このたび、7月26日(日)にスポーツサイクル専門店Y’sRoad(ワイズロード)にて、‟公開記念 バーチャルライド” イベント(映画「弱虫ペダル」公開記念 Zwift(ズイフト)ライド Supported by Y’sRoad)を開催!
今回は、主人公の坂道が自転車や仲間と出会い、誰かと一緒に走ることに喜びを見出していったストーリーにちなみ、小野田坂道役の永瀬廉さんと鳴子章吉役の坂東龍汰さんがバーチャルサイクリングサービス“Zwift(ズイフト)”を体験!!二人は劇中で使用している劇中衣装に身を包み登場し、バーチャルライドに挑戦。
初めてのバーチャルライドを目にした永瀬さんと坂東さんは、「坂道の傾斜がきついほどペダルが重くなったりするんですか?」と早速興味津々。さらに、世界24カ国から約2000人近くの参加者が集まり、リアルタイムでつながっていることに驚き。
Zwiftのバーチャルライドに参加するために、本作で自転車監修を担当した元自転車プロロードレース選手の城田大和さんが登場。さらに「弱虫ペダル」の生みの親で、ロードレースチームの監督も務める渡辺航先生や、ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアを日本人で初めて完走したプロロードレーサー・新城幸也選手もオンラインで参加!新城選手について城田さんが「自転車界のレジェンド級の人」と話すと、永瀬さんは思わず「ジャニーズ事務所で言うと東山さん的な人ですね」と納得しつつ、周囲を笑わせる一幕も。
そして、永瀬さんがバーチャルライドを体験すると、城田さんも説明しながらサポートし、まるで撮影時の練習を思い出すように久々のロードレーサーの感触を楽しみました。だが、久々のロードレーサー、さらにバーチャルということもあってか、思っていたよりスピードが出ず、必死にペダルを漕ぐ永瀬さんに対して坂東さんが「King & Princeの永瀬に戻ったな」とツッコミ。
しかし、坂東さんも体験すると、やはり思ったよりスピードが出ず、さらに劇中でチーム総北を引っ張るスプリンター・鳴子のように前傾姿勢でダンシングするも、「(走り方)忘れちゃってんじゃん!」と逆に城田さんからツッコミを受ける場面も。坂東さんは苦笑いを浮かべながらも、「乗っている感覚がリアルで楽しい!」と大興奮。
体験を終えた永瀬さんも「本当に走ってるみたい」と感激。「全然苦にならないし、リアルタイムで世界中の人たちと一緒に走るのは楽しい」と笑顔。その技術の進化に感嘆しきりでした。坂東さんも、体験する際に間違って一番重いギアに変換してしまったことを後悔し、「自爆しましたね。さっきの一瞬でもう足に乳酸が…」と苦笑しつつも「スピードだったり、ケイデンス(回転数)だったり、外で走ってると自分では見えない部分まで映像でわかるので、まるで外で走っているかのように楽しいです!」とコメント。
3年前まで現役選手だった城田さんも「これまでの室内練習に比べ、傾斜や負荷が掛かることで実際の道を走っているような体感ができ、景色も変わって楽しめるので、長時間漕げていいですね。僕が現役時代の時はなかったのに、今の選手がうらやましい…」と惜しむ様子も。さらに「実際のロードレースは多くても200人。2000人も参加できるのはバーチャルだからこそですね」と説明。
そして、撮影中の自転車エピソードを聞かれた永瀬さんは、城田さんからの指導を思い出しながら、「クライマーとスプリンターでチームを分けて、相当な練習をしました。」と明かすと、城田さんが「ケイデンス上げた時にお尻が飛ばないような練習もしてた」と説明。坂東さんは「ひたすら走るのもやったよね」と懐かしみつつも、撮影が冬だったこともあり「あの時にZwiftを知っていたらもっと早かったかもしれない…」と当時バーチャルライドで練習できなかったことを永瀬さんと一緒に残念がっていました。
撮影を終えた今でもロードバイクに乗っているという坂東さんは、初めてロードバイクの練習をした時「思っていたより早く乗りこなせた気がする」と誇らしげながらも、靴がペダルに固定されていることになれず「足が取れなくて…こけた第1号は僕です」と暴露し、周囲の笑いを誘っていましたた。
また、自転車監修の城田さんの第一印象について聞かれた永瀬さんは「サングラス姿!」と即答。「あんなにサングラスが似合うの城田さんくらいですよ」というと、城田さんからは「外側だけ!?」とツッコミが。すると坂東さんは「教えるのがめちゃめちゃ上手でした。危険なところは危険と最初に教えてくれたり、普通に漕いでても気づかないところをモニターでチェックして教えてくれたり」と絶賛。
永瀬さんも「基本的にやさしかったです!ちょっときつい坂とか登ったあとに、上手に褒めてくれるからテンションが上がりました。そんな城田さんの支えもあり、乗り越えられたと思います。」と振り返ると、坂東さんも「俺も褒められました!」と対抗。しかし永瀬さんから「でも怒られてたよね?」といわれると、坂東さんも「スピード出しすぎてガチで怒られました…ついていけないよ!って、特に栁(俊太郎)さんに」と撮影の裏話を明かしました。永瀬さんも「あれはお前が悪い」といいつつも、「1列になってるから、声が聞こえにくいんですよね」とフォロー。
また、撮影で大変だったシーンを聞かれると、永瀬さんは真っ先に伊藤さんとの最初の対決となった裏門坂のレースシーンを挙げ、「ロードバイクなら多分平気なんですけど、ママチャリだったから全然進まなくて。しかも追いつかないといけないシーンだったのに、サドルも低いし…頑張りました」と当時の苦労がうかがえる話に。
坂東さんも「1年生のウェルカムレースの最初のシーンが、横風がすごくて。立ってる人でもきついくらいの強風だったのに、タイヤも太いから余計にあおられて。でも、結局あのシーンを乗り越えられたから、そのあとの撮影は少しは楽に感じたと思います。」と語りました。
逆に楽しかったシーンを聞かれると、永瀬さんは「全部楽しかった」と言いつつも、「あえて一番といわれると、レースの最初にあるパレードランのところですね。本物の大会に出るかのような緊張感で、エキストラの観客も入っていて、さらにチーム総北の6人で走れるというのもあって個人的にテンションが上がりました」と笑顔。
さらに、ドローンでの撮影についても「あの日寒かったんですが、橋の上からドローンで撮影されているのがわかってたので、どういう絵になるか想像してたんです。実際に出来上がった映像を見たら、かなりきれいな画になっていたので、うれしかったです」と熱弁。
一方で坂東さんがお風呂のシーンが楽しかったというと、永瀬さんも「今それ言おうと思ってた!」と遮り、坂東さんが「じゃあ今のカットで」というなど仲の良さが垣間見える一面も見せました。合宿中のお風呂シーンについては「ほとんどのシーンで自転車に乗ってて、地に足がついていないので逆にお風呂のシーンはみんなでサウナの中で話したり、裸で男子が集まるとおのずと楽しい話も出来ました」と永瀬さん。また、坂東さんも「ぼくと(菅原)健君だけほぼ裸だったんですよ!それを永瀬君がすごい顔で見てた」と明かしました。
記念ライド終了後には、オンラインで渡辺先生と新城選手もトークに参加。
自転車練習の際に新城選手の映像をよく見ていてファンになったという坂東さんは、自宅から参加している新城選手の背景に全日本のユニフォームがあることに「家にヒノマルがある!」と大興奮。
また、総北のチームジャージで参加した渡辺先生には永瀬さんが「先生が一番気合が入ってる」と絶賛。さらにその背景には、主人公の坂道が描かれたタイヤホイールなども飾られており、仕事場に自転車が10台ぐらいあることを明かされると永瀬さんは驚いていました。
また、今回は『弱虫ペダル』公開記念ライドのリーダーとして参加した渡辺先生は「初めてグループライドでリーダーもやらせてもらって、2000人と一緒に走ったのは初めてだったのですごく面白かったです」と達成感にあふれており、永瀬さんも「汗もかけるし、体も動かせるしロードレースも盛り上げられるし、一石二鳥以上のもが得られるイベントですね」とあらためてバーチャルライドの楽しさを語りました。
最後に、公開までついにあとわずかとなったことについて、渡辺先生は「今日Zwiftに参加していただいた方にも、大好きといってもらえるような作品になっていると思うんでぜひ楽しみにしてください!」とエール。
新城選手も「『弱虫ペダル』は渡辺先生がロードレーサーのことをすごく知っているな!と思うことばかりなので、ヨーロッパでも見れるようになってほしいです!僕もすごく楽しみにしています。」と切望していました。
坂東さんも「チーム総北みんなで、練習から撮影までがんばりました!何かを成し遂げる、一つのことに向かっていくという熱い青春がここにギュッと詰まっていて、撮影の時から、そういう作品に仕上げたい、その一部になりたいと思っていました。完成した作品を見た時に、こんなに感動するんだ、と思ったしみんなでやった達成感というのが感じられたので、それは絶対見てもらえれば伝わると思います!こういう時期だからこそ、普段体験できないことが映画館で体験できればと思います」と熱く語りました。
永瀬さんに「長いよ!なにを伝えたいんだよ!」と突っ込まれると、坂東さんは周囲からのフォローもあり「ノーCGで、リアルです!」ときっぱり。城田さんが「CGではなく実際に走っているからこそ伝わるものがあると思うし、ノンフィクションの表情です。(三木)監督が、本気でやらせるのが一番いいって言ってたんですよ」と明かしました。
永瀬さんも最後に「自転車の作品なので、レースの部分が注目だとは思いますし、原作を見ている人は結末を知ってると思いますが、CGなしのリアルなレースが描かれているので、実写としての見どころの一つになっています!原作のような手に汗握る展開は映画でもちゃん描かれているので、レースならではのハラハラドキドキ感を是非、体感してください。」と思いを伝え、いよいよ公開まで3週間となる『弱虫ペダル』パワーを感じさせるような明るい雰囲気の中、イベントは幕を閉じました。