著名人のおすすめコメント
- 増谷文良川喜多記念映画文化財団 鎌倉市川喜多映画記念館専任担当松竹映画100周年おめでとうございます!松竹映画は鎌倉の映画文化そのものであり、鎌倉市川喜多映画記念館でもこれまで様々な特集を開催してきました。小津安二郎監督の『晩春』『麥秋』をはじめとする鎌倉を舞台にした作品はぜひ記念館のスクリーンで見ていただきたいです。私が初めて小津映画を見たのは、学生時代、銀座にあった並木座で『東京物語』『秋刀魚の味』の二本立てでした。溝口健二、成瀬巳喜男、黒澤明といった巨匠たちの作品群に圧倒されるなか、小津映画にはどこか親密さを感じました。笠智衆、加東大介が岸田今日子演じるバーのマダムと軍艦マーチに合わせて敬礼する『秋刀魚の味』の場面が忘れられません。映画館の暗闇のなか、私もその場にいるような深い感動を味わいました。映画館の思い出とともにある好きな松竹映画の一つです。
一般の方のおすすめコメント
- Comment小津映画の時間の流れがまるで小川の流れのように心地よく、また低視線でのカメラからの映像がまるで静止画を見ているように美しい。昭和30年代の社会風俗、言葉遣いに見入ってしまいます。でも、どうして「秋刀魚の味」というタイトルにしたのか不思議です。らんじゃくび/50代
- Comment小津作品の完成形しんたろ/40代
- Comment"洋画ばかりがオシャレと思って観ていた時、小津映画に出会ってやられた!と衝撃を受けました。映画で起きる出来事は小さくても見終わった後のずっしり感が凄い。世界的に認められている監督ですが、この機微をDNAレベルで受け取れる日本人は恵まれているなぁと思います。
"おちさん/20代