松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
大崎章
Profile
大崎章
映画監督
龍村仁に師事してドキュメンタリー番組、CMなど制作。その後フリーの助監督として『無能の人』(91)、『あの夏、いちばん静かな海。』(91)、『ソナチネ』(93)、『式日』(00)など数多くの作品に参加。2006年『キャッチボール屋』にて長編監督デビュー、第16回日本映画批評家大賞新人監督賞受賞。『お盆の弟』(15)では第37回ヨコハマ映画祭にて主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞の4冠受賞。最新作に全編即興の実験的映画『無限ファンデーション』(19)など。
  • 3-4X10月

    公開年:1990年/上映時間:96分/監督:北野武

    Comment
    度肝を抜かれた。今までこんな日本映画を見たことがなかった。1990年の秋に助監督の先輩と二人で見た。正直、面白いのか面白くないのかこの時はわからなかった。当時、説明的な台本と説明的な映画にどっぷり浸かっていた。突然殺す。気持ち悪い構図。アイビールックのヤクザ。ドラマツルギーを感じない。極楽鳥花。キャッチボールは成立しない。それなのに友情。「3-4×10月」今タイトルを聞いても、映画の内容は想像できないだろう。まさか、この監督の作品の助監督をやる事になるとは、この時想像出来なかった。