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12月10日(火) 映画『正体』大ヒット御礼舞台挨拶レポート

11月29日(金)に満を持して公開初日を迎えると、11月29日(金)~12月1日(日)の週末興行収入ランキングで堂々の初登場1位を獲得!大ヒットスタートを切った本作。

このたび、大ヒットへの御礼の気持ちを込めて舞台挨拶を実施致しました。当日は逃走を続ける主人公:鏑木を演じた横浜流星をはじめ、鏑木の無実を信じる沙耶香を演じた吉岡里帆、物語の鍵となる一家殺人事件の遺族井尾由子を演じた原日出子、監督を務めた藤井道人が登壇し、大ヒットへの感謝や一般から寄せられた感想を受けてのトークを繰り広げました。

本編を見終わったばかりの満員のファンから盛大な拍手を受けながら、横浜流星、吉岡里帆、原日出子、藤井道人監督が登場。大ヒットをスタートを切ったことに横浜は「昨日、監督と地方で舞台挨拶をしてきたんですけど、2回以上見たという人が多くて、この作品への愛を感じました」と感謝。

今回の舞台挨拶でも多くの観客が2回以上見たと挙手する姿を見て、あらためて頭を下げると、吉岡も「こんなにたくさんの人が2回以上見てくださったことに心から感動しています」と笑顔。
大阪、名古屋で10回の舞台挨拶に登壇した横浜と藤井監督は「自分の周りや、(来年自身が主演を務める)大河ドラマのスタッフさんたちもみてくれて、『見たよ』っていうだけじゃなくて熱い感想も伝えてくれて幸せです」と想像以上の反響に改めて感謝していた。周囲からの反響について吉岡も「周りの感想を聞いていると、エンターテインメントとして素晴らしいだけではなくて『ちゃんと目を背けずに考えなきゃいけないことだった』とか、『きれいに描かれそうなところをあえてセンシティブに描いているのはいいよね』とか、見てくださった人の内側に届いているなというのがうれしいですね」と語った。

本作の舞台挨拶に初めて登壇し、すでに試写の段階でヒットを予感していたという原は「自画自賛ですが、素晴らしい映画に出来上がったなと喜んでいます」とコメントすると、周囲からも「しばらくぶりにいい映画を見た」と言ってもらえたとうれしさをにじませていた。そんな原は今回は一家殺人事件の遺族という重要な役どころを演じているが、横浜とは横浜が高校時代から長い付き合いであることを明かし「息子と同級生で高校生のころからよくうちに遊びに来ていたりして、彼の作品もずっと見てきたので、今回ご一緒できたことが本当にうれしくて、恥ずかしくないように頑張ろうというか、緊張しましたね」というと横浜も「空手の試合も見に来てくださって。鏑木にとっても重要な関係性のある役柄を原さんが演じてくださって心強かったです」とほほえましい一幕を見せた。

横浜と藤井監督が4年の歳月をかけている本作。この日の舞台挨拶で宣伝活動は一区切りということで、もし次に藤井監督とタッグを組むならと聞かれた横浜は「これまで無縁だったコメディですかね」と意外な答えに会場からも笑いが。実は前回の公開初日舞台挨拶の時に楽屋で、刑事・又貫役を演じた山田孝之から「藤井くん、次はコメディだよ!」と言われたという藤井監督は「僕と流星はコメディの才能はないと思うんですが、キャリアをかけて挑もうかなと思います(笑)」と答えて会場を沸かせていた。一方で、鏑木の無実を信じる安藤紗耶香を演じたことで吉岡は、撮影中の心境の変化があったようで「これまで恋愛モノが苦手だったんですが、紗耶香として鏑木と過ごしたことで、恋というよりも愛情というか、深い愛の物語とかは藤井さんとだったらできそうって思いました」と意外な答えが。過去にも藤井監督の作品に出演し続けている原は「藤井監督とやるときはいつも深い人間の物語が多いので、心を揺さぶられる緊張感のある現場なんですけど、とりあえず何かやるときに呼んで、と言っています」と“藤井道人追っかけ女優”としてあらためて次回作へも意気込みつつ、「私大好きですよコメディ。エンドロールでみんなで踊る?」と提案し、会場を沸かせた。

SNSでは「#感動の正体」というハッシュタグとともに熱い感想が寄せられている本作。イベント後半では手書きの感想メッセージを集めたパネルが登場し、4人は壇上で一つ一つ熱心にコメントを読み込む様子も。吉岡はその中から「ほの暗いこの時代に優しい光を照らしてくれるような暖かさを秘めた作品だと思いました」という感想をピックアップ。「映画の序盤ではサスペンス要素が強いと思うんですが、最後に希望的なぬくもりのある映画なので、それがちゃんと届いているのはうれしいですね」とうれしさをにじませると、原も「最高!心に重く、涙は軽く。よかった」とすごく簡潔に映画の良さを表わしている感想をうれしさとともに紹介。藤井監督は「鏑木に明るく温かい未来が待っていますように」と書かれた感想について「この映画の先は皆さんのものなので、それをしっかり想像してくださっているのがうれしい」と感銘を受けていた。
大量の感想メッセージにすっかり見入ってしまっている横浜は最後に「自分自身関わっていく人々の人生を考えさせられる映画でした」という感想をピックアップすると、「映画を見たときにはいい思いをしてもらいたいというか、しっかりと希望を与えたいという気持ちがあって、特にこの作品にはそう思っていますし。いい作品見たな、とかそれくらい映画の力や可能性はすごいなと思っていますし、こんなにたくさんの感想をいただけてうれしいです」と語りつつも、「後で全部読みます!」と宣言した。
最後に、藤井監督は「まだまだ僕らにとってスタートだなと思っています。来年は流星の大河ドラマが始まりますが、この映画がその時も続いてくれるとうれしいですし、どんどん素敵な俳優になっている姿を監督として見れて、素晴らしい作品を作ることができました。またこの作品が終わってもいろんな作品でお会いできたらうれしいです

横浜は「4年かけて素晴らしいスタッフとともに完成させることができて、皆様に届けることができて本当に幸せです。公開はまだまだ続きますので、この作品を一緒に大きくしていきましょう」と語り、イベントは大きな拍手に包まれながら和やかに終了した。

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