松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
竹中直人
Profile
竹中直人
俳優
1956年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。1983年、テレビ朝日系バラエティ『ザ・テレビ演芸』でデビュー。1996年にNHK大河ドラマ『秀吉』で主演を務め、高視聴率を記録する。コメディアン、俳優として活動する一方で映画監督もこなすなど、マルチな才能が高く評価されており、『日本アカデミー賞』最優秀主演男優賞など、多数の受賞歴をもつ。俳優としての代表作に「シコふんじゃった。」(1992年)「Shall we ダンス?」(1996年/ともに周防正行監督)、監督作品に「無能の人」(1991年)、「東京日和」(1997年)などがある。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科で客員教授を務める。2021年に劇場版映画『ゾッキ』では自身8作目となる監督作品が公開予定。
撮影:大石隼土
  • 無能の人

    公開年:1991年/上映時間:107分/監督:竹中直人

    Comment
    松竹映画100周年おめでとうございます。松竹の映画を1作品挙げるなんて事はとても無理な話しです。しかしここは自己顕示欲を強く持って挙げさせて頂きます!それは…
    私の監督デビュー作品《無能の人》(1991)です。まだぼくがまだ34歳の時でした。まさか自分が監督として松竹作品でデビューするなんてまるで夢のような出来事…。それも35ミリのフィルムカメラです!大好きだった小津安二郎監督作品常連の、久我美子さん、須賀不二男さん、《突貫小僧》(1929)の青木富夫さんにも出演していただきました。そして小津作品の中でもたまらなく好きだった《東京暮色》(1957)へのオマージュとして、あるシーンと全く同じカットで撮影しました。
    松竹映画《無能の人》は、ぼくにとっては一生忘れられない最高の映画です。
    松竹作品に名を残せた事も最高の喜びです!
    本当にありがとうございます。感謝を込めて…。