三木洋の原作。坂本九を主演に迎えた67年製作のコメディ映画。誤診でガンであることを宣告されたコメディアン・九太郎に、突如膨大な遺産の話が舞い込んでくる。しかし、そんな彼の前にあやし気な殺し屋が現れ…。
この映画は腹をかかえて笑って見て頂きたい。そして見終えた後で、ほんのチョッピリこの主人公に同情して頂きたい。これは、この世で最高の幸運と、最低の不運に同時に見舞われた男の、奇妙キテレツな愛の物語りである。