9月12日(木)に<恋僕大感謝祭!コイスルお悩み相談室>と題した舞台挨拶が実施され、主演の大西流星さん、共演の窪塚愛流さん、齊藤なぎささん、莉子さん、猪狩蒼弥さん、志田彩良さんが登壇しました。
満員御礼&全国85の劇場でライブビューイングが行われる中、恋する気持ちを隠した主人公・英二を演じた大西は「映画公開後、色々な世代の方に見てもらっています。バラエティー番組の40代のプロデューサーさんからも『また恋をしたくなった』と言ってもらえたりして、大人の方の意見も刺さって嬉しかった」と映画の広がりを実感。
友人とプライベートで劇場に足を運んだそうで「キュンキュンシーンがあると後ろに座っている観客の方がコソコソと“英二もっと行けよ!”と言っていたりして、そんなオーディエンスの反応も面白かった」と盛り上がりを体感していた。
窪塚は祖母からの反応を紹介。「僕の祖母が映画を見てくれて、フワフワした声で『キュンキュンした』と言ってくれた。おばあちゃんもキュンキュンするんだ!と嬉しかった」とニッコリ。
ファンから“愛が重い”ことで知られているという齊藤は「友達から一番多かった感想は、演じた小春そのまま。まるでなぎさを見ているみたいだったと言われました。ファンの方からも同じように言われたので、私って小春なんだと実感しました」と役柄に共感を寄せていた。
ファンの感想からリピーター率の高さを感じているという莉子は「2回、3回見たという方が多くて、そんな皆さんの感想から何度も見て色々なキャラクターの目線で楽しめる映画なんだと感じています」と実感を明かした。
猪狩は本作のステッカーとムビチケを入れた自身のケータイを取り出しムビチケを友人らに配っていると明かしながらも、お忍びで映画館に向かった際に「恥ずかしくて…映画を見ずに帰りました。どういう顔で見ればいいのかわからないから…」と苦笑いだった。ちなみに大西は実家に帰省した際「お母さんが『5回目を見に行く!』と。せっかく息子が帰って来ているのに『前売り買ってん!』と…。『英二君みたいな息子だったらどれだけ良かったか』と言ってくるくらい英二にハマっています」と明かした。
志田は「母と親戚が今まさに、ライブビューイングで見てくれていて。父も一人で見に行ってくれて『太一と瑞穂のシーンで泣いた』と言っていました」と嬉しそうだった。
この日は事前に募集した恋のお悩みにキャスト陣がアドバイスを送る<コイスルお悩み相談室>を実施。
「1歳の時から一緒にいる幼馴染みのことが好きだけどなかなか踏み出せません。どうしたらいいですか?」との相談に「僕だったらビビる。関係性が崩れそうで」(窪塚)、「自分の事を恋愛対象とは見ていないと思ってしまうかも」(莉子)と頭を悩ませる中、齊藤は「私は好きって言っちゃうかも。好きって言ってみて、その反応を見てありなのかな?と考える」と策士な一面がちらり。これに大西は「いったん言うの?スゲエ!惑わせるタイプだ!」と驚き、猪狩も「この感じで戦略家なんだ…」とイメージとのギャップにビックリしていた。最終的には大西による「幼馴染なんだから思い出話に絡めて思いを伝えるのが自然かも。伝えた者勝ち。この映画は伝えることの大事さがわかるので、一度映画を見て欲しいです」と作品のアピールにつなげていた。
続けて、「面白い人が好きだけど自分より面白い人がいない。どうしたら彼氏ができますか?」というお悩みには、自称“一番面白い”猪狩が「そもそもこんなお便りを送ってくる人が本当におもしろいのか?相手を尊重する気持ちがないとダメだぞ!」と何故かお説教。「自分のテンションを知ってくれている人が良い」(大西)、「笑いのツボが一緒の人が良い」(莉子)との意見が挙がる中、猪狩は女性陣に対して「そもそもどのくらいまで『面白い』で消費してくれる?全裸になって踊るのは?俺はそれが一番面白い!」とストロングスタイルな笑いを追求する姿を見せると、莉子から「もー!男は小学生!」と引かれていた。この「何が面白いのか?」問題に齊藤は「会話の中でシュールな面白いことをサラッと言うのが良い。『笑わせます!』じゃなくて」と言うと、関西人の大西は「え?関西人の事を言っている!?」とビクつきながらも、最終的に大西が「相手の笑いのツボを確かめるために、好きなテレビやYouTubeを聞いてみる。相手の笑いのツボに合わせてみるのも面白いかも」とまとめていた。
さらに、「自分が好きな人か、自分を好きでいてくれる人か、どちらを選ぶべきだと思いますか?」とのお悩みには、猪狩が「僕は追われる方が好き。下になったら終わりだから」と持論を展開し、またまた莉子が「うわあ、最悪!恋愛に下とか上とかないから!」と返すと大西は「追う・追われるも相手によって変わる。だから『私はこれでいく』とか考えなくていい」と取り持とうとするも、猪狩は「いや、追われた方が良い!マウンティングは大事よ。こじらせた時にポジションが重要になるから。追われていれば『好きになったのはそっちだよね?』という強いカードが出せる」と我が道を行っていた。議論が白熱する中で、齊藤は「私には作戦があって、追いたいけれど相手に好きと言わせるように仕向ける。追われている形にはなるけれど実際には私が追っている」と高度なテクニックを紹介すると、これに窪塚は「…恋って難しい」としみじみ。大西は「恋は難しい。まさに今回の映画のテーマです」と納得していた。
そんなコイスルお悩み相談室は大盛り上がりで、あっと言う間に終了の時刻に。
最後に主演の大西は「この映画は6人の恋の矢印が交錯します。今まで見たことのないようなストーリーで色々な衝撃があったと思います。色々な恋愛観、恋って何?愛って何?と沢山考えさせられるような映画です。沢山の皆さんに愛されてこの映画は全国に届いていますが、もっともっと愛されるようにこれからも頑張っていきます!」とさらなる大ヒットを祈願していた。