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【映画公開までの道のり】宣伝プロデューサー編

公開に向けて山あり谷ありですが、どの映画も諦めず険しい道のりを歩んでいます。
今回はなかなか表に出ることのない、映画プロデューサーや営業スタッフの仕事内容や想いを『#映画公開までの道のり』と題し紹介していきたいと思います!


【第三回配信】宣伝プロデューサー 永井準哉

◆宣伝プロデューサーはどのような仕事ですか?
作品をお客さんに伝える仕事です。
お客さんをイメージし、そこに対して伝えるにはどういう方法が一番良いのかを考えます。
そのうえで、何を、どこに、どのタイミングで、どういう方法で出していくかを、全体の宣伝費を考慮し展開していきます。
とても多岐にわたる仕事です。

◆仕事をする上で、心がけていることはありますか?
自分の考えが必ずしも正しいとは思いこまず、なるべく人の意見や感想を一度聞くようにしています。
そのうえで、どれがベストかを判断するようにしています。

◆コロナ禍での撮影、映画の公開という今までとは違う環境で、宣伝方針も今までと変わりましたか?

作品が公開する頃に世の中がどうなっているかを想像して宣伝していましたが、今は想像というより祈りに近い感覚で未来のことを考えています。
世の中全体が気分が晴れない雰囲気だからこそ、せめて映画は人をワクワクさせる存在でありたいという思いが、強くなりました。

◆本作を宣伝していく上で、他の作品とは違う部分など、こだわった点はありますか?
大変おこがましいですが、映画を代表した作品という気持ちで、映画館や映画業界を盛り上げることを念頭に置いています。
撮影の長期中断があけて、再開する時に山田監督が「僕たちはこの状況で無事に映画を作ればいいというわけではない、良いものを作り上げなければいけないんだ」とお話されました。
その言葉を聞き、改めてお客さんに楽しんでいただくことが大切だと思い、宣伝をしていく中でお客さんがどう感じるのかを今まで以上に想像しています。

◆沢田研二さんが志村けんさんの代役と決まった際の想い
驚きと同時に、沢田さんの覚悟を強く感じ、震えました。
沢田さんは志村さんの代役ということではなく、三人目の主演です。
ゴウという役は志村さん、菅田さん、沢田さんの三人一役だと思っています。

◆この作品を通し“映画が公開されること”に対してご自身の中で考え方が変わったことはありますか?
公開が何度も延期せざるを得ないということを経て、“映画が公開すること”というのは、当たり前ではなく特別なことなのだと感じました。
どんなに素晴らしい作品で、どんなに宣伝をしたとしても、その作品を観られる環境がなければ、その映画は存在していないに等しいのではないかとも思いました。
とすると、公開されることで映画は完成するのだと思うようになりました。

◆『キネマの神様』を楽しみにしている皆さんへ一言
心から自信を持っておススメできる映画です。
映画館という特別な空間で、肩ひじ張らずに楽しんでいただきたいです。

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