌を担当させて頂く、〝 Cö shu Nie 〟という3人組バンドです。 乙一さんの作品には沢山刺激を貰っているので、今回主題歌を書けてとっても光栄です。
〝 inertia=慣性 〟
瑞紀達が慈しむ日常とシライサンの呪いが交わって同化していく様はとても恐ろしいけれど、彼女らの切実な想いと、パズルのピースがはまっていくように進むストーリーに一時も目が離せませんでした。 愛をこめて鎮魂歌をつくりました。 安らかに眠れ、いつかまた会う日まで。
中村未来 (Cö shu Nie)