幼き頃からの病気の影響で、15歳の冬に余命半年となってしまった人生を懸命に生き抜く主人公・桜井萌(當真あみ)と、その周囲を支える人物たちの心温まるヒューマン・ラブストーリーが描かれる本作。そんな中で描かれる、高校生活の眩しい青春模様も注目ポイントの1つ。萌と佐藤日向(齋藤潤)はもちろんのこと、今回ピックアップするのは、萌の人生初めてかつ、たった1人の親友として、明るく誰よりも温かく接する高遠麗、日向の頼りがいある陽気な友人、フーヤンとカワケンの3人だ。そして、そんなピュアでどこか懐かしさも感じさせる高校生活を見事に作り上げているのが、池端杏慈(高遠麗役)、黒崎煌代(フーヤン役)、吉澤要人(カワケン役)の今後に注目が集まる若手キャストたち。池端は『矢野くんの普通の日々(24)で映画初出演を果たし、ゼクシイの15代目CMガールにも抜擢され、黒崎は連続テレビ小説 『ブギウギ』で主人公の義弟役を好演し、世に名を知らしめたことは記憶に新しい。そして吉澤は、人気ボーカルダンスグループ「原因は自分にある。」のメンバーとして活動する傍ら、映画『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』(25)で主演を果たすなど、3人それぞれが次世代を担う若手俳優として注目の存在となっている。
今回新たに解禁なったのは、アンティーク調な雰囲気が印象的な家で語り合う萌と麗を捉えたものや、“いつメン”日向の萌とのデートに向けて、銭湯で予行演習を行うフーヤンとカワケンを映し出したシーンなど、どれも眩しくて純粋な関係性が垣間見える新カット5点。演じたキャラクターたちについては、「麗はサッパリかつ、意思がはっきりしている女の子です。なので、(自身の)周囲の知人や友人を参考にしつつ、丁寧に演じていました。」(池端)、「愛されキャラですよね。周りの人物たちへの愛情を臆することなく表現しますし、形は様々ですが、たくさんの人から愛を受けて楽しんで人生を過ごしている素敵な人物だと思います」(黒崎) 、「日向、フーヤンとの時間を何よりも大切にしていますし、本当に友達思いな人間だと思います」(吉澤)と、3人それぞれがコメント。
どこまでも真っ直ぐで純粋に、そして物語を明るく照らし出す高校生キャラクターたちの友情と絆の物語。観る人たちに温もりと、どこか懐かしさをも感じさせる青春をこの上なく体現してみせた若手俳優陣たちに対しては、脚本家・岡田惠和、そして原作・芥川なおも賛辞の言葉を送っている。「當真さんと齋藤さん、そして池端さんや黒崎さん、吉澤さんら、若い俳優さんたちのお芝居や表情には一切嘘がなくて素晴らしかったです。また一緒にやりたいと思いましたし、自分にとっても財産になりました。」(岡田)、「皆さん、自分がイメージしていた通りの人物として映像に現れたので、本当にびっくりしました。改めてこの映画にご出演いただき、感謝の想いでいっぱいです」(芥川)。