松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
立川志らく
Profile
立川志らく
落語家
1985年立川談志に入門、1995年真打昇進。
映画評論家、エッセイスト、劇団主宰、情報番組MC、コメンテーターなど幅広く活動。
日本映画監督協会所属。
  • 男はつらいよ

    シリーズ含む

    公開年:1969年/上映時間:91分/監督:山田洋次

    Comment
    私の選ぶ松竹映画はなんといっても山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズだ。勿論、小津作品をはじめ大好きな映画は沢山ある。でもリアルタイムで一番松竹映画を感じさせてくれるのは寅さんだ。私の持論でわからないことがあったら寅さんに聞けば解決する、というのがある。作品の中に答えを探すのではなく、寅さんならなんと答えてくれるか想像するのだ。幼稚園の騒音問題、あおり運転、セクハラにパワハラ、新型コロナウイルス、世の中あらゆる問題がある。寅さんならそれらについてなんと答えてくれるか。正解かどうかはわからないけど日本人の在り方を教えてもらえると思っている。「男はつらいよ」は松竹の良心であり日本人の宝物なのである。