松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
朝原雄三
Profile
朝原雄三
映画監督
1964年生まれ。 松竹株式会社映像企画部演出グループ所属。
監督作品「サラリーマン専科」「釣りバカ日誌14~20」「武士の献立」「愛を積むひと」など。
  • 永遠の人

    公開年:1961年/上映時間:107分/監督:木下惠介

    Comment
    ウソかマコトか木下恵介監督は試写室でしばしば、「いいねえ、素敵だねえ」、「ボク、(演出が)ウマイねえー」と思わず声に出しながら自作のラッシュをご覧になっていたそうです。さすが「二十四の瞳」「カルメン故郷に帰る」などの大ヒット、名作の数々を連発した天才監督!そして今、ぼくもDVDで「永遠の人」を見ながら、「いいねえ、ステキだねえ。ウマイねえー」と声に出しそうになってしまいます。その脚本のモダンさ、撮影の見事さ、演出のテクニック。「ヨッ、天才監督!」
    けれど「永遠の人」をはじめ木下作品がこんなにも素晴らしいのは、やっぱり松竹という会社が、大船という撮影所が、映画の持つ力を当時まだまだ本当に信じて作品を送り出していたからではないかしらん、と考えてもしまうのです。次の松竹映画の百年に幸あれ。