11/28に開催された福原、水上、伊藤、嶋﨑、上川、小野塚、出口、松坂の豪華キャストが登壇した完成披露舞台挨拶のビハインド映像が解禁!
福原遥演じる主人公・百合が目を覚ますと、そこは1945年の戦時中の日本だった。そこで出会った水上恒司演じる彰に何度も助けられ、次第に百合は彰に恋していくというストーリーの本作。
11月28日(火)には主演の福原、水上ほか、伊藤健太郎、嶋﨑斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、松坂慶子が登壇しての完成披露舞台挨拶が行われ、サプライズの花束ゲストとして本作の主題歌「想望」を歌った福山雅治が登場!
登壇者には完全にサプライズだったこともあり、舞台上のキャストたちは揃って驚きの顔を見せていた。
今回、そんなイベントのビハインド映像が公開され、撮影現場ぶりに集まったというキャストたちは少し緊張気味の中、まずはSNS用の動画撮影からスタート。
「ハッ↑シュタグなんだ、大阪弁では」とイントネーションが気になったのか確認する水上に対し、嶋﨑は「いえ・・・たぶん違います」と笑顔でやんわり否定。
その姿に周囲も自然と笑顔になり、一気に和気あいあい和やかムードに。その後舞台挨拶の準備に入り、打ち合わせの場所に続々と集まってくる出演者たち。
しかし嶋﨑までソファに座った時点で残りのスペースが一人分となり、周囲を気遣って松坂が「立っているわ」というと、伊藤が「どうぞ座ってください」と松坂をエスコート。
松坂の申し訳なさそうな反応に伊藤もすかさず「一緒に立ちましょう」と提案、それに気づいた水上が「松坂さん…」と立ち上がり、他のキャストも続々と立ち上がるという配慮の大渋滞が発生!結局そのまま誰も座ることなく立ったままで打ち合わせが始まるという、全員が優しさの塊となっていた。
その後、打ち合わせでスタッフより「クロストークを楽しく盛り上げてください」と指名された伊藤は「任せてください!」と反応。
そしてなぜか福原、出口、松坂が話す予定の鶴屋食堂のパートでも盛り上げ役を指名され苦笑いをしつつ、「はい!」といい返事するも、出口や小野塚から「忙しい」と気遣われていた。
舞台袖への移動中、福原は「ついに公開ですね」と話しを切り出すも、小野塚から「完成披露…」とツッコまれて再び一同笑顔となり、「みんなでね、こうやって集まるのは撮影ぶりだから」と福原はニコニコ嬉しそうな様子。
そしてこれから始まる舞台挨拶を前に水上は「心強い!何も言いません」、福原も「伊藤先生お願いします」と揃って舞台挨拶の盛り上げ役を改めて伊藤にお願いし、伊藤が「いや、勘弁して…主演!」とツッコむなど仲の良さをみせた。
その後も伊藤は成田洋一監督に「すごく泣きました、自分が出ている作品で初めて」と話すなど、演じた石丸同様に明るいムードメーカーの一面を見せ、微笑ましい瞬間となった。
さらに嶋﨑もLil かんさいのメンバーと一緒に映画を観たそうで「みんな泣いてました」と監督に報告し、400本の百合の生花で彩られた舞台を前に花粉を心配する福原と出口、マイクをもらった小野塚は「想望」を歌うなど、開演ギリギリまでリラックスムードだった。
イベントでは、サプライズ登壇した福山雅治に会場全体からどよめきが起こり、福山も恐縮した様子で「僕は長崎の出身です。父や祖父母が原爆を体験していまして、小さい頃から平和教育を受けてきた人間なんですけども、少しずつ日本が戦争をしていたということから、だんだん時間が経って、被爆者の方もどんどん亡くなっていって、時代がどんどんかわっていってるなというなかで、今この若いキャストの皆さんが、この作品を表現されていて、そして誠実に当時の人間を生きようとしているその姿にとても感動したのを覚えています」と映画の感想を語った。
最後に観客に向けて水上は「やっぱりできることっていうのは、伝えていくことしかないのかなと思います。ぜひ皆さまも帰った後に大切な人に“ありがとう”だったり、何か喧嘩していたら“ごめんなさい”って言葉だったり、優しい言葉をかけてあげてください」、そして福原も「大切な人と一緒に過ごす時間だったり、夢に向かって歩めることも本当に幸せなことだと思います。ぜひ映画をたくさん観ていただけたら嬉しいです。」と笑顔で語りステージを降壇。
舞台袖に戻ってきた出演者たちは改めて全員で記念撮影をし、和やかな様子でイベントを終えた。舞台裏の様子が詰め込まれた本映像は、終始キャストたちのチームワークの良さと、優しさあふれる様子が伝わってくるものだった。
さらに本作を一足早く鑑賞した著名人よりコメントが到着!!
水上と共演経験のある俳優の阿部サダヲは「将来の夢を、淡々と、過去形で語る彰に持っていかれました…。そして今の時代を後ろ向きに生きてた百合さんだから、1945年の人達にストレートに言える事ってあるんですよねぇ、よく出来てるわぁ…。「32歳でもうおじいちゃん?」と言う寺岡さん(上川周作)の台詞、違う意味で泣けました(笑) 阿部サダヲ(53歳)」とユーモアを交えてコメントを送り、
お笑い芸人のシソンヌ長谷川は感動したくさん涙を流したのか「時空を超えた究極の愛のカタチでした、若くして儚く散っていった先人たちに対して背筋が伸びました。バスタオル3枚でも足りないかもしれません、上映前にはたっぷりと水分補給して下さい。」とコメント。
さらに俳優の千葉雄大は「汚い言葉を吐きたくなるほど、うんざりする現実は、残念だけど変わらず僕らの時代にもある。もしかしたら変わらないんじゃないかとすら思ってしまう。でも、せめて目の前にいる自分の愛する人たちとの、下手な歌でも肩を組んで一緒に歌ったり、幸せの味を共にしたりするひとときは守っていきたい。誰かを大切に思う輪があの丘の百合のように広がっていきますように。」、
女優の石井杏奈は「最後にタイトルの意味を理解した瞬間、あの花が咲く丘にいる彰と百合の笑顔が思い浮かび、幸せな匂いに包まれました。」と観終わった本作へ思いを馳せるコメントを送っている。
人を愛すること、大切に思うこと、共に生きることー。今では当たり前のことが許されなかった時代に出会った、百合と彰。2人の時を超えた愛が交差する、涙なくしては観られないラブストーリー『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は12月8日(金)より全国公開。