ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団の団員から選ばれたメンバーで構成された世界最高峰のオーケストラ。経営母体を持たず、演奏家たち自身が運営を行う稀有な楽団として知られる。1842年に設立され、チャイコフスキーやブラームス、ブルックナーといった一流作曲家による楽曲の初演を行うなど、クラシック音楽界の発展に寄与してきた。本拠地である “黄金のホール”で年10回開催される定期演奏会は、チケットの購入権を得られる定期会員になるのに10年待ちと言われるほどの高い人気を誇る。
ベートーヴェンが生涯で完成させた9つの交響曲の最後となる「交響曲第9番 ニ短調 作品125」、通称「第九」。1824年の初演からちょうど200年となる2024年5月7日に記念すべき演奏が、歴史ある “黄金のホール”で行われた。世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と”帝王”リッカルド・ムーティ。巨匠の指揮棒のもと響き渡る「歓喜の歌」はまさしく歓喜の極み。心を満たす感動を、あなたに―――。
ウィーン国立歌劇場管弦楽団の団員から選ばれたメンバーで構成された世界最高峰のオーケストラ。経営母体を持たず、演奏家たち自身が運営を行う稀有な楽団として知られる。1842年に設立され、チャイコフスキーやブラームス、ブルックナーといった一流作曲家による楽曲の初演を行うなど、クラシック音楽界の発展に寄与してきた。本拠地である “黄金のホール”で年10回開催される定期演奏会は、チケットの購入権を得られる定期会員になるのに10年待ちと言われるほどの高い人気を誇る。
現代を代表する指揮者の一人。1941年ナポリ出身。ナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院でピアノを、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲と指揮を学ぶ。1967年にグィード・カンテッリ国際指揮者コンクールに優勝し注目を集め、翌年には「フィレンツェ五月音楽祭」の首席指揮者に就任した。世界の主要なオーケストラを指揮し、フィラデルフィア管弦楽団、ミラノ・スカラ座、シカゴ交響楽団等の監督職を歴任。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とは1971年のザルツブルク音楽祭での共演からほぼ毎年共演し続けている。2025年には7回目となる「ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート」も指揮予定。
輝くような高音域と緻密な中音域をシームレスに行き来するソプラノ。1980年ドイツ生まれ。6歳から聖歌隊に参加したのち、ハンブルクとケルンの音楽大学で学んだ。在学中からコンサート歌手として名を馳せる。2004年、オペラ・バスティーユの《魔笛》タミーナ役でのオペラ・デビューで大成功を収めて以降、オペラの舞台にも進出。チューリッヒ歌劇場などの有名歌劇場や、ザルツブルク音楽祭を含む多くの音楽祭に出演している。
豊かな色彩と力強さを兼ね備えた声を持つメゾソプラノ。1986年南仏アグド生まれ。複数の音楽学校でピアノを学んだのち、モンペリエ音楽学校で声楽を学んだ。モンペリエ大学在学中にモンペリエ国立歌劇場で初舞台を踏む。2010年にパリ・オペラ座のヤング・アーティスト・プログラムに参加し、複数の主要オペラに出演。12年にザルツブルク音楽祭にデビューして以降、ミラノ・スカラ座やメトロポリタン歌劇場を含む世界の主要な歌劇場に進出している。
バリトン並みの低音から力強い高音まで、幅広い音域を自在に操るテノール。米ミズーリ州の音楽一家に生まれる。ウィーン国立音楽大学で学び、2008年のバート=ヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭での《オテロ》題名役で国際的な注目を集めた。レパートリーの多さで知られ、特にロッシーニをはじめとしたベルカント・オペラとフランス・オペラで高い評価を得る。コンサート活動にも注力しており、日本を含む各国で歌唱を披露している。
深みのある声と、役に説得力を持たせる表現力に秀でた世界的バス。1976年オーストリア生まれ。ウィーン国立音楽大学でロベルト・ホル、ジョゼ・ヴァン・ダムといった伝説的歌手に師事。卒業後、2002年にザルツブルク音楽祭でデビュー。ウィーン国立歌劇場、チューリッヒ歌劇場の専属歌手を務め、バイエルン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場をはじめとした有名歌劇場、音楽祭に出演している。リートの歌唱でも知られ、リサイタルや収録も多数。