松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
洪相鉉(ホン・サンヒョン)
Profile
洪相鉉(ホン・サンヒョン)
全州国際映画祭
プログラミングアドバイザー
全州国際映画祭プログラミングアドバイザー、《NEWSTOF》専門委員、コメンテーター、翻訳家。東大留学後、富川国際ファンタスティック映画祭などで務めた。連載中の映画人インタビューは、韓国一の人気を誇る。
  • 超高速!参勤交代

    シリーズ含む

    公開年:2014年/上映時間:119分/監督:本木克英

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    かつてギリシャの賢人に「平均以下の者を模倣し、人を笑わせる」次善のジャンルと決め付けられた喜劇の定義は極めて純朴だが、愚かでも臆病ではない選良を登場させたフランクㆍキャプラの『スミス都へ行く』で革新を迎えた。 文化史の長い流れの中でわずか120年余りしか占めていないシネマの快挙。 「百年名家」松竹の「世界映画遺産」『釣りバカ日誌』シリーズで修練を積み、ハリウッドレガシーまで自己化している名匠、本木克英の才能で生まれた『超高速!参勤交代』は、この「喜劇の美徳」を「根っからのお人よし」のヒーローを通して受け継ぐ一方、時代劇という外装を成功的に活用し「日本映画」といえば黒澤明を思い浮かべる世界人の胸を揺さぶり、活劇のダイナミックスまで加えている。 もちろん「真の正義」の意味を問う真剣な主題意識も誠実に発現している。絶えず爆笑を引き起こす119分が決してそれだけの時間とは言えない理由である。