松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
戸川喜史
Profile
戸川喜史
株式会社序破急
取締役銀幕部長
弊社では、広島市内で八丁座・サロンシネマの2つの映画館を経営しております。街中映画館として、多くのお客様に映画を楽しんで頂ける環境づくりに鋭意努力しております。
  • 女の園

    公開年:1954年/上映時間:104分/監督:木下惠介

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    戦前の封建的な教育が根強く残る名門女子大で、戦後の女生徒たちが自由を求めて立ち上がる姿を描いた激しい闘争劇。反体制思想に目覚めて女学生を扇動する財閥の娘・久我美子。勉強熱心で生真面目だが精神的に弱くて泣き虫な高峰秀子。言いたいことは言う奔放なはねっ返り娘の岸恵子。そして彼女たちの前に大きく立ちふさがる舎監・高峰三枝子の圧倒的な存在感。スター女優たちの熱のこもった競演は、女優王国として知られる松竹ならではの迫力です。女性映画の名匠・木下恵介監督が、得意とする「耐え忍ぶ女性」とは打って変わって、それぞれの立場から激しく主張しあう自立した女性たちを、パッションを込めて描きます。「#Me Too」運動で女性の人権が叫ばれる現代でも全く古びない名作です。