この度、数々の作品に出演し、唯一無二の存在感を放つ名バイプレイヤー、遠藤憲一の出演が決定!
とある事情から100億円の懸賞金をかけられた赤羽骨子(出口夏希)の父親を名乗る、国家安全保障庁長官・尽宮正人(じんぐう・まさひと)役を演じる。
原作では尽宮組・ヤクザの組長を務める尽宮正人だが、本作では日本のCIAと言われる架空組織・国家安全保障庁長官という映画オリジナルの役柄を見事に演じている。
骨子の母親は幼い頃に亡くなっており、正人も一人では育てられない事情などで、今の両親へ養子に出した過去がある。だが、娘のことを誰よりも溺愛しており、お遊戯会に運動会、入学式や卒業式もバレないように必ず参加。実の父親と正体を明かさず見守ってきたが、骨子に100億の懸賞金がかけられ、殺し屋から命が狙われていると知り、幼馴染の威吹荒邦(ラウール)へ骨子のボディガードを依頼する。国家安全保障長官としてスマートに仕事をこなす反面、骨子のことになると目がない正人のギャップにも注目だ。
あわせて、尽宮正人のイメージビジュアルも解禁!黒いレザーのロングコートに身を包み、顔に大きな傷がある、国の長官とは疑わしい…かなり強面な容姿をしている。
遠藤は正人役のオファーが来た時の気持ちを「原作のビジュアルと共にご連絡が来たのですが、自分に似ているなと思いました(笑)」とコメント。また「エネルギッシュかつ痛快な作品になっていると思うので、色々な世代に観て<いただきたいです。ぜひ劇場に足を運んでください。」と本作を楽しみにしている皆さんへ本作の期待を語った。
愛する娘を守るため、荒邦や3年4組のボディガード達とどのように関わってくるのか、またなぜ赤羽骨子に懸賞金がかけられてしまったのか、今後の情報にぜひご期待いただきたい!
キャストコメント
◆遠藤憲一:尽宮正人役
①クランクアップを迎えて、今の率直な気持ちをお聞かせください。
原作を読んで、尽宮正人は強烈な見た目なので、正人になるべく近づけていきたいと思いました。
あまりそういう風に入る作品はないのですが、今回はビジュアルから入っていこうと思った作品なので自分にとっては珍しい作品になりましたね。
②尽宮正人という役が来た時、どのようなお気持ちでしたか。
原作のビジュアルと共にご連絡が来たのですが、自分に似ているなと思いました(笑)
③風貌以外で準備されたことはありますか。
漫画を読んでいる時は感じなかったのですが、正人は結構喋っていて、作品全体の流れ説明も話している役なので、普段はアドリブとごちゃまぜでやることが多いのですが、今回は忠実に覚えて説明していくようにしたので、直球のお芝居をやりました。
④撮影中の思い出だったり、印象に残っていることはありますか。
出口さんは前の作品でも親子役だったのですが、その時点(3ヶ月前)からダンス練習をずっとやっていると聞いていました。合間の衣装合わせの時などもダンス練習をしているのを見て、「頑張って」と声をかけていたりしたのですが、ダンス発表の撮影シーンを見た時に、頑張ったんだなと思いました。
自分の娘である骨子と正親、一見差別しているように見えるけど、監督やプロデューサーと話して奥底では愛情を持っているという風にしました。
正親は自分が育ってほしいようには育たなかったのですが、初日に愛情を吐き出すシーンがあり難しかったです。ただそこが要だなと思っていたので、無事に撮り終えてよかったなと印象的なシーンでした。
⑤ラウールさんや奥平さんなど若手キャストとご一緒されていかがでしたか。
ラウールくんは一度、ファッションショーでご一緒したことがあり、その時よりも「大きいな!」と思って(笑)自分が見上げて話す芝居があまりないので、「大きいね」と言ったら「遠藤さんはもう少し大きいかと思っていました!」と言われて、あまりの大きさにびっくりしました。
奥平さんは、ワンシーンだけだったんですが、飄々としているのが面白さかなと、あまり動じないこの役にぴったりではないかなと思います。初めて会ったのが衣装合わせでその時から飄々としていて、「よろしくね!」と言ったら「よろしく」って(笑)怖がっているのかと思い「俺怖くないよ」と言うと「はい、怖くないですよ」と。あれが持ち味だなと瞬時に分かる俳優さんだと思いました。
⑥楽しみにしている皆さんへ一言お願いいたします。
エネルギッシュかつ痛快な作品になっていると思うので、色々な世代に観ていただきたいです。ぜひ劇場に足を運んでください。
本作の石川監督はヒット作いっぱい出しているのでこの作品も当たると思います。(笑)
恐らくパート2もあると思うので、その時また皆さまに会えますように。尽宮だけなくなってたりして(笑)
起用理由(プロデューサー・加藤達也)
尽宮正人はヤンキー高校生だった荒邦をスカウトし、赤羽骨子のボディガードに任命するという物語のキーマンとなる役どころ。
原作の迫力あるビジュアルからも、数々の死戦をかい潜ってきた猛者であり、威厳や只者ではないオーラが必要だと思い、何度もご一緒させていただいている遠藤憲一さんにすぐにお願いさせていただきました。ご本人と何度もお話し合いを重ね、試行錯誤して完成した遠藤さんのビジュアルは、まさに漫画から飛び出してきたかのような完成度になったかと思います。
さらにその風貌に似合わず、骨子を溺愛しているシーンも、遠藤さんがお持ちのユーモアで、厳しいだけの一辺倒なキャラクターではなく、キュートで可愛らしい一面も垣間見られ、魅力あふれる尽宮正人像を作っていただきました。物語に通底し、重要な鍵となる父と子の物語。まさにそのテーマを理解し、かっこよくも面白く演じていただいたことによって、作品に奥行きや深みを存分に与えてくださいました。