この度、第52回ロッテルダム国際映画祭(現地時間2023年1月25日~2月5日開催)に正式出品されることが決定致しました。
本作は、この年の映画界で注目を集めるハイライト作品で構成される「Limelight」部門に選出され、この部門での出品は邦画アニメ初。2017年には『海よりもまだ深く』(2016年/是枝裕和監督)、昨年は『ドライブ・マイ・カー』(2021年/濱口竜介監督)も出品された部門で、世界が注目する日本映画として、国内外で期待の声が高まっております。
「Limelight」部門は観客賞・NETPAC賞(Network for the Promotion of Asian Cinema=最優秀アジア映画賞)が対象となり、早くも本年度の賞レースに名乗りを上げ、受賞の期待が高まります。
毎年オランダの都市ロッテルダムで開催されるロッテルダム国際映画祭は、新人監督の登竜門的な存在として多くの若手映像作家の作品を紹介しており、1972年に始まり、2023年で52回目を数えます。毎年約600作品が上映され、来場者数は30万人を超えるヨーロッパでは重要な国際映画祭のひとつ。また、近年では世界三大映画祭となるカンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭に次ぐ最も重要な映画祭の一つに数えられています。
【原 恵一監督 コメント】
この映画の主人公は学校にも家にも居場所を失った七人の中学生です。
オランダにも同じような人達がいるでしょう。
この映画はそんな人達にこそ観ていただきたい。
映画の終盤、主人公のこころ、は自分以外の大切な仲間を救うため、必死に行動します。
きっと、泣き虫のヒロイン、こころを応援したくなるはずです。