下町の夜間中学校を舞台に様々な境遇の生徒に情熱を注ぐ教師との心の交流を描く。山田洋次監督が15年来温めていた企画を映画化した。
「学校」という言葉が死後になりつつありますが、学校は、母という字がふさわしいほど懐しくてたまらないところであった筈です。学ぶということがどんなに喜びであるか、教えるという仕事がどれほど手応えの確かな、生涯を賭けるにふさわしい素敵な職業であるか、ということをこの映画で描きたいのです。