「護身術を学ぶ特別講座」という名目で集められた品川区の私立青稜中学校・高等学校の学生の前に、『赤羽骨子のボディガード』からのスペシャルゲストとして、お笑いコンビ・錦鯉(長谷川雅紀・渡辺隆)が「コンニチワ~!」とサプライズ登場。集まった現役高校生約100人から黄色い声援を受けて「女子高生たちに受け入れられるとは…」と“まさか”のリアクションに錦鯉の二人もビックリしていた。
錦鯉の長谷川の真っ白な衣装が本作の錚々児高校の制服にそっくりとSNSで話題となっていることから、“伝説のOB”としてイベント登壇。
そんな“伝説のOB”に続いて長谷川の「僕らに物足りなさを感じていると思うので、後輩に会いたいですか?威吹く~ん!」との発声で、なんと主演のラウール、共演の出口夏希、奥平大兼、髙橋ひかるが、劇中着用の錚々児高校の制服姿で生徒たちが座る座席の間を通って登場。このWサプライズに生徒たちのボルテージもあっと言う間にMAXとなった。
威吹荒邦役のラウールは久々の制服姿に「久しぶりに劇中の制服を着ました!ちょっとの恥ずかしさと戦っていますが、でも嬉しいです。こんなに発色良かったっけ?と驚いています」とニッコリ。赤羽骨子役の出口も「この制服は撮影で最近まで着ていたけれど懐かしいです。卒業後にもう一度着た、みたいで恥ずかしいです」と照れていた。
一方、長谷川はラウールから「パイセン、お疲れ様です!現役でもいけると思います!一生付いていきます!」とリスペクトされると「お疲れ!お疲れ!みんな俺の後輩だからなあ!」と大喜び。渡辺からはすかさず「OBが一番バカみたいじゃないか!」とツッコまれていた。
染島澄彦役の奥平は、劇中の金髪とは違うラウールの黒髪に触れて「荒邦が金髪ではないので、更生したのかな?」と笑わせて、棘屋寧役の髙橋も「みんな、黒髪の荒邦はメッチャ貴重やからみんな目に収めてください!」と学生に向けてアピール。
また髙橋は長谷川の普段の衣装との類似について「まるで私たちが長谷川さんに寄せにいったかのよう」と驚くと、長谷川は「僕の方が先ですからね!エゴサして“似ている”と話題になっているのを知って、映画を観て僕ばかりが出演していると思った」と自身もクラスメートの一人だと錯覚していた。
本作について長谷川は「とにかくアクションが凄い!この夏は『赤羽骨子のボディガード』で決まり!」と大騒ぎ。渡辺も「骨子さんと寧さんの友情にオジサンは涙しました。高校生の皆さんもきっと共感できるはず」と太鼓判を押していた。
また、劇中でボディガードたちにそれぞれ役割があることにちなみ、「自身の役割を一言で表すなら?」との質問にラウールは「詐欺師!」といい、その真意について「みんなに夢を届けたいという気持ちがあって、ついつい話を盛ってウソをついてしまう時があるから」と明かした。出口は「日常でものんき。骨子のノホホンとする感じと一緒です」、奥平は「映画を通して何かを伝える役割」、髙橋は「広報活動家」と表した。
渡辺は「世の中のおじさんをギュッと集めたらこうなる」と言うと、ラウールは「おじさんの集合体!?」と大笑い。長谷川は「僕はコミュニケーションが取りやすい人。『上から何かが落ちてきたね』と知らない人にも全然言える」とコミュニケーションお化けだと自称していた。
客席の現役高校生たちに未来へのアドバイスも送った。「運命と言う言葉を大事にしている」というラウールは「失敗して挫折を感じる瞬間もあるけれど、それは最後の成功のために必要なものだと思えるかどうかが大きい。失敗や挫折もチャンスだと、これも運命だと切り替えられるようにする気持ちが大事。僕もあの失敗があったから成長できたと思うこともあるので、挫折した時に気づけるかどうかが大事だと思います」と述べた。
出口は劇中でダンスに初挑戦したことに触れて「最初は上手くできなかったけれど、何ヵ月も練習を続けていたら出来るようになって楽しいとも思えた。皆さんにもやりたいことがあったら挑戦して欲しいです」とエール。奥平は「高校時代のパワーは大きいという実感があるので、先生に怒られない程度に遊んで楽しい思い出を作る。それだけでも十分に価値があります。たまには公園で鬼ごっこも良いですよ!」とニッコリ。髙橋は「日々起きることが未来に繋がると思うので、日々楽しく笑顔でいてほしいです」と願った。
渡辺は「生きていればなんとかなります!それで我々もM-1獲れましたから」と実感を込めてアドバイス。長谷川は「僕は芸人として食べられるようになるまで30年近くかかりましたが、皆さんには早く夢を叶えて食べられるようになって欲しいです。とにかく好きなことならば思い切りやってください!ウワー!」と勢いを交えて呼び掛けていた。
大盛り上がりのサプライズイベントも終了のお時間に。最後に主演のラウールは「映画『赤羽骨子のボディガード』は8月2日に全国の映画館でロードショーされるので、お友達と一緒にご覧ください。老若男女問わず楽しめる作品になっていると確信しているので、皆さんも劇場公開を楽しみにしていてください!」と元気よくアピールしていた。