著名人のおすすめコメント
- ポン・ジュノ映画監督繊細でありながらパワフル、リアルでありながら怪異的な藤山直美の名演技。
演劇界で名を成す彼女を、ついにカメラの前に引っ張り出した阪本順治の鋭く抑制された演出力が光を放つ傑作。
殺人と死が染みついた逃走の旅が、いつしか生きることの美しさを発見する粘り強い旅に変わっていく、実に魔法にかかったようなストーリーである。
激しくもがきながらも、もはや止まるとのできない主人公の最後の顔を見た時、この映画が終わることなく永遠に続くことを祈ってしまう。なかなか出会うことのできない、まさに映画的な体験と言えるだろう。 - 安川午朗劇伴音楽家映画のエンドロール、物語を締める事として気になるシーン。読後感に値する終わり方に感動しました。