松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

閉じる
私の好きな松竹映画
山崎紀子
Profile
山崎紀子
シネ・ヌーヴォ支配人
大阪美術専門学校にて3年間、油彩画を学ぶ。在学中に今はなき梅田花月の夜だけ映画館「シネマワイズ」にてアルバイト。2001年11月、シネ・ヌーヴォに入社。2008年8月、支配人に就任。以降、数々の特集上映企画に携わる。
  • 蒲田行進曲

    公開年:1982年/上映時間:109分/監督:深作欣二

    Comment
    幼少期に近所にあった映画館・田辺キネマで観た、エネルギーに満ち溢れた『蒲田行進曲』。大立ち回りの時代劇スター、初めてみる撮影所の不思議な空間、監督やカメラマンなどのスタッフの役割や、役者同士の見栄の張り合い、男の意地と女の意地、大人の建前と本音、そして燃えるように熱く生きる登場人物を子供ながら垣間見た記憶は古びていない。そして、映画館で働くようになり、深作欣二監督特集での再会。改めて、映画の面白さがこんなに詰め込まれた人情味豊かな娯楽映画だったことに感動した。田辺キネマは残念ながら2012年に閉館したけれど、『蒲田行進曲』の記憶や当時の空気はずっと心に残り続けることを実感している。