松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
みなみかわ
Profile
みなみかわ
お笑い芸人
松竹芸能所属。2015年7月~2019年1月まで漫才コンビ「ピーマンズスタンダード」として活動。痛みを感じないロシアの柔術システマ(の呼吸法)を得意とする。コンビ解散後は、ピン芸人として、バラエティ番組や舞台などで活動中。
  • 丑三つの村

    公開年:1983年/上映時間:105分/監督:田中登

    Comment
    実際の事件をベースに描かれたこの作品。
    一見異常な殺人者の物語と思いきや、その時代、その空間、風習、全てが狂気に満ちている。

    古尾谷雅人さんが犬に向かって「ワンワン」と吠えあい、
    五月みどりさんがトップレスから母乳を垂らし、
    池波志乃さんが負けじと妖艶な濡れ場を魅せ、
    田中美佐子さんが必要じゃない所で脱ぎ、
    大場久美子さんだけ脱がなかった。

    古尾谷さんが「俺を夜叉にしてくれ!俺を鬼にしてくれ」と鬼気迫る顔面で村中の人間を殺しに行くのに
    どこか80年代のポップな電子音のBGM。

    なんだかわからないが凄い。とてつもなく悲惨で事件も陰惨を極めるのに、凄すぎて笑ってしまう。

    人間っていうのは自分のキャパを超えるシーンを観てしまうと脳にストッパーが掛かって笑うようにできてると思う。ストッパーかけまくり。完全に僕を殺しにきた映画。

    人生に何度かそんな名作に出会う事がある。
    そういう意味でこの作品はまごう事無き名作です。