超高速!参勤交代
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公開年:2014年/上映時間:119分
著名人のおすすめコメント
- 洪相鉉(ホン・サンヒョン)全州国際映画祭
プログラミングアドバイザーかつてギリシャの賢人に「平均以下の者を模倣し、人を笑わせる」次善のジャンルと決め付けられた喜劇の定義は極めて純朴だが、愚かでも臆病ではない選良を登場させたフランクㆍキャプラの『スミス都へ行く』で革新を迎えた。 文化史の長い流れの中でわずか120年余りしか占めていないシネマの快挙。 「百年名家」松竹の「世界映画遺産」『釣りバカ日誌』シリーズで修練を積み、ハリウッドレガシーまで自己化している名匠、本木克英の才能で生まれた『超高速!参勤交代』は、この「喜劇の美徳」を「根っからのお人よし」のヒーローを通して受け継ぐ一方、時代劇という外装を成功的に活用し「日本映画」といえば黒澤明を思い浮かべる世界人の胸を揺さぶり、活劇のダイナミックスまで加えている。 もちろん「真の正義」の意味を問う真剣な主題意識も誠実に発現している。絶えず爆笑を引き起こす119分が決してそれだけの時間とは言えない理由である。