公開翌日を迎えた2月18日(土)、 主演の阿部サダヲ、本木克英監督が名古屋・ミッドランドスクエアシネマで行われた舞台挨拶に登場!
上映終了後の熱気漂う中、盛大な拍手で迎えられた二人。満席の会場を見渡した阿部は、「これだけのお客様が集まって、すごく盛り上がってくださって嬉しい。今日はよろしくお願いします。」と挨拶。
本木監督も「公開二日目ですが、(映画が)好評となっているようで嬉しいです。」とようやく公開を迎えた現在の心境を語った。
映画のキャンペーンなどでよく名古屋を訪れるという阿部は、名古屋でよく食べるものを聞かれると「ひつまぶしを必ず食べるんですが、いつも美味しいですね。つい食べすぎちゃう。今日は更に朝は天むす、さっきは控室にエビフライサンドがあって。普段そんなに食べないから大変(笑)」と言い、監督も「年齢と共に消化が…」と重ね、早速名古屋めしを満喫した様子。
一方で阿部は「名古屋のお客さんは拍手が上手いですね!気持ちが乗ってる感じがします!」と印象を語った。
本木監督は、原作者・池井戸潤がお隣の岐阜県出身であることに触れ、「池井戸先生は脚本協力として(参加し)、映画は映画で一つの作品として新鮮に楽しんでもらえるように作っていった」と、映画完全オリジナルストーリーが作られた背景を紹介。
上がった脚本を読んだ阿部は「(自分が演じた西木は)原作では途中で失踪するキャラクターだったので、ここまで出るとは思わずびっくり」し、自分が主人公だと思わなかったという。原作とは異なる結末に監督も「最後の西木はどんな表情にするべきか」と演出に悩んだというが、そのラストシーンは是非スクリーンで確かめてほしい。
今回は上映終了後の実施だったため、緊急企画として見終わったばかりの観客から質問を受け付けることに!
先ほど話題に上がったラストシーンに関して、西木はどんな生き方をしていると思うか?という質問に監督は「間違いなく生きているとは思う」と回答。
続く阿部は「様々な意見や解釈があっていいと思う。答えはいつもハートの中にあるのさ、yes .I .doですね(笑)」と主題歌の歌詞に掛け、会場一同大爆笑!
続いて、劇中に登場するような大金を自分が貰ったらどうするか?と尋ねられると「映画を見たお客様に還元したい。ひつまぶしを奢るとか!?」と答え、会場は更に大盛り上がりを見せた。
最後の質問は、今作の劇中でも印象的な『やられたら倍返し』の名セリフにちなみ、“倍返し”したいことはあるか?というもの。
阿部は「さっきと同じだけど、お客様に沢山還元、“倍返し”していきたいですね!(自身は倍返ししたいほど)あんまり怒りを溜めることはないかも。」と持論を展開。
また「『半沢直樹』のイメージがあって、力のこもった印象が強いセリフですが、できれば(西木は)力を抜いていこうかな思って」と西木の役作りに対する思いも語った。
大盛り上がりのトークパートの後、マスコミ向けのフォトセッションに。「大暴露、開始だがや!」と、本作のキャッチコピーが名古屋弁にアレンジされたボードが登場!
二人はにこやかな表情で写真撮影に応じた。最後には、阿部自ら自撮り棒を持ち、観客と共に記念撮影を実施。終始観客の熱気に包まれた舞台挨拶は、大盛況のうちに幕を閉じた。