八つ墓村

"「たぁたぁりぃじゃあ〜！」という多大なインパクトのCMが小学生当時の当方の心を鷲掴みにしました。
原作である角川文庫版は小学生に読破が厳しく、影丸譲也版の漫画をむさぼり読んでから友人母に連れられ総勢5人で観に行った記憶があります。
しかしながら終盤の辰弥と美也子のラブシーンは気まずい雰囲気に…
ミステリーとして観に行ったのにも関わらず、実はホラーだったというとても感慨深い作品でした。"

山崎努さんの多治見要蔵がとにかく格好いい。桜の下を走って来るシーン、怖いだけではなくて、ゾッとするような日本的な美しさがあってたまらない。そのシーンの一度聞いたら忘れられないような音楽も最高です。他にも好きな作品がたくさんあって迷いましたが、1番はやっぱり八つ墓村です。

子供の頃、テレビで流れていたCMの「祟りじゃ」のフレーズが強烈なインパクトでした。横溝正史の推理小説の映画化ですが、後年のＪホラーを先取りしたかのような祟りのもたらす惨劇は心底恐ろしく、大人になった今でも観た後夜中にトイレに行くのを躊躇ってしまいます(笑)