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PRODUCTION NOTE

『マギーズ・プラン』の完璧なキャスティング
さまざまな顔をもつマギー・ハーディンになりきれる俳優を探す作業は、幸運に恵まれた素晴らしい結果となった。クランクインの1年以上前にグレタ・ガーウィグの起用が決まったのだ。「グレタは、女優として類まれな存在」と監督のレベッカ・ミラーは称賛する。「なぜなら、彼女が脚本家の目線に立てるのと同時に、女優としての存在感がとても強いからです」。プロデューサーのデーモン・カーダシスは「マギー役は、いかにも根が善人という俳優でなければならなかった」と説明する。「マギーの行動はすべて、彼女なりに正しいことをしようとしているだけなのだと、観る人に信じてもらえなくてはなりません。事態をこじらせてしまうこともありますが、そこには純粋さと無邪気さと善意がある。グレタは、それらを見事に備えた人でした」。
	一方グレタも出演にはとても乗り気だった。「私は、女性の脚本家兼監督と仕事をしたいと常日頃から思っているの。単に女性だからということじゃなく、彼女たちは違った視点をもっているから」。自身も高く評価される脚本家であるグレタは、マギーの役にどっぷりとつかる覚悟をした。「1年間、マギーのキャラクターについてレベッカと話し合ったわ。一緒にヨガ教室に行ったり、役作りのための買い物に行ったりもした。クランクインまでの時間がたくさんあったおかげで、自分の脚本作品の時のような当事者意識をこの作品にも持っているわ」。
	ジョン・ハーディングの役に製作チームが求めたのは、若々しく知性を表現でき、グレタとジュリアン・ムーアの双方とパーフェクトな相性をもつ俳優だった。『6才のボクが、大人になるまで』でアカデミー賞にノミネートされたばかりのイーサン・ホークは、レベッカや他の出演者たちと仕事をすることに意欲的だった。「恥ずかしい話だが、僕は30年の芸歴がありながら女性監督の作品に一度も出たことがなかった。レベッカには、常にすごい人だと感心させられたし、彼女と仕事をするのは本当に楽しかった」。彼の作家、映画監督としてのバックグラウンドも、ジョンというキャラクターを一層引き立たせた。「ジョンは、少し作り上げられた感じのするキャラクターなのですが、同時にリアリティも必要でした。そんなジョンを形づくるのに、イーサンは、とても協力的でした。子供のようで、チャーミングで、生き生きしていて、知的なジョンという人物を、リアリティのあるキャラクターにしてくれたのです」とレベッカは語る。
	 知的で少し威圧的なジョーゼット・ハーディングの役について、レベッカは友人でもあるジュリアン・ムーア以外に誰も考えなかった。「クランクインの2年前から、私はジュリアンと何度も会っていました。彼女は演出技法上の素晴らしい直感をもっているんです」。ジュリアンは、友人とまた仕事ができる機会を断れるわけがなかった。「ジョーゼットのキャラクターはユニークで、レベッカの脚本も、実に想像的、独創的で面白かった」。ジョーゼットは一見冷淡で、激しく、それでいて妙に喜劇的。映画が進展していくにつれ、弱さも見せるキャラクターだ。「ヨーロッパ出身の人物にしようと決めたの。普通の人とちょっと感じが違うという設定だったから」と、ジュリアンは打ち明ける。「常軌を逸した人物にしたかったの。常軌を逸した人々というのは、人を面食らわせる興味深い人々で、今度会う時に優しくしてくるか意地悪か、予想不可能だからよ!」

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映画の中と私生活双方における『マギーズ・プラン』の人間関係
撮影は、タイトなスケジュールで極寒のニューヨークで行われたが、キャストと製作チームは、レベッカの効率的な仕事ぶりに感心し、意欲を高めた。「レベッカは、現場でとてもリラックスしている反面、決断力があって、自分の達成したいことを明確に伝えてくれるの」と、ジュリアン・ムーアは称賛する。
	出演者たちは、ミラーの大胆な脚本とウィットに従い、型破りなキャラクターを演じ、リアリティのある、複雑な人間関係を表現した。ジュリアンは「この映画の最も素晴らしく、興味深いところの1つは、婚姻関係、友人関係、親子関係、そしてコミュニティにおいて、人々が互いに依存している様子を、レベッカが掘り下げているところだと思う」と登場人物の関係性について語っている。
	 マギーは自分の立てた計画を実行していくにつれ、人生は、すべてを周到に計画したところでうまくいくものではないと悟る。「マギーは、論理的で、純粋で、誠実で…そうした価値観を指針に生きているのだけど、中にはコントロールできないこともあるという気づきが、このストーリーの教えだと思うわ」と、グレタは感嘆する。「マギーはたぶん、きちんと決まっていない状態というのがすごく苦手なの。でもやがて、人生とは、計画して、最善を尽くして、誠実に生きることが大事だけど、それでも色んなことが起こるということに気づく。それで個々が落ち着くべきところに落ち着くんじゃないかしら」。それこそが、レベッカ・ミラーが観客と共有しようとしている究極的なメッセージなのだ。
	マギーと彼女の型破りな家族や友達と共に笑いながら、そのメッセージを受け取ってほしいと願っている。「『マギーズ・プラン』では、自分の利益のために、自分や他人の人生をコントロールすることは絶対に無理なのだということをマギーが学んでいきます」と、レベッカはまとめる。「宇宙の神秘に身を任せる必要があるんです。それを受け入れた時、マギーは報われるのだと私は考えています」。

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