松竹は、100年に渡り約5,000タイトルの
映画を配給または製作し、映画史に輝く名作から、
コメディ、アクション、カルト作品まで、
さまざまな作品をお届けしてきました。

そんな中から、
“今、観たい映画”を
テーマに選んだ100

をご紹介。
初めて出会う映画から、
今また見返したい作品まで、
新たな感動に出会える作品がきっとあるはず。

松竹社員による渾身のレコメンド文から探すもよし、
気になる#タグを直感で選ぶもよし!
とっておきの1本を、
みつけてください!

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私の好きな松竹映画
徐昊辰
Profile
徐昊辰
映画ジャーナリスト
1988年上海生まれ。中国の映画誌「看電影」、日本の映画サイト映画.COMなどで、映画批評などを寄稿。北京電影学院に不定期に論文を発表。2020年から上海国際映画祭プログラミング・アドバイザーに就任。
  • 永遠の人

    公開年:1961年/上映時間:107分/監督:木下惠介

    Comment
    木下恵介監督はずっと映像の限界に挑戦しています。日本の初カラー映画「カルメン故郷に帰る」から、斜めに撮影された「カルメン純情す」。そして「永遠の人」、こんな泥臭い物語を自然豊かな阿蘇を背景とし、田舎という閉じられた空間で、地主と小作人、親と子、男と女の間、とんでもない展開が続きます。何より日本のモノクロ映画にフラメンコの音楽と熊本弁の歌詞をかける木下監督は、本当に天才でかっこよかったです!この非日常の世界で、高峰秀子と仲代達矢の演技合戦ができました!人間が生きるとはどういうことなのか?本当の愛とは何か?この究極の愛憎物語を日本映画史、いや世界映画史に永遠に残したい!