FILMS作品一覧

©1966松竹株式会社

運が良けりゃ

1966年3月
スタッフ
脚本:山内久/山田洋次 監督:山田洋次 撮影:高羽哲夫 照明:津吹正 美術:佐藤公信 音楽:山本直純
キャスト
ハナ肇、倍賞千恵子、犬塚弘、藤田まこと、桜井センリ、砂塚秀夫、武智豊子、田辺靖雄、花沢徳衛、渥美清

山内久と山田洋次が共同でシナリオを執筆した時代喜劇。撮影は高羽哲夫が担当している。

山田監督「演出のことば」

落語はつねに反道徳的な人間が主人公です。すぐに隣人とけんかしたり、親をぶんなぐったり、侍の悪口をいったりする。しかし、それを「反封建制」の表現であるといってしまいますと、一面的になります。自分たちがつくりだしたモラルを大変不自由なものとして憎む、ということが含まれているわけです。その気持ちを笑いで吹き飛ばしながらある健康な生活を維持しようという民衆の気持ちが生み出した芸術が落語なのではないかと私も考えます。