松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
矢島孝
Profile
矢島孝
松竹プロデューサー
松竹大船撮影所の製作部として、「男はつらいよ」シリーズ、「釣りバカ日誌」シリーズ、「息子」、「学校」、「美味しんぼ」、「遠き落日」、「サラリーマン専科」など多数の作品を手掛ける。プロデューサー転身後も、映画、テレビドラマ、オリジナルビデオ等多数。主な作品に「てなもんや商社」「あ、春」、「異端の夏」(TX)、「母べえ」、「鴨川ホルモー」、「東京家族」、「超高速!参勤交代」「ソロモンの偽証」「超高速!参勤交代リターンズ」「空飛ぶタイヤ」「引っ越し大名!」など。
  • 事件

    公開年:1978年/上映時間:138分/監督:野村芳太郎

    Comment
    新藤兼人の圧倒的な脚本を野村芳太郎が熟練の演出で料理した傑作。
    現在と過去がタペストリーのように織りあがった構成に舌をまき、この人しかいないだろうというキャスティングの妙にしびれます。“事件”の核で見せる松坂慶子の表情に悶絶。
    硬質なテイストの中にあって、ラストシーンの渡瀬恒彦と大竹しのぶのやりとりに、松竹っぽい温かみが感じられ、映画作りに迷いがでるとこの作品に立ち戻ります。