松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
上田慎一郎
Profile
上田慎一郎
映画監督
1984年、滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。2009年、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。
『お米とおっぱい。』『恋する小説家』『テイク8』等8本の映画を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得する。
2017年、初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が2館から350館へ拡大する異例の大ヒットを記録。
三人共同監督作の『イソップの思うツボ』が2019年8月に公開、そして劇場用長編第二弾となる『スペシャルアクターズ』が同年10月に公開。
2020年5月、監督・スタッフ・キャストが対面せず“完全リモート”で制作する作品『カメラを止めるな!リモート大作戦』をYouTubeにて無料公開。
同年9月、新作映画『ポプラン』製作開始。
  • 蒲田行進曲

    公開年:1982年/上映時間:109分/監督:深作欣二

    Comment
    「映画づくりを描いた映画」の傑作。とにかく画面から放射される熱量が半端ではない。役者もカメラも常に高い熱量を放ちながら動きまわる。人が動き、カメラが動き、光や音が動き、音楽が動き、そして感情が動く。映画とはアクションだ。改めてそれを思い知らされた作品だった。
    実に荒唐無稽である。登場人物の感情が乱れると天気も乱れて雷が落ちてくる。でもそれでいいのだ。映画は虚構だ。大嘘だ。でもその大嘘の中に本当が混じっている。ラスト、現実と虚構を隔てていた壁が崩れた時、映画の持つ力にクラクラさせられる。