この度、第25回上海国際映画祭のレッドカーペット&授賞式に山田洋次監督が登場しました!
16日(金)にはマスコミ向けの記者会見、
そして今回が“世界初”お披露目となったプレミア上映後の舞台挨拶に山田洋次監督が登壇し、
現地の映画ファンから熱烈な歓迎を受け、大いに盛り上がりを見せていた本作。
中国の映画感想サイトでは、12作品あるコンペ作品の中で最も高い評価を受けています!
そして17日(土)にはレッドカーペット、授賞式が行われ、山田監督が参加しました。
レッドカーペットでは大勢のメディアに加え、現地の映画ファンが詰め掛ける中、
監督は時折、手を振りながらをレッドカーペットを闊歩。
レッドカーペットが終了すると、いよいよ授賞式が実施。
授賞式中に行われた監督挨拶では、かつて親交があった中国映画界の巨匠・謝晋監督との想い出に触れつつ
「僕にとって上海国際映画祭は本当に懐かしい映画祭です。
実は今回、渡航するか悩んだ時間もあったのですが、やっぱり来たくなって来ました。
もしかしたらこれが最後になるんじゃないかと思ってます」
とコメントしました。
さらに
「かつて小津安二郎という監督が
「僕は豆腐屋だから、豆腐に近いものは扱えるけれども、
豆腐に縁のないハンバーグステーキを作れと言われたって僕は出来ないんだ」
そうおっしゃったことがあります。僕は豆腐屋と同じだと言ったのは
つまり、映画を作るのは僕の職業だという意味だと思うんだけれども、
そういう意味では僕も豆腐屋さんが豆腐を作るように、
僕は映画を作ってきたという気持ちがします。僕の生活なんです映画は。」
と、映画作りに対する想いを述べました。
東京の下町を舞台に“いまを生きる等身大の親子”の物語を描いた本作。
いつまでも気高く自分らしく生きる福江、そしてそんな母の姿を通して自らを見つめ直し、
再出発していく昭夫の姿は、不況や不安が取り巻くこの時代だからこそ、
観る人を元気にし、明るく前向きな気持ちを与えてくれるはずです。
日本最高峰の監督・キャストで贈る「母と息子」の新たな出発の物語を描いた本作に、引き続きご期待ください!