今なお世界で愛される名作映画『晩春』『東京物語』などを手掛けた日本を代表する映画監督・小津安二郎監督は、2023年12月12日に生誕120年を迎えます。生誕120年記念特別企画「~朗かに歩め~」では、ココでしか聞くことのできない講談、落語、座談会、サイレント作品に音声を付けた作品のダイジェスト上映など、小津監督に関係する様々なイベントをご用意。にぎやかにお誕生日をお祝いします!
■開催要項
日 時:12月1日(金)会場18:00 開演18:30
会 場:東京芸術劇場 プレイハウス
「池袋駅」西口より徒歩2分
料 金:全席指定6,500円(オリジナルお土産付き!)
主 催:松竹株式会社 小津安二郎生誕120年記念プロジェクトチーム
協 力:㈱夢空間
・夢空間 (平日11時~18時)0570-06-6600
・チケットぴあ[Pコード:553-332]
・ローソンチケット [Lコード:32814]
※店頭販売(ローソン「Loppi」でも直接、ご購入いただけます)
・e+ (イープラス)
小津安二郎監督とは?
小津安二郎監督は昭和初期から戦後にかけて、計54本の映画を撮影しました。この時期は映画のあり方が大きく変化していった時代であり、サイレントからトーキー、モノクロからカラーと、小津監督は当時の全ての様式で作品を発表しています。そして今なお国際的に高い評価を得ており、ローポジションで撮影された緻密な構図を特徴とした美意識の高い映像表現は「小津調」とよばれ、世界の映画監督に大きな影響を与えています。
生誕120年記念特別企画「~朗かに歩め~」とは?
「世界的な名匠」の誉れ高い小津監督ですが、一方でユーモアやお酒、おいしい物、美しいもの、友との語らい、オシャレをこよなく愛する趣味人でもありました。2023年は小津監督の生誕120年没後60年という節目の年。若き日の小津監督が手掛けたサイレント作品『朗かに歩め』のタイトルにちなみ、お誕生日である12月12日を前に小津安二郎生誕120年を祝い、楽しいひとときをお届けします!
ご来場者には生誕120年を記念したオリジナルお土産もご用意!会場ロビーでは、小津作品の海外向けポスターや、生誕120年を記念したアーティスト長場雄とのコラボレーションによるアートワークを展示。開演前、幕間、終演後もお楽しみいただけます!
新作講談「小津安二郎物語」(講談師 田辺いちか)
新鋭「田辺いちか」による書き下ろしの講談で、小津安二郎監督の生涯をたどります。
子供のころから始まって、代用教員時代、若き助監督時代、従軍していた頃など、印象的なエピソードを名調子に乗せてご紹介!
小津監督の初期作品をイメージした古典落語!(落語家 柳亭小痴楽)
小津監督の初期作品には、青春を謳歌している学生、小市民や長屋の人々が登場し、落語の世界にも通じるような活き活きとした姿を見せています。映画が大好きな「柳亭小痴楽」が、初期作品に出会ってイメージした古典落語をご披露。演目は当日のお楽しみ!
小津安二郎生誕120年記念プロジェクト特別映像
生誕120年を記念して製作された『晩春』『東京物語』『秋刀魚の味』など、小津監督の代表作を紹介する特別映像や、サイレント作品に音をつけた音声版などを上映。
小津安二郎監督、笠智衆さんの思い出(山田洋次監督、中井貴惠)
小津安二郎監督、笠智衆さんの思い出(山田洋次監督、中井貴惠)
1954年に松竹大船撮影所に入所した青年・山田洋次にとって、小津監督は仰ぎ見る大先輩でした。一方、作品の常連だった松竹の大スター佐田啓二の長女・中井貴惠は、小津監督と家族ぐるみで親交が深く、幼少のころ孫のように可愛がられて育ちました。直接小津監督を知る二人に、元NHK桜井洋子アナウンサーと柳亭小痴楽が聞き手となって、小津作品に対する思いを伺います。
小津安二郎公式WEBサイト:https://www.cinemaclassics.jp/ozu/