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3月27日(月)実施『かがみの孤城』×『ハケンアニメ!』コラボトークイベントレポート

3月27日(月)に直木賞作家・辻村深月による原作の映画『かがみの孤城』、映画『ハケンアニメ!』両作品の連続上映に加えて、豪華4名を招いてのコラボトークイベントを実施いたしました!

会場の温かな拍手に迎えられながら、4名が登壇。まず初めに、原監督から「皆さんこの後、『かがみの孤城』の上映があるんで、どのタイミングでトイレに行くのかと。大丈夫ですか?今行っても大丈夫ですよ。その間面白いこと言っておくので。冗談です(笑)今日はよろしくお願いします」と笑いを交えながら挨拶。
続いて、『ハケンアニメ!』より吉野監督が「『ハケンアニメ!』ご覧いただきありがとうございます。ご覧いただいた王子監督(中村倫也さん)が結婚発表されたということで、プロポーズが実際どうだったか分からないですが(笑)今日は昔から作品を観させていただいている方々ばかりで緊張していますが、よろしくお願いします」と一緒に登壇できることの嬉しさを伝えました。
そして両作品に出演された梶さんは「『かがみの孤城』ではウレシノの声を、『ハケンアニメ!』ではリュウイチの中の人の役として出演させていただきました梶裕貴です。本日は平日で300分も超える時間という中で、お越しくださった猛者の皆さん、ライブビューイングをご覧の皆さん本当にお越しくださいましてありがとうございます。なかなかこんな貴重な機会はないので、ここに参加させていただけて光栄です。短い時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。」
両作品の生みの親、辻村先生は「お越しくださってありがとうございます。今回この場があることが、すごく嬉しいです。私繋がりじゃん!という感じがして(笑)上映時間も含めて300分を超えるという、そこに皆さんが来てくださって本当に皆さんはオオカミさまが言うような”選ばれし者”だと思っています。今日は短い時間ですがよろしくお願いします」と会場やライブビューイングにお越しいただいたお客さんに感謝の気持ちを伝えました。

最初に原監督へ『ハケンアニメ!』を観た感想を伺うと「『かがみの孤城』制作中に『ハケンアニメ!』のコメントを出させていただくために先に観させていただいたんですが、今日来る前もおさらいで観てきました。アニメ業界に入って40年なんですが、楽しい思い出ばかりじゃない、辛い思い出も多かったりするんだなと思いを馳せるような内容だったので、皆さんのように楽しく観れたわけじゃないんですよね(笑)劇中で王子監督が言うように「人の心を動かす仕事なんだ」と大変なのは当たり前だと思うようにしています。また、吉岡里帆さんのセリフで「刺され!」ってあるんです。その刺さったものを感じられた瞬間に辛い思い出も吹き飛ぶような仕事、目指す価値がある仕事だなと思いました」と自身の過去と重ねながら作品への感想を語りました。
辻村先生はその言葉を聞き「私自身、原さんの作ったアニメを見てきたんですよね。子供向けに遠慮した演出をせずに、ストレートに表現してくださったことが私に刺さってて、今、原さんと大人同士で仕事ができていることがすごく嬉しいです」と喜びを語りました。

続いて、数々の作品に出演されてきた梶さんに作品の繋がりを聞くと、「僕も原監督の作品を子供の頃から見させていただいて、10~20代を過ごしてその中で声優になって、作品作りの一員となって皆さんにお届けする役割を任せていただけるというのは夢のようだなと思いますし、自分が思った感動や衝撃を皆さんに感じていただいて、僕からさらに繋がっていけたらいいなと思いました。」と仕事に対する気持ちも込めて話しました。

そして、吉野監督が『かがみの孤城』を観た感想は、「原作を先に読ませていただいて、これをどう映像化するのだろうと、最後に繋がっていく伏線がすごく難しいなと思っていて、アニメは抽象化したり具体化したり緻密に表現できるので、そこをどう表現するのだろうと思いながら見た時に、原作のデリケートで複雑な部分を見事に表現されていて、こういうことか!という解答をいただいた気持ちでした」と熱く感想を語りました。

また、実際に取材をし『ハケンアニメ!』を執筆された辻村先生は、「沢山色んな監督に取材をしたんですけど、完成した『ハケンアニメ!』を観てもらった時に、心拍数が上がったと、感動ものやヒューマンものじゃなくもはやサスペンスだと言われました(笑)それくらいアニメ業界の細部のリアリティーがしっかり届いているんだなと思いました。原さんとお話していて『ハケンアニメ!』のクライマックスのような現場の一体感はなかなか現実では得られないんですけど、『かがみの孤城』のアフレコ現場に行かせていただいた際、ちょうど當真あみさんがオールアップの日で、初声優でこころ役をやり遂げた瞬間に立ち会えたのですが、その時は原さんが一体感を得ることができたと言ってくださってすごく嬉しかったです。」と語り、原監督も「貴重な時間でした。OKテイクが重なって最後の時にはスタジオ中の空気が熱くなってきて、オールアップを告げると當真さんが綺麗な涙を流していたことが印象的で嬉しかったです」と当時の思い出を振り返りました。

また、おなじく本作で声優を担当した梶さんは「僕もその場にいたかったです(笑)。(実写とアニメとは)表現方法が違うところで難しさもあったと思うんですけど、僕も新人の頃に演じた役で成長していったんだなと後から気づくというか、その中で経験値と関係なく役とシンクロするその時しか出せない魅力が必ずあるんだろうなと思っていますし、そういうものが當真あみちゃんとこころが『かがみの孤城』という作品でハマったんだろうなと思いました」と語りました。

『ハケンアニメ!』で梶さんが出演するシーンについて辻村先生と吉野監督は、「(辻村先生)本当は梶さんや声優さんを寄りで撮りたかったんですよね。」「(吉野監督)でもそうすると物語の本質が変わってくるので...(笑)」「(辻村先生)吉野監督と会った時に、声優さんが出演されていたところだけ別カットで編集した映像を観たいねと話しました(笑)」と伝えると、梶さんは「ぜひ次は、『ハケン声優!』の方で出演させてもらえれば...」と会場を笑いに誘いました。

そして、最後の締めの挨拶では、原監督「辻村先生のおかげで、いろんな意味で垣根を超えたこういう場が持てて、これだけのお客さんが来てくれて嬉しく思います。『かがみの孤城』も『ハケンアニメ!』も大切な作品になるように願っています。今日はありがとうございました」。
吉野監督「『ハケンアニメ!』を作らせていただいたことによって、すごく世界が広がった瞬間に出会えたので、僕自身舞い上がっていますが、ここからまた何かが始まっていくというのがこの先続いていってほしいなと思います。この後の『かがみの孤城』も楽しんでいってください」。
梶さん「本当に貴重な機会で、なかなか聞けないお話をリアルタイムで聞けて嬉しかったです。僕が出演しているって知らない中で、お世話になっている整体師さんが、僕が出演していると知らない中で『かがみの孤城』を家族で観にいって、全員泣いたって言ってくれて、中学生が主人公の物語でしたけど、小学生にも刺さるし、大人世代にも刺さる作品というのを身近な形で知ることができて嬉しかったです。『かがみの孤城は』自分の中にもある学生時代のリアルなピリピリした感じとその先にある温かいものがあったり、『ハケンアニメ!』では今まさに感じているリアリティーを感じられる作品で、両作品を同じ年に違うメディアで公開されることが、改めて辻村先生作品の引き付ける魅力ってすごいなと感じました。この後の『かがみの孤城』も満喫して帰っていただければなと思います。本日はありがとうございました」。
辻村先生「去年から今年の今に至るまで本当に忙しかったです(笑)両方の現場に行くと、今どっちの作品だ?となったりしていたんですけども、今日楽屋に行って両方の監督がいる、梶さんもいる、そして両方の関わっているスタッフがいる瞬間に出会えて本当に嬉しかったです。また皆さんがアニメにしたい、映画にしたいと思ってもらえるような作品を作っていけたらなと思いますので、両監督も梶さんもまた一緒に旅に出て行ってくれたら嬉しいです。そして作品を観てくれる方がいる限り、旅は続きますので、制作の方から私も何か送り出していければと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。」と感謝の気持ちを語りました。
そして、会場のお客様の大きな拍手に包まれながら、イベントは幕を閉じました。

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