故郷
公開年:1972年/上映時間:7巻/監督:山田洋次
私の好きな松竹映画
松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。
そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100本
をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。
松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる を直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!
夫婦で営む石舟の家業を続けられず故郷を離れていく主人公(井川比佐志)が、最後の航海の途中、妻(倍賞千恵子)にこの言葉を言う。“胸をつかれる”とはこういうことだ。この映画が公開された70年代はもちろん、現代に至るまでこういう状況に置かれた人たちの、どうにもできない憤りを山田洋次監督はていねいに掬い上げ、代弁している。