公式サイトはこちら

NEWS

カテゴリー

11月18日(金) 映画『正体』公開直前イベントレポート

いよいよ11月29日の公開を前に、東京ドームシティ「ウインターイルミネーション」 SNOW DOME CITYの点灯式イベントに、横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈が集結!

「SNOW DOME」をテーマに、雪をイメージした白く輝く高さ約 15 mの巨大なツリー『WONDER SNOW TREE(ワンダースノーツリー)』の前で、大きな拍手に包まれながら冬の装いで登場した横浜は冷たい風の吹く中集まった約140名の観客に「寒い中ありがとうございます」と気を使いながらも「ここまでやれることはやってきましたし、公開に向けてさらにやれることをやって、この作品が皆様のものとへ大きく羽ばたいてくれたらうれしいです」と公開への意気込みを見せた。

主人公で“5つの顔を持つ逃亡犯”鏑木慶一役を演じている横浜の圧倒的な演技力がすでに絶賛されていることに、横浜自身も「SNSに疎くはあるんですけど」と言いながらも、すでに評判を目にしているようで「公開前からそんな言葉がもらえるのはうれしいし、公開して沢山の方々にとって大切な作品になってくれたらうれしいです」と笑顔を見せた。


実際に夏編と冬編はそれぞれの季節に撮影され、実に企画の立ち上げから公開まで4年もかけて作り上げられた本作。その撮影方法に吉岡は「夏と冬と季節をまたいで撮影されているからこそ、どれだけ長い時間をかけて鏑木が逃亡していたのかがわかるんです。その時間の経過と、さまざまな人たちとの出会いを経て、こんな希望があるのか、と心が温まる作品になっています」と語ると、山田も「実際に夏と冬と分けて撮影しようと思ってもなかなかできないことが多いですが、今回はリアルな季節でやったからこそ、そういう部分が画に出ているんです」と見どころを語った。

夏の撮影では過酷な建設現場で汗だくになっているシーンについて横浜と森本が「全部”自前の汗”です」と明かす場面も。撮影中に印象的だったエピソードについて聞かれると、吉岡は真っ先に「鏑木と沙耶香が一緒にマンションで暮らしているシーンで流星くんが3階のベランダから飛び降りるシーンがあるんですけど、本当にびっくりしました!」とスタントを使わずにそのシーンを演じた横浜の演技に驚いたという。「下にマットも敷いてあるんですけど、撮影でここまで自分で演じる方にお逢いしたことがなかったので、スタントじゃないんだ!ってなりました!」というと、横浜自身も「逃亡シーンは一連で撮っているので、臨場感あふれるので見どころの一つ」です、と自信を見せた。


一方で森本はそんな横浜の演技について「表情や雰囲気をシーンごとに切り替えていて、その溶け込み方がすごいんです。撮影中に流星くんをさがしていたんですけど、実は真横にいて…馴染み方がまさに逃亡犯・鏑木でした」と絶賛していた。
本作のコピーは「信じる、君を。この世界を」となっており、それぞれが「信じるもの」を聞かれると、吉岡は「強烈な想いを持っている作品は観客に伝わっていく、ということを信じています」と本作もまさに観客に伝わるほどの熱量をもって撮影に挑んでいたことに横浜も同意。自身が信じているものが二つある、と明かし「一つは自分。疑いもするけどその先に信じるものがあるし、自分くらいは自分を信じたいんです。そしてもう一つは、この作品もそうですけど、我々の覚悟とか、妥協せずに作ったものはスクリーン通して多くの方にその思いが届くと信じてます」と語った。
一方で、森本は「栄養素ですかね」と意外な回答。「ちゃんと栄養を接種すると、体調に反映されるんです」と会場を笑わせると、山田は「使い捨てカイロです。今回、冬の時期の撮影で、結局一番手放せませんでしたね。結局一番温かいんです」と明かし、吉岡から「今日もつけてるの?」と聞かれると「今もつけてます」とほほえましいやり取りを見せた。


イベントの終盤には、観客のサイリウムの光と併せて、全長15メートルの巨大ツリーが点灯。白く光るツリーに、キャスト陣からは思わず感嘆の声が上がっていた。


最後に、横浜は「4年かけて妥協せず完成させた自信作です。死刑囚が逃亡するというサスペンスですけど、その中身はヒューマンドラマで、エンタメになっています。沢山の方々に楽しんでいただきたいですし、いろんなことを感じていただけると思います。皆さんが受け取ったものを大切にしていただきたいです」というメッセージを送り、急に冬の気配が強まる会場では、急に強くなった風に、背後の看板が揺らぐというハプニングもありながら、イベントは終始和やかに終了した。

戻る